高血糖値を改善する食事

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涼飲料水の飲みすぎで昏睡状態になるペットボトル症候群の人が目立ちはじめているといいます。過剰な水分摂取とともに糖分もあわせて摂りすぎてしまうケースです。
患者の共通点は糖分のとりすぎで、膵臓が疲労し、インシュリンの分泌が低下して糖尿病をおこしていることと、家族に糖尿病の人がいることでした。
それに、過食、肥満、不規則な生活、ストレスなども加わって、成人病タイプの糖尿病が若い人にも増えているのです。

膵臓からインシュリンというホルモンが分泌されていますが、このインシュリンが不足したり、処理能力を越えると、ブドウ糖が利用されないで、血液中にでてきます。その結果、尿に余った糖がでてしまうのが糖尿病です。食べすぎたり、太りすぎたりするほどインシュリンの必要量が多くなるので、体重のコントロールが必要なのです。

若い人や女性で血糖値が高い人は、お菓子や清涼飲料水、果物などのとりすぎが原因のことが多いようです。糖分は体のエネルギーとなる重要な栄養素なのですが、とりすぎると血糖値があがり、成人病をおこす原因になります。また肥満にもつながります。くれぐれも甘いものの誘惑に負けないようにしなければなりません。

お酒好きの人には気の毒ですが、アルコールはできるだけ控えなければなりません。
糖質が1g4kcalなのに対して、アルコールは1g7 kcalもあります。毎晩飲んでいたらかなりのエネルギーをお酒からとってしまうことになります。また、アルコールは吸収されるのも早いので、飲みはじめるとすぐに血糖値が上がっていきます。

食物繊維には糖やコレステロールを吸着して、血糖値を下げる働きがあります。とくに水に溶けるタイプの食物繊維に効果があるようです。こんにゃくの成分であるグリコマンナンを糖尿病患者に食事の30分前に投与したら、血糖値の上昇が抑えられたという報告もあります。
また、わかめなどの海藻類に含まれるアルギン酸、果物のペクチンなども血糖値が上がるのを抑える作用があります。
血糖値を下げる果物のペクチンペクチンはジャムの材料になる果物、たとえば、りんごや柑橘類、キーウイ、いちごなどに多く含まれています。血糖が高い人は積極的に摂取するといいでしょう。

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