尿から病気がわかる

私たちが健康であるかぎり、体内では内臓や、その他の各器官と酵素、さらには胃腸内の有用な細菌類などが正常に働いてくれているおかげで、腎臓によって濾過されて排泄される尿中にアミノ酸や有機酸が過剰に漏れ出すことはありません。もしこれらが平常値以上に漏れ出すことがあれば、それほ代謝異常が起こっていること、つまり体に何らかの機能低下や不調が起こっている信号です。

代謝異常が起こっている場合、その不調の原因によってそれぞれに特有のアミノ酸や有機酸が漏れ出します。

人の尿を検査し、病気の原因を突き止める方法について検討した結果、尿を分析することで、十数種類の病気を判定できることが分かりました。医師では内ので、その方法によって診断することはできませんが、すでに複数の医師がこの方法を臨床現場において積極的に活用して、診断の材料としてくれています。

まず、前提として、子どもと大人では、健康であっても尿の成分に大きな差があることを知っておいてください。子どもの尿中には、アミノ酸や有機酸がきわめて少なく、はとんど水に近いといってもよいくらいです。したがって、健康な子どもの尿には、はとんど匂いもありません。しかし大人の尿ほ匂いもあるし色もついているのが普通です。しかも、年をとるにしたがって、匂いと色が強くなる傾向があります。こうした差が生じるのほ、子どもの代謝機能がきわめて活発だからです。

代謝機能が活発な子どもの体の中ではアミノ酸や有機酸が十二分に利用され、尿に漏れ出す量がきわめて少なくなるのです。しかし大人の場合、また老齢になるにしたがって、代謝機能が低下します。したがって、健康な状態であっても尿中から検出されるアミン酸や有機酸の量は多くなります。

その上で病気や不調があれば、老廃物が増え、さらに代謝機能が低下するために、アミノ酸や有機酸はもっ大量に漏れ出すことになるのです。

一方は普通の水道水を飲んでいる人であり、他方が「体に調和する水″」の一つであるアルカリイオン水を飲んでいる人のケースです。双方の尿中代謝物の量には明らかに差があります。それもきわめて大きな差です。この差が示しているのほ、身体全体の調子であり、代謝機能の差です。さて、

次のような事実も明らかになりました。尿中の代謝物は、水道水の飲用をやめて「体に調和する水」 の飲用に切り替えてから、通常7日から10日で、明らかな変化を示しはじめました。つまり、「体に調和する水」を積極的に飲むようになれば、身体機能全体が1週間目くらいからはっきりと好転するということです。

これは母体の場合も同様でしょう。妊娠中のお母さんと胎児なら、やはり「体に調和する水″」を飲みはじめて1 週間を過ぎるころには、共に良好な体調になるということです。もちろん、尿の状顧がよくなるのと同時に、羊水の状態も改善していると断言してよいでしょう。

母乳の場合も同様のことがいえます。母乳は、ある意味で血液が形を変えた体外排出物です。排出物という意味では、尿と同様の側面を持っているのです。したがって、尿中の代謝物が明らかに減るころには、母乳の状態も目にみえて改善されていると考えるのが自然です。

ただし注意しておいてください。こうした変化は、水道水を普通の浄水器に通しただけの、つまり塩素や不純物を除去しただけの「安全なだけの水」を飲んだのでは観察されません。「体に調和する水」 の7条件を満たした水を積極的に飲用した場合にのみ、きわめて明らかな形で観察されるのです。「体に調和する水」 が、なぜ健康によいのか、生体の機能を高めてくれるのか、また慢性病を含む治りにくいとされる病気まで治す力になるのかなどについてはまだまだ明かにされていない部分も多いのですが、やはりよい水を取り入れることにつきます。

「体に調和する水」を積極的に、しかも常識的なところからみたらかなり大量に摂取することが、より健康になる道の要の1つであり、病気や体調不良からの回復をも促進することがわかりました。しかし、このような主張には、必ず次のような反論が向けられます。「水を大量に摂取すれば健康になれるという論理は、そもそも根本のところからしておかしい。それが証拠に、過剰な水が体にあふれればむくみや水ぶくれになるではないか。むくみや水ぶくれといえば、不健康や体調不良を示唆する代表的な危険信号でほないか」

