ホームレスにはげはいないがヒント

私の医院のある大日本橋では、ホームレスの人々を多数見かけます。ここで私は、ホームレスの人たちには、ハゲや薄毛の人がかなり少ないという事実を発見しました。

興味を抱いた私は、実際にホームレスの人々200人の頭髪を実地調査しました。すると、ハゲ・薄毛の人はわずかに14人しかいませんでした。

これは7% の割合です。一方、日本人の成人男性のハゲの率は34% ですから、ホームレスの人たちには、ハゲの人が有意に(明確に)少いのです。

なぜ、こうした大きな差が生じたか、理由を考えてみました。ホームレスの人たちに、ストレスが少ないからでしょうか。しかし、近くで彼らを見ている私は、居場所がなく、過去も現在も未来もない彼らが、ストレスに満ちていることを知っています。

コンビニで見かけることから、食べている物も、私たちとそれほど変わりません。となると、彼らの髪を守っている条件は、1つしか考えられません。

彼らはお金も家もないため、石けんやシャンプーで頭を洗いません。それが彼らにハゲ・薄毛が少ない理由でしょう。また、常時、ヘルメットをかぶっている自衛隊員にハゲが多いことはよく知られています。これらを考えたとき、私には、ハゲの真実が見えてきました。

前頭部や頭頂部の毛を守っているのは、女性ホルモンです。女性ホルモンが有効に働くことで、毛根と皮脂腺の酸化を防止しています。

ところが、ハゲやすい人の女性ホルモンは、ナトリウムイオンで壊れるのです。.ほとんどのシャンプーの界面活性剤には、ナトリウムイオンが含まれています。そのため、シャンプーによってハゲやすい人の女性ホルモンが壊れ、毛根や皮脂腺の酸化が進み、脱毛、薄毛、ハゲという現象が起こるのではないかと考えたのです。

ほかにも、女性ホルモンを破壊する要素としては、紫外線や汗の影響が挙げられます。ヘルメットをかぶり、頭皮に汗をかいている自衛隊員に、ハゲ・薄毛が多いのも、こういう事情からです。

汗に含まれる塩化ナトリウムが、頭部の女性ホルモンを壊しているのです。ただ、同じシャンプーを使ったにしても、ハゲる人とハゲない人がいます。おそらく、これは遺伝的な要素が関係しており、ナトリウムイオンに接触しても、女性ホルモンが壊れにくい人がいるのでしょう。

私は、こうした考え方に基づき、脱毛、薄毛、ハゲなどの防止に役立ち、育毛も促すシャンプーを開発しました。これらの製品には、女性ホルようモン様の作用を持つ、プエラリアという植物を配合しています。シャンプーには、ハゲの原因となるナトリウムイオンを使用していない界面活性剤が使われています。

また、有効成分の皮膚への吸収を促すために、フコイダン(海藻の成分)も入れてあります。このシャンプーを、実際に脱毛や薄毛、ハゲに悩む患者さんに使ってもらうと、大きな効果が上がり始めました。使い始めて、1~2日目あたりから、早くも抜け毛がへるなど、目に見えた効果が現れてきたのです。特に女性に、このシャンプーは大きな効果を発揮します。

50代の男性の症例をご紹介しましょう。このかたは、別の病気で来院。頭髪の状態を見て、「髪の毛で悩んでいませんか」と聞くと、案の定、悩んでいますとの答え。

「どうしようもないとあきらめています」と、そのかたは続けました。「あきらめなくてもいいんですよ」というと、その男性は、「治るんですか」と飛びつくように聞いてきました。そこで、このシャンプーを使うよう指導したのです。すると、わずか90日で大きな変化が現れました。

短期間で、髪が大幅にふえたのです。実は、私自身、父親が完全なハゲ頭(サザエさんのお父さんそっくり)で、家系的にハゲることばわかっていました。事実、若いころから、私の髪ははっきりと薄くなりつつありました。

学生時代の友人からは、「山下の頭は絶対40代までもたない」と予測されていたのです。ところが、今も私の髪はりっばに残っていますし、それどころか、このシャンプーを開発する以前の、20年前と比べても、髪は明らかにふえています。同窓会などで旧友と顔を合わせると、「カツラじゃないか? 」と、髪を引っ張られるくらいです。いうまでもなく、その秘密こそ、このシャンプーにほかなりません。

マイルドで持続的なストレスが髪には最悪

私は30年来、「円形脱毛症」の治療に携わっています。ここでは、円形脱毛症もほかの病気と同様、早期に適切な治療をすれば、長引かせずに済むことをお伝えしましょう。

さて、円形脱毛症が心身症であることは、広く認知されています。その病因として従来からいわれてきたのがストレス説、自律神経失調説、自己免疫説、内分泌説、遺伝説などです。

