疲れ目を改善する食事

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現代人は、ワープロ、パソコン、スマホなどのOA機器やテレビなどのAV機器によって、目を酷使しています。目が疲れる、乾く、重い、異物感があるなどの目のトラブルはほとんどの人が経験していると思います。
とくにOA機器を扱う仕事をしている人は、視力低下や眼精疲労、ドライアイに悩む人が多いようです。
目の網膜の細胞の中には視紅という物質があり、それが光に反応してわたしたちは明暗を感じます。その視紅の成分となるのがビタミンA です。そのため、ビタミンA が不足すると、視紅の働きが鈍くなり、明るいところから急に暗いところへ移ったとき、目が暗さに慣れるのに時間がかかるようになります。

ビタミンAは、動物性食品に含まれているものと植物性食品に含まれているものとに分けられます。動物性のビタミンA はレチノールと呼ばれ、レバーやうなぎに多く、植物性のビタミンA はカロチノイドと呼ばれ、にんじんや春菊、ブロッコリーなど、色の濃い野菜に含まれています。カロチノイドはレチノールに比べて吸収効率は低いのですが、とりすぎても過剰症がおきにくいのが特長です。

ビタミンといえば、水に溶けやすく、加熱に弱いと思われがちですが、カロチンは例外です。たとえば、にんじんを生で食べるとカロチンの吸収率はわずか20% ですが、ゆでると40% 、さらに油で炒めたり揚げたりすると、吸収率は50~70% にもなるからです。また、にんじんを油で調理しなくても、油脂の多い食品と一緒にとれば、同じ効果が期待できます。
落花生やアーモンドなどのナッツ類やチーズを食べながらにんじんジュースを飲めば、吸収率もぐんとアップするというわけです。

OA機器を使っていると、目が充血したり、ゴロゴロしたりすることがあります。とくに、ビタミンB2が不足すると、このような症状がでやすくなります。また、ビタミンB2不足は、角膜炎にもなりやすいといわれています。ビタミンB2はレバー、青身魚、乳製品、卵、納豆などに多く含まれています。

ビタミンB2は腸内細菌による合成も行なわれます。便秘が続くと、腸内の善玉菌が減ってビタミンB2の合成量が減少してしまいます。お腹の不調は目にもよくない影響を及ぼすというわけです。

いくら目の疲労回復に役立つ栄養素をとったとしても、目を酷使し続けていては、目の疲れはとれません。十分な睡眠と休養が何より大切です。仕事中でも、1時間おきに10分くらいは目を休めて、目を閉じたり遠いところを見るようにしましょう。紅茶を飲んだあとのティーパックをまぶたにあてて、湿布をするのもよい方法です。ティータイムをとることにもなり、リフレッシュ効果が期待できます。
また、夜のバスタイムを半身浴にすると目の疲れにも効果的です。
こちらの半身浴で毒素を排出し、疲れを解消するのとおりです。

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