こうした間違った常識から離れられない人が、人の体のメカニズムの専門家であるほずの医師の中にも少なくありません。彼らは次のように主張します。「むくみをとるためにはもちろんのこと、健康を維持するためには、水分のとりすぎほ重々ひかえなければならない」

しかし、一方ではむくみをともないがちな妊婦の方に対しても、むやみに水分の制限はしない病院もいくつもあります。むしろ、積極的によい水の飲用をすすめています。利尿剤の投与も、必要最小限に抑えています。そもそも、むくみや水ぶくれは、細胞そのものが、必要とする十分な水に満たされている状態でほありません。細胞・細胞組織・血液循環を含む全身の機能が低下しているために、本来であれば代謝されて排泄されるべき水分が、処理しきれないまま細胞間(細胞内ではありません) にあふれてしまっている状態なのです。

さらにくわしくいえば、老廃物とともに水分を処して排泄に導く要となる腎臓などの機能が目立って低下しているために、本来なら速やかに捨て去られねはならない水分が、体の中で淀んでしまっていると考えればよいでしょう。それが証拠に、腎臓を中心とする代謝機能が十分に保たれている人の場合なら、水分 をいくら大量に飲んだとしても、むくみが出ることはありません。むしろ逆に、水分摂取量の多さに比例して排尿量が増え、その分だけ新陳代謝が活発になり、体の隅々にいたる細胞組織の活性が促進され、身体機能もより活性化されるのです。

むくみについてはこちら

排尿量が増加することと、体内がきれいになり身体機能が活性化されることとは、ある意味でとても直接的な関係があります。健康診断の場面を思い出してください。あるいは何かの不調があって病院を訪れたときでもかまいません。お腹に赤ちゃんがいる方となればもちろんのこと、私たちほ必ずといってよいはど尿検査を受けます。いうまでもないでしょう。

体内からの排泄物である尿には、病気や不調の原田をたどれそうな、さまぎまな情報が含まれているからです。念のために申し上げておけば、優にほ、尿と異なり体内の情報はあまり含まれていません。なぜなら、食物が通過して便となるまでの消化管は、本当の意味での体内ではないからです。

ロから肛門までは、食物という外の物質が通過する通路という意味で、体の外ということができます。体の中で生まれた老廃物は、その大半が尿に排泄され、優に排泄されることはありません( とはいえ、当然のことながら、消化器官の機能が低下すれば便の状態も悪くなります

実験からもわかるイオン水 効果

あなたほ「まずは信じて試してみる」タイプの人でしょうか?それとも「疑うことが最初で、なかなか試さない」タイプの人でしょうか。ここでは、疑ってしまうタイプの人のために、医学的に検証した実例を紹介します。

「体に調和する水( この場合は電気分解型の整水器で作った、いわゆるアルカリイオン水)が高血圧症の予防と治療に応用できるか否か」の実験を実施しました。その結果として得られたきわめて興味深いデータです。

実験に使用したのは、ヒトの本態性高血圧症(現代医学では根治がむずかしく、対症療法で対応するしかないとされています) の実験モデルである「高血圧自然発症ラット(SHR/ 遺伝的な高血圧を発症する実験用ラット)」です。実験は次のような手順で行なわれました。

  1. SHR (飼育ケージで1 週間慣らした後の6 週齢のオス・25 匹)を2 つのグループ、A ・13 匹、B・12 匹に分けた。
  2. グループには水道水より生成した「体に調和する水」pH9.1を、16週間にわたって自由に飲ませた。
  3. Bグループには水道水のまま= pH 7.3を、同じく16週間にわたって自由に飲ませた。

この実験で使用した水道水は、一般的な水道水であり、地下水をくみ上げたものです。したがってごく一般の水道水のように塩素を含んでほいませんが、鉄分を含有しているために少し赤みのある水となっています。いずれにしても、「水道水のまま」にしても、私たちの家庭の水道の蛇口から出る水よりも良質と思ってよいでしょう。