ところが、現在の皮膚科学会の主流は、原因不明の自己免疫説に絞られています。ストレスは無関係とする意見も多いのですが、それでは、円形脱毛症は治せません。この病気を治すには、「ストレスで引き起こされた心身症」という視点に立ち返る必要があります。

心身症は自律神経の異常を介して生じます。自律神経は交感神経と副交感神経のバランスによって、体調を調整している神経です。

心身のストレスは交感神経を緊張させて、自律神経の調整力を乱します。こうして交感神経が緊張すると、血管(毛細血管) が収縮し、末梢の血流が悪くなります。

そこでダメージを受けやすいのが、頭皮に生える髪です。というのも、髪は月1cmも成長する組織であり、成長が速い分だけ、多くの栄養とエネルギーを要するからです。

その栄養を供給するのが血液です。すなわち、交感神経の緊張から頭皮が血流不足に陥ると、毛組織も栄養不足となり、不完全な細胞がふえるのです。問題は、こうして毛組織に不良細胞がふえると、それらを排除するリンパ球が過剰反応を起こしやすくなることです。本来は抜けるべきでない髪が抜け落ちるのも、不良細胞の増加に伴い、過剰に活性化したリンパ球が、毛根に不要な炎症をもたらした結果です。

しかし、その発端に存在するのはストレスです。円形脱毛症の患者さんのストレスは、総じてマイルドである一方、3ヶ月ほど続いているのが特徴です。

実際には、そのマイルドな継続的ストレスがいくつか重なり、発症するケースが多いのです。こうした円形脱毛症のストレスは、複合汚染が体をむしばむように、ジワジワとダメージを与えるもので、本人が自覚しにくい点に問題があります。

その典型的ストレスの1つは、睡眠不足( ほとんどの人が6時間以下)です。ストレス対策も、まずはじゅうぶんな睡眠を取り、規則正しい生活を心がけることから始めてください。

眠りの悩みを解消しよう!

乱れた自律神経を整えて血流を促す

こうしてストレスをへらす一方で、乱れた自律神経を整え、血流の改善を促す治療に取り組むと、より回復が促されます。

その効果的な方法として、私は「爪もみ」を勧めています。爪もみは、爪の生え際にあるせいけつ「井穴」というツボを、指で刺せいけつ激する健康法です。

井穴は自律神経の調整ポイントとして東洋医学に伝わるツボです。効果を信じて真剣に行えば、体調の変化を実感できるはずです。

爪もみをした後、手がポカポカするのは、交感神経の緊張がほぐされた証拠です。髪が生えそろうまでは、1日2~3回を目標に、毎日継続しましょう。

60~70歳は毛細血管が30%も減ってしまう

香辛料のシナモンは、昔から「桂皮」として、漢方薬にも使われてきました。そして、近年の研究によって、シナモンの持つさまざまな健康効果が判明しつつあります。

例えば、シナモンには、血糖値を下げる効果があることがわかり、糖尿病のかたにお勧めの食品であることがわかってきています。

私たちの研究室では、皮膚の毛細血管の老化防止のために、シナモンが役立つことを突き止めました。皮膚の毛細血管は肌自身の美しさや若さを保つのにも重要な働きをしていますから、皮膚の毛細血管の老化防止ができれば、それはすなわち、肌の老化防止につながるというわけです。

また、頭皮に限っていえば、老化によって生じてくる抜け毛などをシナモツが予防し、頭髪の維持に役立つ可能性もあることがわかってきました。

そこで今回は、シナモンの皮膚の毛細血管に対するアンチエイジング(抗老化)効果を中心に、お話ししてみましょう。年を取るにつれて、皮膚の毛細血管が減少することは、以前から知られていました。

若いときに比べて、60~70歳代になると、30% も、毛細血管がへってしまうのです。では、老化の始まった毛細血管では、どんなことが起こつているのでしょうか。

その説明をするためには、最初に、血管の構造についてふれておきましょう。血管は、血管内皮細胞と、それを覆う壁細胞の二層構造になっています。この二層構造がきちんと維持されていれば、毛細血管から必要な量の栄養分が染み出て、皮膚の隅々まで届けられます。

ところが、年を取るにつれ、この二層構造に変化が現れます。40代後半以降になると、血管内皮細胞と壁細胞との、この二層の接着がはがれやすくなるのです。

そして、この二層構造が維持できずに、壁細胞がはがれると、血管から老廃物などがもれ出してしまいます。それが、皮膚のシミや、むくみなどの原因となるのです。この血管内皮細胞と壁細胞の二層構造を、維持するのに重要な働きをしているものが、血管内皮細胞にある「Tieo2」と呼ばれる受容体です。この受容体が活性化されていると、血管内皮細胞と壁細胞がよく接着し、栄養分などが皮膚の隅々まで送り届けられることになります。

