冷房病を抑える食事

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夏になると会社、学校、電車、デパート、と、どこでも寒すぎるくらいクーラーがきいています。涼しいのはいいのですが、ガンガンに冷房がきいた部屋にずっといると、冷房病にかかってしまいます。とくに女性は冷房病にかかりやすいようです。男性にくらべて筋肉量が少なく、脂肪が多い体つきをしているからです。筋肉は体の発電機の役目をしており、筋肉が多ければ体は暖まりますが、脂肪にはこういう働きはないからです。

人間の脳細胞は、気温が35度をこえると、働きが鈍くなるといわれています。仕事の能率を考えると、涼しいほうがいいのですが、冷やしすぎはいけません。冷房の設定温度は外の気温より4~5度低くする程度がよいとされています。会社などでそれ以下になっている場合は、自衛策が必要です。冷たい空気は床下にたまります。ハイソックスをはいたり、膝掛けなどで冷えを防ぎましょう。

夏はシャワーだけですませるという人が多いようですが、冷房病を予防するにはちゃんとお風呂に入りましょう。とくに1 日中冷房の中にいる人は、入浴で体を芯から温めることが必要です。

入浴剤を利用するのもいいでしょう。ハープだと、血行促進作用があるカモミール、安眠をさそうラベンダー、汗をかいたあとのかゆみを抑えるミントなどがおすすめです。

冷えた体にはスパイシーなカレーがおすすめ。スパイスがきいたカレーを食べると、新陳代謝が高まります。すると、血行がよくなるので、冷えの解消につながります。また、ニンニク、にら、ネギなどの体を温める食品も積極的にとること。ニンニクやしょうがをたっぶり加えたスープや鍋ものを汗をかきながら食べてみては。

ビタミンE にも、血管を拡張して、血行を促進する作用があります。野菜をゴマ和えやピーナッツ和えにしたり、おやつにナッツ類を食べるようにして、ビタミンE を確保しましょう。

夏はのどが渇いたら冷たいジュースを飲む人が多いようです。しかし、冷たい飲み物のとりすぎは冷房病を悪化させます。冷たいものをとると、胃腸が冷え、消化力も低下します。それが食欲不振を招いたり、胃の血管が収縮して一時的に胃を貧血状態にしたりします。
夏こそ熱い.ものを飲むことが大切です。冷房のきいた涼しい部屋にいるなら、体を温めるためにも糖分のない温かい飲み物が必要です。とくに、カモミール、リンデン、ベルベーヌ、ミントなど、体を温める作用のあるハーブティーがおすすめです。

夏はそうめんや冷や麦がおいしい季節。しかし、こういうものばかり食べていると栄養が十分にとれません。とくにタンパク質不足には注意してください。タンパク質には体を温める働きがあるのです。ゆで卵やハム、焼き豚、ツナ缶など、そうめんを食べるときも、タンパク質を多く含む食品をそえるようにしましょう。

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