実験結果は次のとおりでした。

  • a.両グループとも、加齢とともに体重・血圧が上昇したが、心拍数には差がなかった。
  • b.実験開始後2 週間で、Aグループ(「体に調和する水」を飲んでいる) は血圧上昇が軽度であり、それが7週目まで持続したが、Bグループと比べて統計上有意と思える差は艶められなかった。
  • 11週目より、両グループともにそれぞれを二分して、それぞれの一方に抗高血圧薬( 血圧降下剤)であるエナラプリルを、同じ条件で連続投与したところ、Aグループでは有意に大きな血圧降下作用(医学的にも醒められるはっきりとした効果) を示した。
  • d.前記の傾向は、エナラブリルの投与量と投与回数が増えるはどに顕著になった。
  • e.エナラブリルの連続投与開始から4週間後、両グループともに心臓と肝臓の肥大が抑制されていた(高血圧症状があるときに血圧降下剤を投与しないと、鹿器に負担がかかるために臓器肥大が起こる)。

この実験から明らかになったのは、「体に調和する水」が血圧降下剤の作用をより有効に引き出したということだけではありません。むしろそれ以上に注目していただきたいのほ、〝「体に調和する水」を飲んでいたラットでは、血圧降下剤を投与しなくても高血圧にともなう臓器肥大が抑制されていたという点です。いうまでもなく、この実験だけから「体に調和する水」は人間でも高血圧の発症を予防したり、改善したりする」とまで結論するのは乱暴でしょう。しかしその可能性があることだけは確かめられたと断言できます。

ちなみに高血圧に使われる薬についてはこちら。

それでは、「体に調和する水」の条件を満たした「水」を飲み、調理などにも使用した場合、体にどんな好影響が現れるかを簡単に整理しておくことにしましょう。「体に調和する水」を日常的に、しかも積極的に飲み・使用した場合・人の体にはおよそ次のような変化が起こります。

  • 胃腸の調子がよくなり、便秘なども解消され、便通がスムーズになる。
  • 新陳代謝が良好になり、体全体の調子が高まる。
  • 抵抗力が高まり、風邪など引きにくくなる。
  • 肌がみずみずしく潤う。
  • 糖尿病・肝臓病・高血圧など、現代医学では一般に治りにくいとされる慢性疾患の症状が改善され、完全に治癒する場合も少なくない。
  • 小児喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患が軽快し、尭全に治癒する場合も少なくない。
  • 女性の場合、生理痛や生理不順が解消に向かう。
  • 妊産婦の場合、妊娠の経過が良好に推移し、より健康な赤ちゃんを出産できる。
  • 出産後の母乳の出がよくなり、母乳の質も良好になる。
  • 深酒した場合にも、二日酔い・悪酔いなどの傾向が弱まる。

その他にも、しつこい水虫が治ったり、肩こりや頭痛が解消したり、更年期障害が軽減したなどいろいろな報告があります。総じていうなら、〝「体に調和する水」は、体の調子のすべてを高め、より健康にしてくれるということができるでしょう。こんな形で「効能書き」 を並べると、必ず以下のような反論が聞こえてきます。

「だから信用できない。そんな、万病に効く薬などあるものか。まして、たかが水で、そんなにも劇的な効果があるはずがない」しかし「体に調和する水″」は、あくまでも水であり、薬ではありません。薬とは、生理作用の一部に働きかける性質を持つ物質ですから、万病に効くはずがないのが当然です。

しかし「体に調和する水」は、生命活動を細胞レベルで活性化して、生理作用・新陳代謝をよりよい方向へと向かわせるのです。病気や体調不良は、医学的にみた症状こそさまざまですが、その根本的なところには「細胞レベルでの生命活動が低下している」という「病の温床」があります。

だとすれば、生命活動を細胞レベルという原点から活性化できたときに、さまざまな症状が改善される、あるいは治癒するというのは、まさに自然の摂理そのものなのです。

実際のところ、複数の医師による報告の中にさえ、「体に調和する水」の積極的な飲用によって、深刻な慢性病が治癒したという実例が少なくありません。中にはガンの進行がきわめて遅くなったり、ごく少数ながらも末期とされたガンが軽快したという報告さえあるのです。

ミネラル還元水 | ガン患者に評判の健康食品

こうした「生命体に調和する水″」の効用を確認するのは実に簡単です。あなたも、あなた自身のために、また赤ちゃんのために、今日からでも実践してみてください。その成果は、人にょっては少しずつかもしれませんが、確実に現れてきます。

体に調和する水が現代人にも妊婦さんにも必要なことはわかりましたがでは、具体的にどんな条件が必要なのでしょうか?