シミが薄くなりむくみも解消

加齢とともに、このTieo2の活性が、落ちていくことがわかっていました。私たちは、このTieo2の活性を、上げる成分がないかどうか調べました。

そして、多くの天然由来成分をチェックした結果、見つけたものが、シナモンだったのです。シナモンは、Tieo2の活性を上げることによって、いったんはがれてしまった血管内皮細胞と壁細胞とを、再び接着する働きもしてくれます。

これにより、もれやすくなっていた血管も修復されることになります。そして、それが皮膚のシミやむくみなどを、改善することにもつながってくるのです。

いい換えれば、シナモンは、血管の構造を安定させ、美肌効果や、アンチエイジングの効果をもたらすといってよいでしょう。十数人のかたにシナモンを服用してもらって行った臨床実験では、実際、皮膚のシミが薄くなり、むくみも改善したという報告がなされています。

それでは実際に、このような美肌効果やアンチエイジング効果を上げるためには、一日にどれくらいの量のシナモンを、摂取すればいいのでしょうか。私たちの実験結果から類推すると、シナモンパウダーで1日0.6gとるといいと考えられます。

そして、皮膚の毛細血管に対する、シナモンのこうした効果は、理論的には、頭皮についても当てはめることができると考えられます。当然のことながら、頭皮にも多数の毛細血管が存在します。

「毛根」と呼ばれる髪の根もとや部分は、「毛包」という鞘状の部分で覆われています。この毛包は、毛根部を保護するとともに、毛の成長に関しても重要な働きを担っています。ことに毛包には、毛細血管が非常にたくさん集まっています。加齢によって、この毛細血管の老化が進めば、毛細血管自体の数もへっていきますし、

先ほど述べたのと同様の現象が起こります。つまり、血管内皮細胞七壁細胞の接着がはがれ、毛細血管の機能低下が起こり、毛根へも栄養分がじゅうぶんに送られなくなります。

その影響を受けて、毛が抜けやすくなるなどの老化現象が起こってくると予想されます。そこで、シナモンを適量摂取して、毛細血管の機能低下を防ぐことができれば、毛細血管自体の数をへらすことも予防できますし、毛根部への栄養供給もじゅうぶんになされるようになるでしょう。

この結果として、抜け毛などの予防・改善効果も期待できると考えられるわけです。ただし、シナモシは、過剰に摂取すると、肝障害を起こす危険性がありますから、とりすぎは禁物です。目安としては、1日10g以上はとらないようにしてください。

スパイスとしてはよく知られているシナモンですが、桂枝茯苓丸や温経湯にも含まれる生薬でもあります。血をめぐらせながら体を温まる作用があり、とくに下半身が冷えるときに有効です。
一般的には、のぼせやほてりなどの熱症状には向きませんが下半身が冷えて上半身がほてる症状、冷えのぼせなどには体を冷やす性質を持つ食べ物にプラスするといった使い方が有効です。


薄毛、抜け毛を防ぐ洗髪法とタオルの使い方

週1回のブラッシングで新陳代謝をアップさせる

髪は年齢を如実に表し、人の印象を大きく変えるものです。皆さんは日ごろ、髪にどのようなケアをしているでしょうか。おそらく、顔のお手入れは念入りに行っていても、髪や頭皮を丁寧にケアしている人は、少ないように思います。

実は肌と同じく、お手入れを怠った頭皮はダメージを受け、乾燥や荒れを招くのです。実際、近年はカラーリングや白髪染めが、手軽にできるようになった分、髪や頭皮は大きな打撃を受けているのです。そのため、ヘアケアに手抜きをしている人ほど、そのツケとして、近い将来、抜け毛や薄毛などのトラブルに見舞われやすくなります。

では、若くて健康な髪を保つには、どうしたらいいのでしょうか。そのいちばん重要なポイントは、「頭皮をきれいな状態に保つ」ことです。

皮膚は新陳代謝によって、およそ28日周期で、表皮が新しく生まれ変わります。これは頭皮も同じです。ところが、年齢とともにその周期がだんだん延びていき、70代や80代にもなると120日くらいになってしまいます。

すると、頭皮から古い角質がはがれ落ちずに分厚くなり、毛穴が詰まってきます。そのため髪が細くなって薄毛になったり、脱毛が起こつたりするのです。こうしたトラブルを防ぐには、ブラッシングがとても有効です。それは、単に古い角質を取り除くだけでなく、新陳代謝を促進する効果もあるからです。

