姿勢と血圧

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立っている時は、重力が下に働きます。そのままでは下半身に下がってしまうはずの血が上半身にとどまっていられるのは、手足や内臓の血管収蝕作用のためだと言われています。横になると、その働きがなくなるので血圧が下がります。また、横になるとリラックスできることも重要なポイントです。眠らなくても静かに目をつむっているだけで交感神経の緊張が解けて、回復能力が高まります。

血圧が高い人はベッドを使うとよいのですが、これも姿勢による血圧の変化に関係があります。横になっている状態から急に起き上がろうとすると、一時的に最高血圧値が低くなり、立ちくらみや脳卒中、心筋梗塞などの発作を起こしやすくなります。

しかしベッドを使用していると、立ち上がるまでに、いったん腰かける姿勢になるので、ワンクッション置くことができます。またベッドの場合は、心臓の高さがあまり変化しないので、血圧の変動が少ないというメリットがあります。布団で寝起きする場合にはゆっくりとした動作を心がけ、起立時の血圧の変動を防ぎましょう。

そして血圧が高い人に重要なのがカリウムです。降圧剤を使わなくてもカリウムの摂取でかなりのところ下げることが可能な人も多いそうです。

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