  1. 生命体に有害な物質が除去されている 有害な物質とは、水道法で規制されている毒物や毒性を持つ化学物質ですが、私たちはこれに加えて塩素および塩素化合物も除去されているべきだと考えます。水道水を浄水器に通すならば、完全ではありませんが、はばこの条件を満たす水を得ることができます。最近では、簡易なピッチャータイプの浄水器でも十分に体に害のない水を飲むおとができます。
  2. ミネラル成分( 微量元素) のバランスがとれていること カルシウム・カリウム・マグネシウム・ナトリウムなどの微量金属が適度にバランスよく含有されていることが必要です。したがってカルシウムのみの含有量が高いといった形でバランスがくずれていれば、条件を満たすことはできません。またネラル成分は、完全に水に溶解した微細分子の状態( イオン化した状態) であることが大切です。水に粉末などの形でミネラル成分を添加したとしても、微細分子となって溶解するのはごくごく一部でしかありません。 http://www5e.biglobe.ne.jp/~syotenti/dir/kassensui/index.html
  3. pHは弱アルカリ性であること 人間のpHは、7.35~7.45 の弱アルカリ性であり、この範囲を逸脱するときには重い病気か死を意味すると思ってよいでしょう。太古より生命を育んだ海水も弱アルカリ性です。とはいえ、弱アルカリ性の水を飲んだからといって、それがそのまま体液を弱アルカリ性に保つことに直接役立つわけではありませんが、酵素活性・腸内微生物の働きなどを含む生理活動は、弱アルカリ性の水溶液の中でこそもっとも健全な状態で活性化されます。度が高すぎないこと カルシウムイオンとマグネシウムイオンの含有量が高くなるほど硬度が高くなり、これが高すぎる水は健康を害する可能性があります。したがってカルシウム・マグネシウムなどのミネラル総量が適切なレベルの軟水であることが大切です。日本の水は総じてこの条件を満たしていると思っていいでしょう。しかしヨーロッパなどの水( 輸入もののミネラルウォーターなども含みます) には硬度がきわめて高いものがあり、こうした水に慣れていない日本人が飲むと、胃腸を中心に体調をくずす例が少なくありません。便秘解消にミネラルの多い水を飲むことが流行した時期がありますが、これは下痢便になるのであって便秘が改善されているわけではないのです。ここを勘違いしてはいけません。ミネラルを摂ることは大切ですが、体に吸収されるもで摂取しなければ意味がないのです。
  4. 酸素と二酸化炭素(炭酸ガス) が適度に溶けこんでいること
  5. 金魚すら生きられないような酸素不足(酸欠状態) の水が生命体に調和するはずがありません。また、二酸化炭素は、発泡飲料を美味しいと感じるように、水の美味しさを決定する要素の1つです。ただし二酸化炭素が溶けこみすぎている水はpHが酸性に傾くので注意が必要です。
  6. 分子集団( クラスター) が小さい水であること H2Oの集合状態が小さいということです。水は常に流動的に、人間の目などにはとても判断できぬはどの速さで、分子の集合と離散をくり返しているのですから、これは便宜的な表現にしかすぎません。しかし活力のある( 誤解を恐れずにいうなら、水そのものとして生命力にあふれている) 水は、同じ離合集散をくり返すにしても、常に小さくまとまりたがる性質があります。ごく単純に、分子集団の小さな水ほあらゆる物質を溶かしやすく、細胞への出入りもスムーズなしたがって新陳代謝を良好にする水だと理解していただければよいでしょう。同じ理由で、酵素活性を高め、腸内微生物の働きも良好にします。
  7. 体内酵素、活性酸素消去剤(SO D様物質) や抗酸化物質の能力を高く発揮させる水であること 活性酸素とは、老化・ガンなど、万病の引き金になると同時に、総合的にみても細胞の活力を低下させ、組織に損傷を与える悪役です。よい水は、これを除去する力を持つ緑黄色野菜などの有効成分の働きを損ないません。

また「体に調和する水」 は、それ自体が還元力を持つ水であり、体内の酸化物を還元して無毒化したり、酸化された細胞組織を復元する力になります。この点については、もう少し説明しておいたほうがよいかもしれません。

酸化されるとは、まさにサビるということです。鉄がサビるのと同様に、人間の体の紳胞や組織も、活性酸素の影響で次第にサビ続けてボロボロになってゆくと考えてよいでしょう。

