実験からもわかるイオン水 効果

あなたは「まずは信じて試してみる」タイプの人でしょうか?それとも「疑うことが最初で、なかなか試さない」タイプの人でしょうか。ここでは、疑ってしまうタイプの人のために、医学的に検証した実例を紹介します。

「体に調和する水(この場合は電気分解型の整水器で作った、いわゆるアルカリイオン水)が高血圧症の予防と治療に応用できるか否か」の実験を実施しました。その結果として得られたきわめて興味深いデータです。

実験に使用したのは、ヒトの本態性高血圧症(現代医学では根治がむずかしく、対症療法で対応するしかないとされています) の実験モデルである「高血圧自然発症ラット(SHR/ 遺伝的な高血圧を発症する実験用ラット)」です。実験は次のような手順で行なわれました。

  1. SHR (飼育ケージで1 週間慣らした後の6 週齢のオス・25 匹)を2つのグループ、A ・13 匹、B・12 匹に分けた。
  2. グループには水道水より生成した「体に調和する水」pH9.1を、16週間にわたって自由に飲ませた。
  3. Bグループには水道水のまま= pH 7.3を、同じく16週間にわたって自由に飲ませた。

この実験で使用した水道水は、一般的な水道水であり、地下水をくみ上げたものです。したがってごく一般の水道水のように塩素を含んでほいませんが、鉄分を含有しているために少し赤みのある水となっています。いずれにしても、「水道水のまま」にしても、私たちの家庭の水道の蛇口から出る水よりも良質と思ってよいでしょう。

実験結果は次のとおりでした。

  • a.両グループとも、加齢とともに体重・血圧が上昇したが、心拍数には差がなかった。
  • b.実験開始後2 週間で、Aグループ(「体に調和する水」を飲んでいる) は血圧上昇が軽度であり、それが7週目まで持続したが、Bグループと比べて統計上有意と思える差は艶められなかった。
  • 11週目より、両グループともにそれぞれを二分して、それぞれの一方に抗高血圧薬( 血圧降下剤)であるエナラプリルを、同じ条件で連続投与したところ、Aグループでは有意に大きな血圧降下作用(医学的にも醒められるはっきりとした効果) を示した。
  • d.前記の傾向は、エナラブリルの投与量と投与回数が増えるはどに顕著になった。
  • e.エナラブリルの連続投与開始から4週間後、両グループともに心臓と肝臓の肥大が抑制されていた(高血圧症状があるときに血圧降下剤を投与しないと、鹿器に負担がかかるために臓器肥大が起こる)。

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この実験から明らかになったのは、「体に調和する水」が血圧降下剤の作用をより有効に引き出したということだけではありません。むしろそれ以上に注目していただきたいのは「体に調和する水」を飲んでいたラットでは、血圧降下剤を投与しなくても高血圧にともなう臓器肥大が抑制されていたという点です。

いうまでもなく、この実験だけから「体に調和する水」は人間でも高血圧の発症を予防したり、改善したりする」とまで結論するのは乱暴でしょう。しかしその可能性があることだけは確かめられたと断言できます。

ちなみに高血圧に使われる薬についてはこちら。

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