生食ダイエットが欧米の大女優にも人気

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新しい健康法やダイエット法が次々と登場する昨今、熱い注目を集めているのが「ローフードダイエット」です。ローフード(raw food)とは、その名のとおり、生の食物のことです。フルーツ、野菜、肉や魚といった食材を、ほとんど熟を加えることなく、それらが生きていたときに近い状態で食べることが、このダイエットの基本となります。アメリカではヾ数年前からすでに大流行しているローフード。女優のデミ・ムーアさんは、熱心な愛好家として知られており、この方法で7kgの減量に成功しているのです。
また、彼女の友人であるファッション・デザイナーのダナ・キャラン氏も、ローフードで18kgもやせたことで知られています。
さらに、ハリウッドでのローフード愛好家として、ミュージシャンのスティングさん、俳優のマット・ディロンさんなども有名です。

ローフードダイエットが、成功しやすい理由の1つは、なんといっても無理な食事制限が不要だということでしょう。従来のほとんどのダイエットは、食べてはいけないものがあったり、量の制限があったり、何かと我慢を強いられるものでした。こうした我慢を必要とするダイエットは、どうしても続かなかったり、リバウンドしたりしやすいものです。その点、ローフードダイエットは、我慢をすることなく「食ベたいものを好きなだけおいしく食べる」ことと、「美しいスリムなボディになる」というこかなとの両方の願いを叶えることができるのです。

身近な成功例もご紹介しておきましょう。
40代の男性の場合、ローフードを実践したところ、1ヶ月につき1~2kgのペースでやせ、1年後には、15kgのダイエットに成功。83kgだった体重が66kgに、98cmだったウェストが80cmになったのです。

これほどまでに高い効果を発揮するローフードですが、食べ方にはあるルールがあります。それは、先にも述べたように、生の食材を多く取り入れることです。では、なぜ生の食材を食べると、ダイエットにつながるのでしょうか? 実は、生の食材には、酵素がたくさん含まれていて、その酵素がキーポイントとなるのです。酵素は、あらゆる食材に含まれていますが、40度以上の熱を加えると壊れてしまうという性質があります。
そのため、生の状態で食べるのがいちばん望ましいのです。

では次に、酵素がどんなものなのかをお話ししましょう。ひと言でいえば、すべての細胞の生命活動に必要で、体を動かすときにも、考えるときにも欠かせないものが酵素です。
また、代謝(物質の利用と排出)を促すという重要な役目を担っています。つまり、人間は、酵素なしでは生きられないのです。もちろん、酵素は、体の中でも作られています。しかし、近年、「人間が一生のうちに体内で作り出せる酵素の稔量には限りがある」という考え方が主流となってきています。
このように、限りある体内の酵素を節約するためには、食物から酵素を補う必要性があるのです。その体内の酵素には、いろいろな種類がありますが、大きく「消化酵素」と「代謝酵素」に分けられます。そして、消化酵素がたくさん使われすぎると、代謝酵素がへってしまいます。そこで、生の食物からたっぷりと酵素を補給すれば、その酵素が体内での消化を助けるので、消化酵素を節約することができるのです。そうなれば、代謝酵素がへらず、体内に蓄積されていた体脂肪がエネルギーとして効率よく燃焼されるようになります。つまり、やせやすい体質に変わっていくというわけです。このことが、ダイエットにつながる大きな理由です。

また、酵素をたくさんとることは、ほかにもいろいろなうれしい効果をもたらしてくれます。まず、皮膚の新陳代謝が活発になるので、肌がきれいになります。そして、細胞の生まれ変わりが早くなるため、疲労回復が早くなるといったメリットも得られます。
さらには、代謝が促進されることで、体が余計なものを排出し、デトックス(毒出し) の方向に向かいます。そのため、やせてからのリバウンドの心配もありません。

では、ローフードダイエットのやり方です。

まず、いちばん大切なことは、体のサイクルを考えるということです。人間の体は、24時間という1日のサイクルの中で、「摂取・同化・排泄」という3つの過程をくり返しています。この体の自然の流れに食事を合わせることで、ローフードから摂取する酵素が、より力を発揮するようになります。まず、午前4時から正午までは、「排泄」の時間です。そのため、午前中は、栄養を取り込むよりも、体の老廃物や不要物を外に排出するために使うべきです。
そこで、重要なのが朝食です。体が「排泄」方向に向かっているときに、炭水化物やたんばく質を取り込むのは逆効果になります。とはいえ、仕事を開始するのもこの時問帯なので、栄養補給することは必要です。その点で、お勧めなのが、リンゴやバナナなどのフルーツなのです

フルーツに含まれる果糖は、短時間でエネルギーに変わりますし、脂質が少ないので、おなかいっぱい食べても負担になりません。加えて、フルーツに多く含まれる酵素や食物繊維が、排泄機能を助ける働きをしてくれます。

次の「摂取」の時間帯は、正午から午後8時までです。この中でとることになる昼食は、午後のエネルギー源になる、米やめん類などの炭水化物をメインとするのがいいでしょう。それにプラスする形で、野菜サラダや漬物、、酢の物などのローフードも食べるようにして、酵素の補給を心がけてください。

また、夕食も「摂取」の時問帯に食べるケースがほとんどです。ただし、夕食の場合は昼食とは異なり、1日の疲れや体を癒し、修復するための栄養を摂取するべきです。そのためには、肉や魚などのたんばく質を中心とした食事がベストです。体は、眠りについたあとに成長ホルモンが分泌されますが、その分泌を促すうえで、たんばく質は大きな役目を果たすからです。
もちろん、夕食のときにも、酵素を補うことを忘れないようにしましょう。
野菜やフルーツ以外にも、納豆やみそなどの発酵食品にも酵素が多く含まれているので、こうしたものを加えるのもよい方法です。

さて、夜8時から明け方の4時までは、「同化」の時間帯です。体が吸収した栄養を使って、細胞を修復する時問なので、基本的に重たい食事は避けるべきです。この時問は、活動のためにエネルギーを使えないので、栄養が脂肪として蓄積され、太る原因になつてしまいます。しかし、どうしても友人とのつきあいや、仕事の接待などで、遅い時間に食事をとったり、飲みながらつまみを食べてしまったりする場合もあるでしょう。そんなときは、翌日の朝・昼の2食を、フルーツや野菜と、ヨーグルトを組み合わせたローフードだけで過ごすようにしましょう。

要は、摂取エネルギーのつじうtま合わせをすればいいのです。このように、体のサイクルに合わせた食事をし、ローフードを食べる習慣を身につければ、代謝がスムーズになります。そして、いくらおなかいっぱい食べたとしても、余分なエネルギーが燃えやすくなるので、自然とやせてくるのです。ローフードダイエットを実践していると、ビタミンやミネラル、たんばく質や糖質、脂質などの基本となる栄養素をタイミングよく摂取できるようになります。その結果、やせやすい体質が出来上がり、同時に健康増進にも役立つはずです。

ローフードの実践方法

  • 朝食はフルーツヨーグルト
  • 昼食は炭水化物+野菜
  • 夕食はたんぱく質+野菜
  • 夜、多くたべすぎたり飲酒が多かった場合翌朝は朝食、昼食はフルーツヨーグルトにする
  • ご飯をとるのは昼食。夕食時には控える/li>

米国で人気を集めているローカボダイエットについて

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