現代人は歴史上糖質を過剰摂取している

もともと人間のからだは、大量にインスリンを分泌することには慣れていませんでした。なぜなら、地球上に人類が誕生したのが約700万年前なのに対して、文明によって農耕が始まり、穀物(炭水化物)を摂取するようになったのはわずか1万年程度だからです。

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ちなみに日本で考えると、旧石器時代、縄文時代はずっと動物や魚、木の実や野菜を食糧にする狩猟採集の食生活でした。

旧石器時代には、主に狩猟によりシカ、ゾウ、ノウサギなど野生の動物が食された。 約1万年前縄文時代になると人々は採集することが増えた。 食事の中心になったのは木の実やイモであり、クリ、クルミ、ドングリ、ヤマイモ、マメといったものです。 .. 縄文晩期になると水田で稲作するようになります。

旧石器時代が9万年前から始まり、縄文時代に移行します。縄文時代は1万6千年前から弥生時代までの約l 万3千年間です。

じつは日本人が米を食べ出したのは弥生時代以降の30 00年間の話で、存外短い期間なのです。農耕を始めて安定した食程が確保できるようになったことで、人類の人口は爆発的に増えていきました。

18世紀になるとフランスで炭水化物の精製技術が開発され、19世紀になって全世界に普及すると白いパンをはじめ、精製された炭水化物やその加工品が普及します。

ところが精製された炭水化物は消化吸収が速いために血糖値がすくに上昇します。精製された炭水化物がある食生活は、農耕が始まる前の食生活に比べると、食後の血糖値上昇幅が約3倍もはね上がっているのです。

このような事態は、人類700万年史上初めてです。この急激な変化に、からだがついていけないのは当然のことかもしれません。さらに糖尿病の人が糖質をとると、血糖値は200mg/dl以上にはね上がります。