ちょっと軽目の話をひとつ。最新機器MRIの直径はわずか80 cmほど。筒状の機械の中に頭から足の先まですっぽりと差し込まれる格好で検査します。
痛みがあるわけでなし、別にたいしたことはなさそうだが、これは人によってかなり苦痛になってしまう。足もとはわずかに開いているものの、ほとんど簡形ののお棺の中にいれられたような感じで、顔の部分に窓があるわけでもない。そして、体の上、右、左を至近距離でぐるりと囲む円筒形の壁。
体を起こすことはもちろんどこにも逃げ場がありません。そんな状況下で検査時間は約50分。しかもその間動くことはおろか横を向くこともできません。
実際、閉所恐怖症の人などはガマンできずに途中で「出してくれ〜」と叫ぶ人もいます。内視鏡検査などとは一味違う苦痛です。
最近は、片側だけが開いているMRIやメガネをかけて狭さを意識させないなどのMRIも登場しているので割と誰でも受けられるようになってきています。
【オープン型MRIなら閉所恐怖症の人も検査が可能です】
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