ブラッシングは週に1回、気持ちがいいくらいの力加減で、生え際から後ろに向かって行います。ブラシは、毛先が丸いものや、イノシシ毛などの柔毛が最適。

低刺激のシャンプーを髪に泡立てているとき、あるいはシャンプー前の髪が乾いているときに行いましょう。ただし、パーマやカラーリンググしたての髪はダメージを受けやすいので、最初の1週間は避けてください。

肌の弱い人や頭皮に傷のある人も、むやみなブラッシングは禁物です。また、頭皮や髪を健康に保つには、洗髪の仕方も大切です。ヘアサロンで洗髪すると、髪がしっとりまとまるように感じたことはありませんか。それは、美容師は正しい洗髪法を知っているからです。

では、プロの技にも匹敵する洗髪法をご紹介しましょう。

  1. シャンプー前に「3分、髪に水分をたっぷり含ませるようにかけ湯をします。これにより、シャンプー時の不要な摩擦をおさえることができます。シャンプーが髪の芯に入り込んで、栄養分まで洗い流してしまうのを防ぐ効果もあります。
  2. きめ細かい泡を立てやすくするため、毛束を持ってキュツと絞り、適度に水を切ります。
  3. 摩擦を最小限におさえるため、手でしっかりシャンプーを泡立てます。ダメージに強い耳の上→後頭部→頭頂部の順で髪に塗布します。
  4. 脂の多い耳の周りから、指の腹を使って軽く円を描くように、マッサージ洗いをします。後頭部は頭皮を軽く上に持ち上げるような要領で、徐々に上に移ります。
  5. メレンゲのような泡を、髪全体に広げ、キューティクル(髪の毛の表皮を構成する物質)をはがさないよう、優しく泡で包み込むように洗います。
  6. 顔の周りから後頭部にかけて手で泡を切り、頭皮1髪の順でしっかりと洗い流します。この洗髪法で着目していただきたいのが、マッサージ洗いのプロセスです。

頭皮は筋肉がないため全く動きません。動かないので、ほうっておけば代謝が悪くなり、薄毛の原因となります。それを防ぐため、毎日の洗髪時に順番どおりマッサージ洗いをすることが役立ちます。

毛穴に詰まった汚れがでてくる

また、中高年のかたは、シャンプー剤にも要注意です。500円くらいで売られているシャンプー剤は、泡立ちがいいかわりに、洗浄力が強すぎるという欠点があります。そのため、長時間シャンプーをつけていると、皮脂を取りすぎてしまいます。すると、逆に頭皮は皮脂を補おうとしてオイリースキン(脂症の肌) になり、毛穴を詰まらせることになるのです。

そこで、こうしたシャンプー剤を使うときは、ショートヘアなら30秒〜1分、ロングヘアなら1分半〜2分と洗髪時間を短くし、その倍くらいの時間をかけて、しつかりとすすいでください。頭皮がオイリースキンでない人で、1日家で過ごして汗もかかなかったら、シャンプー剤を使わず、お湯ですすぐだけでもかまいません。せっかくなので、ここで、浴槽につかってできる、大変効果的なヘアケア法をお教えしましょう。それは、スチームタオルです。

洗髪する際、事前にスチームなどで温めると、毛穴が開き、詰まっている汚れが浮き出てきます。同時に、古い角質が柔らかくなって、はがれやすくなるのです。そうすることで、たまった汚れが浮き上がりやすく、シャンプーの効力が最大限に発揮されます。また、余裕がある場合、冷水タオルを使ったヘアケアをお勧めします。頭皮の毛穴が締まるてとで、水分の蒸発を防ぎ、髪がさらにいい状態をキープできるのです。

これもやり方は簡単です。まず事前に、水に浸して絞ったタオルを冷蔵庫に入れ、ほどよく冷えた状態にします。おふろから上がって、タオルで髪を乾かしたら、ドライヤーの前に、冷水タオルで頭皮を冷やします。ホットタオルと同様に、頭全体を包みます。頭皮の大掃除になること、間違いなしです。

頭皮が硬いと髪の生育が悪くなる

40~50代の女性で、薄毛に悩んでいる人は、少なくありません。エステにも育毛が目的で来店する人がたくさんいます。

薄毛のいちばんの原因といえば、やはり加齢でしょう。私の経験上、だいたい薄毛になってくるのは30歳後半くらいからで、それくらいの年齢になると、髪質が変わって細くなってきます。