人間が散策を取りこんで体内でエネルギー源を酸化させることで生きている限り、これは避けられないことなのです。つまり生きることとほ自身をサビさせること、すなわち老化への歩みであるということにはかなりません。しかし過剰な活性酸素によって無用に、また無秩序にサビが広がれば、病気にもなりやすいし、老化も促進されてしまいます。「体に調和する水」の持つ還元力は、体のサビが進むのを抑制します。

赤ちゃんのより健やかな成長、健康な未来を求めて努力することは、すなわちお母さん自身の健康と若々しさを実現しようとすることにはかなりません。さらにいうなら、もしお母さんが本当の意味で健康であるなら、赤ちゃんもまた健やかに育つに違いないということです。もちろん不幸な例外はあるでしょう。しかしその例外の数も、お母さん方の努力1つで少なくすることができるほずです。

「体に調和する水」の7つの条件を満たす水とは「桜島 活泉水」です。

もし、牛乳が「正真正銘の完全栄養食品」だったとしても、それが完全栄養であるのは、離乳期までの牛の赤ちゃんにとってのことです。離乳期に入れば、牛の赤ちゃんですら牛乳の栄養だけでは順調に育つことができなくなります。まして人間の赤ちゃんならなおさらのことではないでしょうか。

加えていえば、すでに離乳期を20年以上昔に過ぎてしまった大人にとって、牛乳が完全栄養食晶であるはずがありません。牛乳は、子どもにとっても大人にとっても、栄養補助食品でしかないのです。

それでもまだ納得できない方がいるだろうことを、私たちは知っています。粉ミルクよりも牛乳のはうがマシだろうと考える方もいるでしょう。

かつて、赤ちゃんのための人工栄養である粉ミルクは、さまざなな面から批判された時代がありました。しかしそうした批判を経て、現在の粉ルクはずいぶんと改良されました。

粉ミルクは、牛乳を主材料とする加工の過程で、いったんさまざまなミネラルを取り除きます。そして改めて必要なミネラルを加えて成分を調整しています。そんな加工過程において1984 年にほ、赤ちゃんの脳の発達に不可欠なミネラルである亜鉛と銅が入れられるようになりました。

とはいえ、現在のごく一般的な粉ミルク製品の成分を分析してみると、セレニウム、コバルト、ニッケル、モリデブなどの微量必須ミネラルは入っていないといいます。
したがって粉ミルクは未だに母乳におよばないのが事実です。

しかしそれでも、赤ちゃんにとっては、牛乳よりもはるかにありがたい栄養源であることを忘れないでください。

でほお母さんの乳房が、牛乳に頼らずに、しかも豊かで滋味に満ちた母乳を出せるようになるにはどうしたらよいのでしょう。

牛乳を大量に飲んだら、母乳もたくさん出るかというと、そうではないのです。どちらかというと、ご飯やいもなどの炭水化物をたくさん食べた方が母乳はたくさん出ます。また、おもしろいことに、母親のとるカロリーを減らし気味にしたほうが、母乳が出ることさえあるのです。

これについては、短絡的な解釈をしないようにしてください。カロリーを減らしたほうが母乳が出る、といっているのでほありません。そのはうが母乳が出ること「さえ」 ぁるとしています。これは「母乳を出さねば」の焦りからカロリー過剰になるお母さんが少なくないことへの警鐘と受け止めておくことにしましょう。さて、それでは、牛乳に頼ることなく、しかも豊かで滋味に満ちた母乳を出せるようになるにはどうしたらよいのでしょう。この基本はきわめて簡単です。

「1日30品目」の食事を実践してみてください。これほは日に30種類のメニューを食べろというのではありません。料理の素材として、毎日30 種類の食品素材を使うようにしたはうがよい、という意見です。

加工食品などをできるだけ使わないようにして、野菜類、芋類、豆類、海草類、穀類、肉類、魚介類などをまんべんなくどちらかというと肉製品が過剰になりがちな昨今の日本の食傾向では、野菜類や魚介類に重点を置いたはうがよいでしょうしかも、昨日と今日、今日と明日にはできるだけ違った素材を使ってお料理を作るようにすると、ごく自然に栄養バランスが整うものです。

大変だと思いますかっ・たしかに料理嫌いな方にとっては大変かもしれません。野菜、芋、豆などは、料理の手間もかかりがちです。

しかし料理嫌いとは、そのまま健康意識の低さに直結しかねないことに気づいてください。ましてかわいい赤ちゃんに栄養を与えるべきお母さんが、どうして料理嫌いでいられるというのでしょう。

