疲れがとれやすい ビタミンB1 を積極的に摂りましょう。近ごろどうも疲れやすいという人は、総合ビタミン剤をのめば、ビタミンB1 もビタミンC もそのほかのビタミンも同時に補えて万全。
運動したり、体を動かしたりするとき、筋肉は主にグリコーゲンをエネルギー源として使います。グリコーゲンは、ブドウ糖からグリコ」ゲン合成酵素の作用によってつくられます。 このグリコーゲンは筋肉と肝臓に蓄えられて、運動のエネルギー源となります。
ビタミンB1 は、グリコーゲンがエネルギーとして燃焼するまでのある段階で、触媒の役目を果たしているのです。 もしB1が不足すると、中間産物のピルビン酸がたまり、さらに疲労物質の乳酸が大量につくられ、筋肉は疲労してしまいます。 勒肉を動かすためにはB1が必要なため、その B1 が欠乏すれば筋肉も疲労しやすくなるのです。 そんなわけで B1 が不足すると疲れやすくなりますが、気をつけなければならないのは、疲労感の原因のすべてがB1不足ではないことです。
日本人はB1不足の人が多いため、疲労=B1不足と判断しがちですが、ビタミンC欠乏の初期症状もじつは疲労感なのです。B1、C以外のビタミンが不足しても疲れやすくなることがあります。 「近ごろどうも疲れやすくなった」という人は、総合ビタミン剤をのめば、B1もCもそのほかのビタミンも同時に補えて万全です。もちろん肝臓など内臓の病気で疲れやすい人の場合は、対処法も違ってきます。
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