すると、髪のボリューム感がなくなり、薄毛に感じるようになるのです。また、加齢以外の原因も考えられます。というのは、現代の女性の髪の太さが、明治時代の女性の3分の2になっているというデータがあります。これは、現代の女性は、どうしてもストレスや偏食、運動不足などに陥りがちなため、その影響もあって、薄毛になる人がふえているのかもしれません。

では、薄毛を解消するにはどうしたらいいのでしょう。最も有効な手段が、頭皮をマッサージするということです。髪は植物と同様、土壌に相当する頭皮がいい状態にあれば、しっかりとした髪が生えてくるのです。

元気な植物が育つためには、土壌を軟らかく耕し、十分な水分や栄養を与えることが必要です。頭皮を軟らかくするためには、頭皮マッサージが非常に重要なのです。頭皮と頭がい骨の間を血液やリンパ液が流れて、頭皮に栄養を運んでいます。

したがって、頭皮が硬くなって頭がい骨にピタっとくっついてしまっていたら、血行不良となり、栄養がじゅうぶんに補給されなくなってしまいます。

つまり、髪の生育が悪くなってしまうわけです。そこで、頭皮をマッサージすることで、血行をよくし、栄養をしっかり届け、老廃物をスムーズに排出しないといけません。その効果的な方法として、私は、頭皮の美点マッサージを考案し、皆さんにお勧めしています。

この頭皮マッサージをするときの力の入れ方は、もんでいて気持ちいいと感じるくらいの強さがベストです。その日のコンディションによって、気持ちよさが違うので、強さはそのときどきで加減してください。

実行するのは、できればシャンプーをした後の半乾きの状態がいちばんいいでしょう。というのは、髪がややぬれているほうが、指が髪で滑ることがなくてやりやすいからです。

これを、1回につき1分間くらい、毎日続けると、しっかりした髪が生えてくるようになり、薄毛が目立たなくなります。なお、薄毛がかなり進んでいる人の場合は、頭皮マッサージに加え、最後に頭頂部の正中線(左右中心の線) に沿った部分を、利き手の3本の指で、同じ要領でマッサージするといいでしょう。

髪にボリュームが戻ると若返る

ところで、このほかに私の長年の経験から、育毛に効果が期待できるのが、コンブヨーグルトパックです。頭皮には、菌が生息していまひしすが、皮脂の分泌が多いと、悪J玉菌が発生しやすくなります。その悪玉菌をへらし、善玉菌を多くすると、いい髪が生えてくるようになるのです。

つまり、善玉菌をふやすのにいいのが、コンブヨーグルトパックというわけです。このパックには、髪の栄養となるコンプのエキスも含まれています。

コンブヨーグルトパックは、シャンプー後の清潔な地肌と髪につけるようにしてください。そして、パックを洗い流した後に、毛先だけにトリートメント剤をつけます。ただし、コンプヨーグルトパックを続けているうちに、髪が太く健康になるので、トリートメントが必要なくなることもあるでしょう。

パックは、毎日やっても全く問題ありませんが、週に1回も実行すれば十分です。続けるうちに、髪が前よりも立ち上がるようになり、ボリューム感が出てきます。

髪にボリュームがないと老けて見えますが、ペチャンコだった髪が、ふんわりと立ち上がるようになるので、何歳も若返って見えるようになるはずです。実際に、私のエステサロンに来られたお客さんで、前頭部の地肌が透けているためにカツラをつけていたのが、カツラが必要なくなったかたもいらっしやいました。

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抜け始めたらすぐあっという間

今から14年前の19月の、夕方のことです。サウナから帰宅後、髪をセットしていると、ごそっと毛が抜けていると気づきました。あたかも、頭のてっぺんが割れているような感じなのです。

それまでも、髪はフサフサというわけではなく、抜け毛は多いほうでしたが、その日の抜け方は異常でした。そして、その日を境に、ギヤがトップに入ったように髪が抜け始めたのです。まくら朝起きると、枕にごそっと抜けています。おふろに入れば、排水口に髪がたまっています。んと、もみ上げまで抜けてきました。まさに、マッハのスピードで抜けたといえます。今思えば、多発性円形脱毛症というものだったのでしょう。

最初は、直径7~8cmくらいの脱毛だったのが、頭の右側にも左側にもハゲができて、ついにはそれらが1つにつながり、頭頂部が円盤型に大きく抜けてしまったのです。

いってみれば、「エゲツないハゲ方」でした。はっきりとした原因はわかりませんが、ストレスの影響があったと思います。私は、23歳から30歳まで東京で一心不乱に仕事をしていましたが、徐々に仕事がへってきたこともあり、20年前に関西へ拠点を戻しました。脱毛がひどくなった時期は、仕事がピタツと来なくなった時期に重なります。たまの仕事もやりたくないものや、やっても先の見えないものが多く、「これでいいのか」と、心が激しく葛藤している時期だったのです。そんな状態でしたが、私はハゲてしまったことに対して、それほど落ち込んでいませんでした。