この「1日30品目」を簡単に実践できる基本があります。その第一は「具だくさんのみそ汁」です。みそ汁には最低でも3種類の具を入れるようにしてみましょう。すると化学調味料を使ったとしても、3種頬の具+ 味噌で4 品目が食べられます。もしも煮干しと昆布でダシを取る手間を惜しまず、しかも煮干しと昆布を一緒に食べれば、これだけで6 品目になります。

さらにご飯、そしてクマゴときざみネギを入れた納豆を合わせれば、さらに4品目です。どぅでしょう。ここまでで合計10品目になるではないですか。こうして考えれば調理の手間を余り惜しまないかぎり1 回の食事に10品目を食べることはたやすいことなのです。したがって1 日に3 回、さらに3時のおやつや軽い夜食を加えるなら、30品目などいともたやすく達成できてしまいます。

味噌の効能はこちら。

というところで、あなたの1日の食生活をみつめ直してみてください。いかがでしょうか。大丈夫ですか。もしも加工食品ばかりに頼っていたり、手間のかかる野菜類などの調理を嫌がっていたりしたら、決してよい結果はでないはずです。でもね、あなたほかわいい赤ちゃんのお母さんなのですから、もう大丈夫ですよね。ほんの少しのことでこなせる手間など、もう決して惜しまないほずですね。

牛乳でお腹がごろごろするのは

どうしたら低温殺菌の牛乳の流通量を増やすことができるでしょうか。これもとても簡単です。低温殺菌の牛乳は若干ですが高価です。しかし栄養価でいえば、高温殺菌の牛乳よりもはるかに高いといえるでしょう。つまり栄養的にみれば、高温殺菌の牛乳よりも安いということにはかなりません。

だったら、あなたは今日から、低温殺菌の牛乳を選んで買うようにしてください。企業論理とはきわめて単純です。売れる製品しか作りません。より多くの方々が低温殺菌の牛乳のみを買うようになれば、高温殺菌の牛乳の市場占有率は低下せざるを得ないのです。

ただし低温殺菌の牛乳であっても、1日あた200CCも飲めば十分でしょう。お母さんも子どもも共にです。それ以上の量を飲むことで、栄養補給よりも弊害の面で心配になるのは、高温殺菌の牛乳の場合と大差ないと思っていたはうが安全でしょう。

日本人を含む東南アジアの民族は、本来が離乳期を過ぎたら「乳」を必要しない民族でした。乳を必要とするのほ、私たちのように「良質タンパク質を食事からせることのできない砂漠の民」だけだったようです。

少し想像力を豊かにしてみれば分かります。新鮮な魚・肉・野菜・穀類などに恵まれない砂漠の民は、遊牧としてともに行動する羊や馬の乳からしかタンパク質を得ることができなかったのです。

人間(生物) の体とは本当によくできたものだと思います。タンパク質を動物の乳に頼らざるを得なかった砂漠の民は、乳を効率よく分解する消化酵素を体の中に持っています。しかし乳を必要としない食生活を重ねてきた日本人ほ、そうした酵素を持っていません。日本人は乳糖不耐症と呼ばれる「乳を分解する酵素を持たない民族」なのです。牛乳を飲むとどうしてもお腹がゴロゴロしてしまう、下痢してしまう。そんな人が少なくないのは、そのためです。決して腸が弱いからではありません。そんな人の体は、牛乳ほ要らないからこそ、できるだけ早く外に出そうとするのです。

さて、ここで「低温殺菌」の牛乳も市販されていることを思い出してください。これなら高温殺菌の牛乳はどの弊害はありません。もちろんむやみに大量に飲んだとしたら、あまりよい結果にはならないでしょうが、どうせ適量を飲むのなら低温殺菌の牛乳を選ぶに越したことほないのです。

牛乳を低温で殺菌する方法は、ヨーロッパで古くから行なわれてきています。日本でも、1961 年に高温殺菌が広く導入されはじめる以前は、すべて低温殺菌でした。牛乳売り場で目を皿のようにして探せば「パスチャライズド」とか「63度30分殺菌」と記された牛乳が売られています。

