みちがえる髪と肌のナイトケア

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「美肌のためには規則正しい時間にぐっすり寝る」良質な睡眠が一番大切ということを、誰しも一度は耳にしたことがあるはず。

午前1時過ぎに寝る人はNG

「肌の新陳代謝は、主に睡眠中に行われます。睡眠時は副交感神経が優位になり、肌の血流量も増加。この血流に乗って栄養素や成長ホルモンが肌細胞に届けられ、新しい肌への生まれ変わりを促します。

肌の再生リズムは、顔とひと続きの皮膚である頭皮においても同じ。しかし、現代社会において、規則的かつ良質な睡眠を取るのは難しいのも事実。

「不規則な時間に就寝する人は、ホルモン分泌のリズムが乱れていたり、黄体期に皮脂分泌量が減少する傾向にあるなど、規則的な人と分泌パターンが異なる。
また5分程度の睡眠中断によっても、本来あるべき肌の再生リズムが乱れることが確認されている。

肌本来の再生リズムの変調は、潤いを保つバリア機能の低下につながる可能性がある。加えて今の季節は「睡眠環境」が及ぼす肌への影響も見逃せない。

「睡眠中は大量の汗をかくうえに、冬場の室内は乾燥しています。肌も髪も水分が蒸散しやすく、特に髪は乾燥と枕の摩擦が重なると、キューティクルが損傷しやすい状態に。
そもそも本来、睡眠中は肌再生のピークタイム㌔寝る前に正しいお手入れを行うと、肌自らがきれいに再生するカを、最大限に高めることができる。
「そのためには、バリア機能の向上が不可欠です。乾燥や外的刺激から肌をシールドしてあげること。さらに血流を促し肌細胞に栄養を届けるマッサージも効果的」。
加えて、目元や口元など日中せわしなく活動する部分は、睡眠時こそ絶好のお手入れタイムだという。

具体的にスキンケアのボイントは、大きく分けて2つ。まず肌のバリア機能をサポートすること。そして肌細胞の代謝に必要な栄養を送り届けることだ。バリア機能をサポートするためには、化粧水で水分を与えた後、肌の最上層「「シールド膜」を作るのが効果的。

乳液やクリームに加え、軽やかな感触に進化した美容オイルやパームなど、油系成分豊富なアイテムでしっかり肌を包みこもう。一方、肌細胞の代謝に必要な栄養を届けるには、血流の促進が欠かせない。そのために有効なのが、静脈が流れる肌表面に刺激を与えて促すマッサージ。

「顔中に走る血管のうち、特に自力で巡る力のない「静脈」を押し流してあげることで効率良く血流を促進できる。また肌全体に栄養を巡らせることに加え、日中は目まぐるしく活動する部分に、きちんと栄養を届けることもお忘れなく。

「まばたきや会話で休みなく動く目元・口元は、日中ケアがなかなか難しい部分。なかでもまつげは、体毛と同じく睡眠中に毛を生み出す毛母細胞の代謝が進むため、寝る前ににたっぷり栄養補給してあげましょう。

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