よく考えれば、髪が抜けただけで、しやべれるし、走れます。精神的な病気や、内臓の病気だったら仕事ができませんが、頭以外は「ド健康」です。落ち込むどころか、私は「これは病気だから、治るはず。治った らこれ をネタ にしよ う」「ピンチはチャンス。今はハゲを楽しもう」とすら思えたのです。

絶対あきらめない

そこで、以前からお世話になっていた鍼灸師の先生のところで治療を受け始めました。先生は、梅花針という特殊な針を使用して治療してくれました。これは、小型のハンマーのけんざんような形をしていて、先が剣山のようになっています。頭を消毒した後、剣山の部分で、頭をバッコバッコたたくのです。これは相当な痛みを伴い、頭から血することもあhリました。その後、頭にお灸をし、トウガラシのような液体をつけます。以上を、週に二回ずつ受けました。その間、自宅でも二日に一回の割合で、梅花針を使った頭への刺激を行いました。

髪の場合、すぐに効果が現れるわけではありません。私も不安になり、先生に「ほんまに治る?」と聞いたことがあります。すると先生は、「病気だもん。治るよぉ」といってくれました。

その言葉が、どれほど励みになったことでしょう。こうして治療に取り組むと、徐々に効果が現れました。治療を開始して半年後には、自分としては「まあまあ」という状態まで復活。「完治した」と思えるまでには、丸3年かかりました。

髪が復活して驚いたのは、髪質が変わったことです。以前は硬めの髪質で、白髪もありましたが、復活後は子供のころのような弾力のある髪になりました。ハゲていたころは、帽子をかぶって仕事をしていましたが、もうその必要はありません。

現在は、週に1回鍼灸院に通い、髪のためというよりは、全身のメンテナンスを行っています。おかげさまで、髪がふえだしたころから、微風ではありますが、仕事に追い風が吹きだしました。

今では楽しく、生き生きと仕事をさせてもらっています。特に、苦しい時期を支えてもらったスタッフや家族には、とても感謝しています。

つらい経験ではありましたが、「精神的には、ええ修行」だったと思います。円形脱毛症は、特に女性がかかるとショックが大きい病気です。そういうかたに私がいえることば、「絶対あきらめない、心を折らない」ということです。あきらめずに、根気よく立ち向かえば、きっと笑って思い出せる日が来るはずです。

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皮膚を保護し、水分の蒸発を防ぐ大切な働きを担っている

現荏、日本には、非常に抗菌グッズがあふれています。テレビでは、抗菌、除菌、消臭をうたう商品のコマーシャルが頻繁に流れ、実際に私たちが日常的に手にしている商品は、ボールペンから下着に至るまで、抗菌グッズだらけといっていいでしょう。

日本にいる限り、抗菌グッズにふれないで生活することはできない状況になっているといってもいいぐらいです。日本は、まさに抗菌社会です。多くのかたは、抗菌グッズで菌を寄せつけないようにしていれば、健康が保たれやすいと考えていると思いますが、決してそんなことはありません。

むしろ抗菌社会そのものが、新たな病気を生み出しているのです。日本人は、「洗えばきれいになる」と思って、せっせと体を洗います。しかし、事態は全く逆で、「洗いすぎると汚くなる」のです。

これは、どういうことでしょうか。私たちの体は、いろいろな微生物で守られています。皮膚にrは、表皮ブドウ球菌などの10種類以上の常在菌が存荏し、私たちの皮膚を保護しているのです。。鼻やほお、あごには、200万以上もの菌がひしめいています。きれいな肌というのは、この皮膚の常在菌によって保たれているといえるでしょう。

常在菌は、皮膚の脂肪をえさにして、脂肪酸という酸性の膜をつくって皮膚を守ります。この膜があるからこそ、外からのアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となるもの)や、悪い菌などが皮膚に侵入するのを、防いでくれているわけです。

同時に、皮膚内部の水分が蒸発しないようにしています。肌を洗いすぎると、皮膚の常在菌を洗い流してしまいます。すると、皮膚の角質層がばらばらになり、アレルゲンが侵入し、アトピー性皮膚炎になりやすくなるばかりか、皮膚の中の水分が蒸発し、乾燥肌にもなってしまうのです。

