アロエを梅酒に漬け込んで便秘解消

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私の便秘症は、子供を妊娠して以来、30年以上もつづいた筋金入り。びろうな話で恐縮ですが、指を入れてかき出さなければならないほどひどくて、それでもやっと、ヤギのふんのようなポロポロの便が出てくる状態でした。 私はずっと勤めを持っていましたから、朝は戦争のような忙しさ。 家族に食事をさせて、学校や会社に送り出し、それから自分も急いで会社に飛んでゆく毎日で、とてもトイレタイムに気を配る余裕がなかったのです。 やがて盲腸のあたりに丸いころころしたしこりができて痛むようになりました。検査をしたところ、便秘のために横行結腸と上行結腸がが障害を起こし、痛みやしこりの症状が出たことがわかりました。腸を切ってつないでも、便秘がつづけばまた同じ繰り返しになるということで、「とにかく必死で便秘の解消にとり組みなさい」と医師に厳命されてしまったのです。 それで注目したのが綬下作用の強いアロエでした。最初私は、とにかくアロエをたくさんとればよいと考えて、1回に生薬5cmほどをこまかく刻み、コップ8分目ほどの水で、1 日何回もガブガブと飲んでいたのです。この飲み方は私の胃には刺激が強すぎて、便秘解消よりも先に、すっかり胃を荒らしてしまいました。 それでこんどはアロエ酒に挑戦し、最初は、一般的なホワイトリカーで漬けていました。ところが偶然見た漢方の本に、梅酒でアロエ酒を作るとよいと出ていましたので、何年来も貯蔵していた梅酒を活用してみようと思ったわけりです。 梅酒1.8Lに対し、アロエの生葉は200gほど用意します。洗って水けをふきとり、トゲをとって、5cmほどにこまかく刻んでから漬け込みました。梅酒に氷砂糖が入っていますから、入れるのはアロエの葉だけです。3ヶ月そのまま冷暗所においたあと、アロエの葉はとり出しました。このアロエ酒を、毎日夕食後に3mlを2倍の水で割って飲みつづけました。梅酒に漬けると、アロエの苦さが緩和されてとても飲みやすく、おいしく飲めて、私の体にもよく合いました。 もちろん、あの苦しかったがんこな便秘はすっかり解消し、便が気持ちよく出るようになりました。友だちの娘さんがお産をされたときも、出産後なかなか便が出ないというので、このアロエ酒をさしあげて、とても喜ばれました。 また、私は昭和56年に事故で大量の輸血をしています。忘れたころに出るという血清肝炎が心配で、年に何回も血液検査をしているのですが、いまのところ無事に通過しています。長年飲みつづけているアロエ酒が予防に役立ってくれているのかもしれないと考えています。

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