手術用メスの手入れ

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現在、一度使った手術用のメスを研ぎ直して再利用している病院は、日本にはおそらくない。ただし、昭和30年ぐらいまでは、手術用のメスは、専門の職人が砥石で研ぎ、何度も使うものだった。
昭和40年代、刃だけを取り替える替え刃式、あるいは刃と柄が一体になった使い捨てメスが主流となった。

最近は、使い捨て全盛の時代で、これは特殊アルミ箔で完全密封されているので、包装をはがすだけで、すばやく清潔なメスが使用できる。救急医療の現場などでも、非常に使いやすくなっている。だが、どんどん医療ゴミが増え、医療産業廃棄物は、大きな問題になってきている。

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