ある実験によると、石けんで体を洗うと、皮膚表面の常在菌は、90%が洗い流されていました。若い人なら、12時間程度で常在菌の数が正常に戻りますが、中高年以降になると、常在菌の数が正常に戻るのには、20時間程度必要でした。

つまり、若い人の場合、1日1回までなら、ふろで石けんを使って体を洗っても大丈夫ですが、2回以上洗うと、常荏菌の数が減少し、皮膚の角質がばらばらになったり、肌が乾燥したりと、かえって悪影響が起こってきます。

ましてや中高年の場合、石けんで体を洗うのは、2日に1回くらいにとどめたほうが、皮膚のためにいいのです。60歳を過ぎたら、体を石けんで洗うのは2~3日に1度くらいで十分です。

洗髪は2日に1回、またはお湯だけにする

同様に髪の毛についても当てはまります。頭皮の皮脂腺からは、皮脂が分泌されています。皮脂は、頭皮の常在菌の働きにより、汗と混じることで乳液状になり、頭皮や髪の毛に広がるのです。

そして、それが、ほかの皮膚の場合と同様に酸性の皮膜を作ることで、頭皮を守っています。この皮脂がなくなれば、頭皮も毛髪も、カサカサと乾燥した状態になってしまうというわけです。

頭皮には、体の中で最も多く皮脂が存在します。このため頭皮は、体のほかの部位の皮膚よ仇りも確かに丈夫なのですが、それでも頭髪を洗いすぎるのはよくありません。洗いすぎれば、頭皮の皮脂を奪うことになり、それが髪や頭皮に対しても悪い影響を及ぼします。

皮脂が不足すれば、毛根にもよくありません。この意味で、石けんで体を洗いすぎると皮膚の健康のためにならないように、シャンプーで髪を洗いすぎることは、頭髪の健康を守るうえでも、いい結果をもたらさない可能性が高いのです。

逆にいえば、ちょっとくらい不潔なほうが、髪の健康のためにはいいといえるでしょう。例えば、作家の五木寛之さんは、10日に1回くらいしか頭を洗わないということですが、あのように髪が豊かで、フサフサとしています。タレントのタモリさんも、入浴は毎日するものの、石けんで体を洗わないと公言しているそうで、やはり、髪が黒々としています。データを取って調べたわけではありませんから、ハゲと洗髪回数の間にどれだけ密接な関連があるのかわかりませんが、経験上、やはり、シャンプーのしすぎは、髪にとってよくないといえそうです。

では、どれくらいのペースで髪を洗えばよいでしょうか。10日に1回というのは、なかなか難しいでしょう。ですから、できれば、2日に1回程度にするのがよいでしょう。髪は毎日洗わないと我慢できない、というかたは、毎回使用するシャンプーの量をできるだけ少なめにしましょう。また、お湯だけで洗うのもいい方法です。

いずれにしても、何事もいきすぎはよくありません。抗菌グッズに囲まれた私たちは、抗生物質や殺菌剤の乱用により、ウィルスや細菌などの微生物とつきあう機会が、極端にへってしまいました。その結果、日本人の免疫力は大幅に下がってしまい、多くのかたが、さまざまなアレルギー性疾患に、悩まされるようになってしまったのです。免疫力をアップさせ、健康維持を図るため、私たちは、今の抗菌社会のあり方を、抜本的に考え直す時期に来ているのではないでしょうか。

お湯洗髪についてはこちら。

貧困層ほど太ってしまうと言う現実

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アメリカに「南部糖尿病ベルト地帯」と呼ばれるエリアがあります。南部を中心とした15州が該当するのですが、この一帯はかねてより肥満者の割合がとくに高く、それに関連して糖尿病や高血圧症の人も多い傾向にあります。

そして、このエリアは貧困層が集中しているのです。南北戦争で解放された黒人奴隷の子孫が多く住む南部諸州は全米平均に比べ、貧しい階層が多いのです。

なぜ貧困層ほど太るかというと、糖質は肉や魚といった高脂質・高たんばく質の食材よりも安く手に入るからです。その最も顕著な例が、清涼飲料水・フライドポテト・ハンバーガーをメインメニューとするファストフードといえるでしょう。

貧困層ほど太るというのはアメリカだけの話ではなく、OECD 加盟諸国で世界的に共通していることです。もちろん、日本も含まれます。日本の食生活がアメリカ型になっているのは今さら指摘するまでもないことです。

糖質制限食

ウナギが夏ばてに効くのは

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夏パテ解消の特効薬として、土用の丑の日にウナギが食べられるようになったのは江戸時代からで、最初に「土用の丑の日はうなぎ」と言い出したのは平賀源内といわれています。

