寝起きを改善する食事

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眠りには、2 種類のパターンがあります。体の眠りといわれるレム睡眠と、脳の附眠りといわれるノンレム睡眠で、この2 つがワンセットになり、一晩で4~5回のリズムを描いています。両者のバランスがとれた眠りが理想とされていますが、睡眠薬やアルコールの助けを借りた眠りは「夢みる眠り」 ともいわれるレム睡眠が短くなってしまい、疲労感が残ってしまいます。

深い眠りへと向かうノンレム睡眠と覚醒へと向かうレム睡眠はおよそ90分単位でくり返されています。

そのため、とにかく目覚めのいい朝を迎えたいと思ったら、この90分単位での眠りを確保することが大事。あと10 分しかないのに、ベッドにしがみついても何の効果もありません。いさぎよく起きてしまいましょう。

脳の中心部に脳幹網様体という、脳のピント合わせをしているところがあります。一度目覚めたのに、あと5 分、あと10 分とトロトロしているとピント合わせがうまくいかなくなります。こうなると、頭がボーッとして、再びピントが合うまでに、早い人で4 ~5時間、遅い人だと7~8 時間もかかってしまいます。

「指は第二の脳」といわれているほど、脳の神経細胞との連絡が密になっています。そのため、朝の目覚めをよくするためには、目覚めたら、手指に冷水の刺激を与えるとよいでしょう。冷たい水が皮膚の毛穴のそばにある起毛筋の根元の神経を刺激し、この刺激が脳に伝えられ、脳のピント合わせに役立つからです。

脳がしっかり目覚めるには、体の中から目覚めさせなければいけません。それには、おいしい朝食がいちばんです。朝は血糖値が下がっているので、内臓も神経系統も機能が低下しています。ご飯を食べると体温が上がり、血糖値も上昇します。すると脳が活発に働いて、頭もすっきりします。また、食物をかむことで脳が刺激され、消化のために内臓が働きだすので、体の芯から目覚めることになるのです。コーヒーやみそ汁の香り、トントンとリズミカルな包丁の音など、喚覚や聴覚の刺激も脳を目覚めさせます。

目覚めのためなら、たとえコップ一杯の水でも効果がありますが、どうせなら、有効に朝食をとりたいものです。

パワーアップするにはコーヒーとトーストだけでは不十分です。体温を上昇させて、代謝を高めるためには、タンパク質が必要です。たとえば、卵にチーズ、ヨーグルトなどの乳製品。また、和食なら、納豆、みそ汁、魚の干物など。これにフルーツか野菜料理をそえるのが理想です。

起きがけの冷たいジュースや牛乳は、脳に刺激を与えるので、朝の目覚めには効果的です。また、コーヒーや紅茶など、カフェインの入っている飲み物や、ハーブのジャスミンティーにも覚醒作用があります。

食事以外で爽やかな朝を迎えるための情報がこちらのサイトで紹介されています。

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