アレルギー体質を改善する食事

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国民の3人に1人もがアレルギーに悩んでいるといわれます。特にここ数年は、花粉症の症状が突然でてきたりという人が急増しています。去年は何ともなかったのに、今年はいきなりひどい目のかゆみや鼻水に悩まされる人が増えています。

両親がアレルギー体質だと70% の子供に、そして片親がアレルギー体質の場合でも40% の子供にアレルギーが発症するといわれています。このままいけば、21世紀には国民全体がアレルギー体質になるといわれているほどです。

ある物質に対して生体がおこす過剰反応をアレルギー反応といいます。アレルギーの症状はさまざまで、じんま疹のほか、鼻炎やぜんそくなどの呼吸器系の症状、目がかゆく赤くなる結膜炎や皮膚炎のほか、腹痛などもアレルギーによっておこることがあります。

子供のころはアトピー性皮膚炎に悩まされたが、成長するにしたがってよくなったという話をよく聞きます。アトピーによる皮膚炎は、成長とともに症状にでにくくなるのですが、完治しているわけではありません。皮膚症状が治ると、今度はぜんそくに悩まされることが多いからです。そして、ぜんそくがおさまったとしても、アレルギー性の鼻炎になって一生続くことが多いのです。アレルギー体質は症状が変化することはあっても完治することは難しいので、アレルギーの特徴をよく知って一生つきあうことが必要です。

卵や大豆、牛乳などに対してアレルギー反応をおこす人は多いのですが、なかには米がアレルギーの原因になる人もいます。こうなると、米を避けて、ヒエやアワを主食にしなければなりません。食品以外でも同じです。金属や化粧品、ハウスダストでアレルギーをおこす人の場合も、まずはアレルギーの原因となるものを徹底的に避けることが必要です。

体調や日常生活の過ごし方などで、アレルギ一反応が強くでるときと、でないときがあります。疲れていたり、体調が悪いときにアレルギー反応が強くでますから、ビタミンやミネラルなど、体調を整える栄養素を多くとることが大切です。また、卵がアレルギーの原因になる場合は、魚介類や肉類などでタンパク質が不足しないようにします。代替になる食品をきちんととらないと、体の抵抗力が低下して、症状が悪化してしまいます。

スギ花粉症は、スギ花粉の多い地域より、都会に多いといわれています。花粉症にかかる人は年々増えて、今は10人に1人といわれるほど。スギのほか、ヒノキ、ブナ、ニレなど、原因になる花粉は60種類近くもあります。昔に比べて花粉症が増えているのは、家が気密性の高いものになった結果、ダニが増えたことや、排気ガス、ストレスなど、人間の側に問題があるためといわれています。

両親のどちらかがアレルギー体質の場合、子供もアレルギー体質になる確率が高くなります。アレルギーは決定的な治療法がないだけに、親にとっては深刻な問題です。現在、有効だといわれているのが8.8療法。妊娠8ヶ月目から出産後8ヶ月目まで卵を一切食べないという方法です。
卵のタンパク質がアレルギーの引き金となることが多く、卵を避けることでほかのことが原因でおこるアレルギーも防げることが多いからです。卵はハンバーグやクッキーといった加工品にも含まれていますから、卵をまったく食べないというのは難しいことですが、アレルギーのリスクが高い人は試してみる値打ちがありそうです。

食物アレルギーの場合、アレルギーとなる食品が1~2個ならいいのですが、複数だと食べるものが制限されてしまいます。すると、栄養のバランスが非常に悪くなり、ますますアレルギーがひどくなることがあります。最近、欧米では、アレルギー源となる食品の種類が多い場合は、除去するのではなく、間隔をあけて少しずつ食べる治療法をとるようになりました。
アレルギーの程度にあわせて日替わりの献立を3日~5日ごとにくり返してとるというもので、回転食と呼ばれています。栄養のバランスがよくなり、体調がよくなるそうです。

ガムの香辛が鼻の粘膜に刺激を与え、かむことで血流もよくなるため、鼻の通りがよくなるというデータがあります。ミントの香りで気分も爽快になれそうですね。

アトピー性皮膚炎ではないけれど、化粧品やネックレスなどの貴金属に弱くてかぶれやすいという人が増えています。はじめはちょっとしたトラブルでも、くり返すうちに、体に抗体ができてしまい、アレルギーとなってしまうからです。ピアスやヘアピン、歯につめた金属、ふわふわ仕上げの洗濯柔軟剤、抗菌・防カビ商品などが原因になることもありますから、日常生活をもう一度見なおしてみましょう。

アレルギー体質を改善する食事
https://meal-treatment.com/%e3%82%a2%e3%83%88%e3%83%94%e3%83%bc%e6%80%a7%e7%9a%ae%e8%86%9a%e7%82%8e/

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