平賀源内といえば、エレキテルや寒暖計を作ったことで知られている科学者ですので、「土用の丑の日はうなぎ」にも科学的な根拠がありそうですが、実はそうではありません。

平賀源内がそう言ったのは、うなぎ屋さんに「宣伝文句を考えてくれ」と頼まれたからで、栄養学的な裏付けがあるわけではありません。一般に夏パテに効くとされているのは新陳代謝を促し、発汗作用、利尿作用のあるものですが、ウナギにはそのような効果はありません。

しかし、ウナギがまったく夏パテに効かないかというと、そんなことはありません。栄養学的にウナギをみると、蚤自質、ビタミン、ミネラルが豊富です。

特に肝臓にはビタミンAが豊富に含まれています。ビタミンA には消化器、呼吸器、目の粘膜を強化する効果があり、胃腸の病気や夜盲症にもよく効きます。

ビタミンA はニンジンなどにも含まれていますが、ウナギに含まれているビタミンA のほうが吸収がいいことがわかっています。また、ウナギの表面はヌルヌルしていますが、これはムコプロティンという蛋白質で、胃腸の粘膜を保護し、消化吸収を助ける働きがあります。

このようにウナギには消化を助ける成分が含まれています。夏パテの最大の原因は食欲不振です。消化機能の働きをよくするウナギは、夏にもってこいの食材といえます。

ウナギを食べたからといって、すぐに疲労が回復するわけではありませんが、夏パテにならない身体づくりに役立つのはたしかです。ちなみに、ウナギというと日本の伝統的な食材と思われていますが、これは誤解でかばやす。中国でもヨーロッパでも苦からウナギは食べられています。ただし、蒲焼きにして食べるのは、日本だけのようです。

ウナギの豊富なビタミンで疲労回復、体力増強

「水分不足による血液のドロドロを防ぐために重要なことは、2点あります。夜寝る前に水を摂ること。そして、入浴前後に水を摂ることです。「本当は、寝ている間に少しずつ飲むというのが一番いいのですが、そうはいかないので、就寝前に1杯の水を飲むことを生活習慣にしてほしいと思います。

特に40歳以上の人にとっては脳梗塞や心筋梗塞を予防する、非常に重要で効果的な」万法のひとつと言えるでしょう。

40歳代以上の肥満体なら寝る前にコップ2杯の活泉水を飲む

また、水を飲むことは、入浴中・入浴後の梗塞の発作や立ちくらみを予防するのにも効果的です。「お風呂に入る前に、コップ1杯の水を飲むようにします。入浴中に汗をかくのですから、当然に出た後も、また1杯飲むようにします。

入浴には血液をドロドロにする要素がたくさん隠れています。お湯に入って汗をかくと、体内の水分が失われて脱水症状に陥りやすくなります。体内の水分が少なくなって血液が濃くなると、血栓ができやすくなります。その上、熱いお湯はプラスミノゲンという血栓を溶かす物質を減らしてしまいます。

特に冬場はただでさえ血管が収縮して血圧が高くなるところに、これだけの悪条件が重ってしまうのです。また、入浴には、発汗作用と同時に利尿作用も働きます。浴槽に座った姿勢で肩までつかると、下半身の血液が心臓のほうへ押し上げられます。

右心房には血液の量を調整するセンサーがあるのだが、入浴によって通常時より右心房に血液が多く戻ってくると、右心房は血液が余分にあると判断し、ホルモンを出して腎臓に働きかけます。腎臓はそれを受けて、血液の量を少しでも減らそうと、血管内の水分を濾し取って尿として膀胱へ押し出すのです。そのくり返しだけで、コップ1~2杯の水分が失われます。

しかも、この状態でお風呂から立ち上がると、重力の関係で血液が下肢へと下がり、血液が乏しくなってしまいます。その結果、頭のほうに血液が少なくなってしまい、脳貧血を起こして、いわゆる立ちくらみの状態になるのです。脳貧血を起した場合の処置は、まず横にして頭に血液がいきわたるようにし、水を十分に飲ませるということが大切です。

こういった水分補給に適するのはどのような飲料なのだろうか。飲みすぎるとよくないのはスポーツ飲料です。糖分・塩分が含まれているため、特に中高年以上の人がわざわざ過剰に摂る必要はありません。ビールもまた利尿作用があるので、水分の補給にはなりません。と、単に水分が多いということだけではダメだと指摘します。

最も適しているのはただの水です。衛生的でさえあればどんな水でもかまいません。水は飲みすぎて悪いということはありませんので、多めに摂るようにしてほしいと思います。体が冷えやすい人は、常温、特に冷えを感じなければ、冷水でもいいでしょう。