食生活を指導しない病院

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現代の、食生活一般について現在どのような状況なのか、具体的なお話をしながらすすめます。病院では予約をとっても2時間待ち、3時間待ちは当たり前ですがあまり時間をかけて診て貰えないことがほとんどです。
また患者の中にはガンの患者さんが多くみられます。
患者さんの中には、かなり遠方から診察に来る人も多いのです。
なぜ、遠くから病院まで患者さんが診察に来るのでしょうか?その理由をたとえて言えば、こういうことだと思うんです。ガンの患者さんなどの場合、体という畑に「雑草」が生えてきてしまって、それを抜いたり焼いたり切ったりすることは、どこの病院でもやってくれます。「雑草」という意味は、体にとって具合の悪いものということです。どの病院でも、それをとることはやってくれますが、それが終わったら、あとは好きにしてくださいという態度なんです。

そうされると、「病気になる前と同じ生活をずっと続けていって大丈夫なんだろうか」「また畑に雑草が生えるのではないか」と、患者さんは不安になると思うのです。それでわざわざ遠方から、病院にまでやって来るんだと思います。

さて、生活の一部として食生活があるわけですが、ほとんどの医療機関というのは、患者さんに食生活を教えません。教えない理由のひとつは、採算がとれないからです。
糖尿病の患者さんで、大学病院などに行っている場合は、食生活の指導を受けているかもしれません。でも、病院はそれでいくら収入があると思いますか?
1人で数千円くらいにしかなりません。
これでは、病院は食事指導をやりません。当然です。指導する人の場所代や人件費を考えたら、とても採算がとれません。ですから、大きな大学病院の場合は、糖尿病教室を行なって、1人1000円で100人集めて何とか採算をとるということになるわけなんです。ですから、病気になっても、食生活をまともに指導してもらうことは、残念ながら困難なのです。。
ましてや健康なうちに、食生活に関心を持っても、どこでも教えてくれません。それが現状だと思います。そうすると、気になる人は、図書館や本屋さんに行って、いろんな食に関する情報を集めるようになるのです。

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