生理痛を和らげるビタミン

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月経前緊張症は日ごろからビタミンB6、Eをのんでいれば症状は軽くなる。生理前のイライラ、ストレスにはビタミンCも必要。

婦人科の専門医によると、生理痛が起こる病気は大きく分けて2つあります。ひとつは原発性月経困難症、もうひとつは子宮筋腫や子宮内膜症など、ほかの婦人科の病気のために起こる続発性月経困難症です。
原発性月経困難症は、生理のときに骨盤の周囲が充血するため、それが鬱血して腹膜がひっぱられ、強い痛みを感じるものです。
お産の経験のない女性や子宮発育不全の女性によく見られます。たいていは市販の鎮痛剤で治まるのですが、補助的にビタミンB1を服用すれば、痛みも早く治まるはずです。B1が子宮の筋肉痛をやわらげてくれるからです。

続発性月経困難症は原因となる病気の治療が重要です。

月経前緊張症は、女性ホルモンのバランスが悪い人によく見られる状態です。生理後に活発に分泌される卵胞ホルモンと、生理前に活発に分泌されるべき黄体ホルモンとの交替がうまくいかない女性に生じるイライラ、憂鬱感、乳房の痛み、肌荒れ、肩こりなどの症状をいいます。このような女性にはビタミンB6 が効果を発揮します。
ビタミンB6にそのような効果があるのは、次のような理由からです。卵胞ホルモンのエストロゲンは、脳の性中枢からの刺激によって卵胞が発育する過程で分泌される女性ホルモンです。この卵胞ホルモンは、皮膚の代謝を促進して女性の肌をみずみずしくしたり、膣に弾力性を与えたりと、女性らしさをつくりだすホルモンですが、もっとも大切な働きは、受精した卵胞が着床する子宮内膜を発育させることです。

黄体ホルモンというのは、排卵後、黄体となった卵の抜け殻から分泌されるホルモンです。これは子宮内膜に栄養が十分に行き渡るように作用します。

こうして卵胞ホルモンと黄体ホルモンとがスムーズに交代してうまく働いていれば、月経前緊張症は起こらないわけです。ところが卵胞ホルモンのエストロゲンが代謝されずに排卵後まで残っていると、黄体ホルモンが正常に作用できないため、次の生理のための子宮の変化が順調に進まず、イライラなどがつのってきます。そうしたもろもろの症状に効果があるのがビタミンB6 です。B6がエストロゲンを早く代謝して無害な物質に変えてくれるからです。

アメリカでは、かなり以前から月経前緊張症によるイライラなどの症状に、ビタミンB6がよく使われているようです。ピルを常用する女性が多いためだと思われます。月経前緊張症は、日ごろからビタミンEをのんでいれば症状が軽くてすむことが多いものです。ビタミンEが脳の止憫床下部に作用するからです。さらに生理前のイライラでストレスがたまっているときには、ストレスを解消させるために副腎皮質ホルモンを活発に分泌させなければなりません。それにはビタミンCも必要となります。