私の経験上、乳ガンになってしまった方は、ご飯をほとんど食べなかった人ばかりです。朝、昼、夜の3食のご飯さえ食べていなかったという食生活の人ばかりなんです。
年間何百人という乳がんの方の中には、ゼロという人もいます。胃袋の大きさというのは、年齢、仕事、運動量などによって違います。
相撲の力士だと茶碗でご飯20杯ぐらい入るんでしょうが、普通の体格の人では1日、胃袋にご飯がだいたい6杯から10杯ぐらい入るだろうと思います。寿司屋さんに行ったと思えば、そのぐらいは入りますよ。
ちなみに乳がんはみそに抑制効果があることが確認されています。こちらです。
ところが、現在の日本の食生活ではご飯が減ったので、茶碗何杯分か胃袋がすいてしまったわけです。そのままではおなかがすいて生きていられませんから、その分、何か別のものですいた胃袋をいっぱいにすることになるんです。
そして、ご飯が減った分を埋めたのが、パン、パスタ、砂糖、抽、果物、アルコール、このどれかなんです。勘違いしてはいけないのは、ご飯は残して野菜を食べるという人はいないということです。野菜ではおなかがいっぱいになりません。
食べた直後はいいんですが、すぐにまたおなかがへってくるんです。ただ、野菜でいっぱいにできる方法が1つだけあります。それは妙めることです。これは油をとるからなんです。要するに油のカロリーでおなかをいっぱいにしているだけなんです。
結局、パン、パスタ、砂糖、油、果物、アルコールのどれかで、おなかをいっぱいにするのです。そして、ご飯が減った分、増えたものがあるわけです。その増えたものとは、女性の場合、パン、砂糖、果物という人が多いでしょう。
男性の場合、どちらかと言えば、油、アルコールという人が多いのではないでしょうか。こうしたものでご飯が減った分を埋めて、さらに残った胃袋の隙間を牛乳や乳製品と、肉や肉の加工品で埋めてしまうわけです。
厚生省あたりに言わせれば、昭和20年代のころは、しよつぱくて、貧しい食生活。そして、今、豊かな食生活となったわけです。この境目は昭和40年だろうと思いますね。豊かな食生活になって、中学生、高校生の足も長くなったし、めでたし、めでたしだったんですよ。途中まではね。
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