この殺菌法は、フランスの有名な細菌学者・パスツールが発明した方法です。この殺菌法が「パスチャライズド」とか「バストリゼイション」などと呼ばれるのは、そのためです。かつてのヨーロッパでほ、原乳をそのまま飲んでいたがために、これがしばしば病気の感染源となってしまいました。そこで原乳の中の細菌を殺す方法として考案されたのが低温殺菌だったのです。

パスツールはいろいろと試行錯誤をくり返したに違いありません。なぜなら、牛乳の栄養素を損なうことなく、しかも細菌を殺すのはとても困難なことだったからです。しかし熱心で誠実な研究者は、必ずどんな難問も解決するものです。

パリのパスツール研究所に今も名を残す彼もそうでした。彼は、牛乳を63度まで加熱して30分間保持したときに、牛乳中の細菌の9%は死滅するものの、タンパク質や脂肪やビタミンやミネラルなどの栄養素ほはとんど影響を受けないことに気づいたのです。いえいえ、微細な栄養分析の技術は現在はどに発達していない19世紀のことですから、それはど細かいことは分からなかったでしょう。

しかし味わいが変わらないこと、またその後に乳製品として加工する上でも、内容成分が変化していないために不都合が生じないことなどほたしかめられたに違いありません。私たち日本人は、もともとが牛乳の味に鈍感でもあったのでしょう、いつの間にか「決して美味しくはない」 高温殺菌の加工乳の殊に慣らされてしまいました。しかし昔から牛乳の本当の味を熟知しているだけに、ヨーロッパの人の多くは今も低温殺菌の牛乳を主として利用しています。

低温殺菌の牛乳は、昧・栄養などあらゆる面で高温殺菌より優れているようなのに、日本でほどうして高温殺菌の牛乳ばかり売られるようになってしまったのでしょう?不思議だとほ思いませんか?この理由が、実ほ意外なはどに、いやいやガッカリしてしまうことに、きわめて簡単だったのです。

何だと思いますか?つまり低温殺菌は加工に時間と手間がかかって生産効率がとても悪いからです。低温殺菌では、二重釜を使って内側の釜に牛乳を入れ、外側の釜に湯を入れて牛乳の温度を上げてゆきます。そう、湯煎することで63度まで高めるのです。そしてその温度を30分保つのです。これは高温殺菌のように流れ作業でできる加工ではありません。どう考えても手工業的、非能率的で、まずは利益追求が最優先となる企業の論理に反します。したがって高温殺菌の牛乳が幅をきかせるのは、少なくとも現在の、いまだ経済利益最優先から抜けられぬ日本にあっては必然的な結果だったのです。

さて、先にご紹介した『牛乳は完全栄養食品ではない』の著者・岩佐京子さんは、本職が臨床心理士であることから、数多くの心の発達に問題を生じた子どもたちと接してきました。そうした経験の中で、乳幼児期からあまりにも多量の牛乳を飲まされてきた子どもには、どうも心理的発達に問題が生じる傾向がある、と気づかれたといいます。

彼女ほその理由の1つとして、牛乳の栄養面に触れています。つまり牛乳ほ本来が牛の赤ちゃんに必要な栄養素の塊であり、それをさらに熱処理した結果、人間の赤ちゃんの発達に必要なだけの栄養素が不足してしまっているのだ、と警鐘を鳴らしているのです。

また牛乳を飲みすぎ(飲まされすぎ) で、他の固形物を食べる量が少ない子ほ、舌や口の運動能力の発達が遅れ、そのおかげでしゃべるための運動神経の発達も遅れ、両親や周囲と十分なコミュニケーションを保てなくなる可能性があると指摘しています。

授乳中に40度以上の牛乳を飲んでいる場合、その子どもにアトピー性皮膚炎がよく見られます。これは、うまく消化されなかった牛乳のタンパク質が、母乳を通じて赤ちゃんに入り、そこでアレルギーを引き起こすのです。また、赤ちゃんにみられる脂漏性湿疹は、母親が牛乳を飲むのをやめると、きれいに治ります。これは、うまく消化されなかった牛乳の脂肪が、母乳を通じて赤ちゃんに入るのですが、赤ちゃんの方は、この脂肪を消化するだけの機能がまだ発達していないために、皮膚から脂肪が吹き出してきて、黄色いかさぶたのようになるのです。

