水にこだわるといい母乳がでる

母乳の状態(=お母さんの健康状態) と飲み水(調理用の水を含む) の関係をみるために、次の研究例をご紹介することにしましょう。

  • Aさん(出産時36歳)
  • Bさん(出産時32歳)

2人は、出産直後から「生命体に調和する水」の1 つであるミネラルウォーターを、1 日あたり1.5~2Lほど飲みほじめました。

Aさん

乳糖 440 446.2 296.5 352.0 357.2 373.7 373.3
コリン 2.89 2.35 2.15 1.56 2.48 2.78 2.04
クエン酸 5.63 4.74 2.48 2.71 2.29 2.401 2.24
脂肪 33.3 40.9 15.9 10.3 35.1 46.1 18.7

Bさん

乳糖 345.0 372.8 243.8 199.7 371.3 551.3
コリン 1.92 2.38 2.6 3.81 1.77 2.3
クエン酸 1.55 1.34 1.54 1.28 0.81 2.98
脂肪 14.6 31.9 27.9 41.4 69.4 31.0

Aさんの乳糖濃度が、平均に比べてかなり高いレベルを維持していることが分かります。対して脂肪の濃度は平均値の上下で変動をくり返しています。しかし授乳期全体を通じてみれば、平均濃度を維持しています。

Bさんの各成分濃度がより安定して高いレベルを維持しているのが分かります。総じてみれば、お二人の母乳の状態は、きわめて良好であったといえるでしょう。

ちなみに、お二人とも8月の母乳濃度がそろって低下傾向を示していますが、これは暑さにともない水分摂取量が増えることと関係があると考えられます。

なお、この母乳の濃度などの状態について注目するべき時期が、出産後6ヶ月目くらいまでであるのほ、いうまでもありません。普通なら、その時期から離乳食がはじまり、赤ちゃんは、より積極的に母乳以外の「食べ物」から栄養を吸収するようになるからです。

若干の栄養不良で、もともとが低血圧・貧血傾向があり、さらに高齢になってからの初産ということで、担当医にも十分な注意をするように指示されての出産でした。しかし彼女の場合、妊娠にいたる1年以上前から生活水( 飲用・調理用)をアルカリイオン水に撤するようにしたのが幸いしたのかもしれません。

すでに妊娠したころには、低血圧・貧血も明らかに改善していたといいます。Bさんのお子さんは、間もなく3歳になろうとしていますが、アトピー性皮膚炎などの慢性疾患もなくきわめて健康で、また賢く順調に育っています。

活泉水

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