牛乳でお腹がごろごろするのは

どうしたら低温殺菌の牛乳の流通量を増やすことができるでしょうか。これもとても簡単です。低温殺菌の牛乳は若干ですが高価です。しかし栄養価でいえば、高温殺菌の牛乳よりもはるかに高いといえるでしょう。つまり栄養的にみれば、高温殺菌の牛乳よりも安いということにはかなりません。

だったら、あなたは今日から、低温殺菌の牛乳を選んで買うようにしてください。企業論理とはきわめて単純です。売れる製品しか作りません。より多くの方々が低温殺菌の牛乳のみを買うようになれば、高温殺菌の牛乳の市場占有率は低下せざるを得ないのです。

ただし低温殺菌の牛乳であっても、1日あた200CCも飲めば十分でしょう。お母さんも子どもも共にです。それ以上の量を飲むことで、栄養補給よりも弊害の面で心配になるのは、高温殺菌の牛乳の場合と大差ないと思っていたはうが安全でしょう。

日本人を含む東南アジアの民族は、本来が離乳期を過ぎたら「乳」を必要しない民族でした。乳を必要とするのほ、私たちのように「良質タンパク質を食事からせることのできない砂漠の民」だけだったようです。

少し想像力を豊かにしてみれば分かります。新鮮な魚・肉・野菜・穀類などに恵まれない砂漠の民は、遊牧としてともに行動する羊や馬の乳からしかタンパク質を得ることができなかったのです。

人間(生物) の体とは本当によくできたものだと思います。タンパク質を動物の乳に頼らざるを得なかった砂漠の民は、乳を効率よく分解する消化酵素を体の中に持っています。しかし乳を必要としない食生活を重ねてきた日本人ほ、そうした酵素を持っていません。日本人は乳糖不耐症と呼ばれる「乳を分解する酵素を持たない民族」なのです。牛乳を飲むとどうしてもお腹がゴロゴロしてしまう、下痢してしまう。そんな人が少なくないのは、そのためです。決して腸が弱いからではありません。そんな人の体は、牛乳ほ要らないからこそ、できるだけ早く外に出そうとするのです。