アレルギーとは、ある意味で自分の体とは異質なタンパク質への反応だと説明できます。つまり、自分の体にほ取りこめない、ときには害となるタンパク質を、外に出そうとしてする反応でもあるのです。母乳をたくさん出したいからとお母さんが一般の高温殺菌牛乳をたくさん飲むということほ、お母さんの体の中に入った「人間にとってほ異質なタンパク質」を、母乳を通じて赤ちゃんに飲ませてしまうことにもなりかねません。

普段、私たちが口にする牛乳は大部分が高温殺菌処理された牛乳であることをお話しましたが、こうした高温長時間処理の問に、牛乳の内容には重大な変化が生じてしまいます。

まずは、タンパク質ですが、タンパク質の中でも水に溶けていて消化吸収のよい「ホエー・タンパク質」の75~80% ほどが変性してしまいます。ホエー・タンパク質が、免疫グロプリンやアルブミンなどといった成分を含んでいて、その成分のおかげで「牛乳を飲むと免疫力が高まる」と説明されることがあるのですが、加熱によってそれが変性してしまうのです。

したがって高温殺菌の牛乳を飲むことで免疫力を高める効果は期待できないというべきでしょう。また、カルシウムと結合しているタンパク質のカゼインも一部分変性し、タンパク質の構成要素であるリジンやメチオニンやシステインといったアミノ酸も減ってしまいます。

それでも他のアミノ酸は減らないのだからかまわないだろう、と思うと大間違い。人間が体内で合成できないアミノ酸は8 種類がありますが、その8種類のアミノ酸をバランスよく含んでいる食品こそが、本当の意味で良質なタンパク質食品です。ごく簡単に説明すれば、体内に入った8 種類のアミノ酸は、その8種類の内でもっとも量の少ないアミノ酸のレベルでしか利用できないからです。したがって、アミノ酸の内の何かを欠いているタンパク質食品は、無駄の多い、利用効率の悪い食品だということになります。

高温殺菌牛乳は、そうした食品だと考えておくべきでしょう。ここでは、面倒な説明を避けておきますが、「ホモジナイズド」という加工が必要になるのも、高温殺菌をした必然だと知っておいてください。このホモジナイズドによって、脂肪分子やタンパク質の分子は物理的に切断されてしまい、これによっても、牛乳の質は低下してしまいます。

つけ加えておけば、原乳中には含まれているビタミンC 、D 、E なども、加工の過程ではとんど破壊されてしまいます。こうしたすべてを総合したところからみて「現在の高温殺菌の牛乳は、牛乳の死骸であり、タンパク質のカスです」とまで表現する専門家がいるのです。

「それでもカルシウムが不足しがちだと( 厚生省が) いう日本人にとって、牛乳は重要なカルシウム源ではないか」という意見も聞こえてきそうです。しかし、高温殺菌された牛乳の中のカルシウムは、本来の牛乳のように消費吸収のすみやかなカルシウムでなくなっています。原乳中のカルシウムは、その40
%が水に溶けている消化吸収しやすいカルシウムで他の60%はコロイド状で分散しています。

ところが加熱という過程で、せっかく水に溶けているカルシウムが、コロイド状に変化してしまい、水に溶けている分が40% 近くも減ってしまうのです。ここまでを読んでくださったあなたにお願いしましょう。もし可能なら、すぐにスーパーマーケットの牛乳売り場をチェックしにいってください。

その売り場には、「常温保存できる」と記された「ロングライフミルク」 もみつけられるはずです。これは、普通の高温殺菌よりもさらに高い140度の熱処理をされた牛乳です。これはどの高温処理を経たものでは、カゼインと結びついてるカルシウムの一部が燐酸カルシウムに変化してしまっています。

燐酸カルシウムとは、私たちの骨の中のカルシウムと同じ状態です。たとえば魚の骨を水につけておいてみましょう。カルシウムが溶け出すでしょうか。たしかに微々たる量は溶けるかもしれませんが、はとんどは骨の形のままです。骨として組織化された燐酸カルシウムとは、とても水に溶けにくいカルシウムなのです。だからこそ、骨は化石として何千年・何万年の時を経た印を残しもするのです。私たちが消化吸収するのは、基本的に水に溶けた物質であることを知っておくべきでしょう。腸壁は、あらゆる栄養素を水に溶かした状態、つまり水溶液として吸収するのです。逆にいうとなら、水なしに、また水に溶けない物質を、私たちは吸収して利用することなどできないということです。