夏パテ夏やせを防ぐ食事

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不快指数が高く、蒸し暑い日本の夏。じとじとと1 日中汗をかくので、汗の中に塩分がでていきます。塩の成分は胃液の原料でもあるので、たくさん汗をかくと胃酸の原料が減ることにもなり、食欲が減退するのです。さらに、口当たりのよい冷たいものを口にすることが多くなり、これが夏パテの原因になるのです。
食欲がないからといって、そうめんや冷や麦ばかり食べていると、栄養不足になり、ますます体がだるくなってしまいます。

昔から夏パテにはうなぎがいいといわれています。うなぎは香ばしくて食欲をそそり、やわらかくて食べやすいのが特徴です。それになんといっても高タンパク、高脂肪、高ビタミンと、栄養満点。スタミナ回復にはうってつけの食品です。

暑いときはついつい冷たいものを食べてしまいがちですが、とりすぎると胃腸が冷えて消化吸収力が低下してしまいます。夏は熱いものを食べて、思いきり汗をかくことも必要です。実だくさんの野菜スープや、雑炊、鍋料理などがおすすめ。汗をびっしょりかけば、体内の疲労物質が汗とともに排泄される。

暑さで夏やせするのが当たり前だったのは、クーラーのない昔の話。最近ではむしろ夏太りする人が増えています。涼しい部屋から一歩外に出ると、暑さが身にこたえて、ついつい清涼飲料水やビールを多量に飲んでしまいがちです。ちなみに清涼飲料水1缶に含まれる糖分は平均20~25グラム。角砂糖にすると5~6 個分にもなります。それを1日に何缶も飲めば、太るのは当たり前です。

夏は冬に比べて、基礎代謝量(じっとしているときのエネルギー消費量) が約1割も減ります。それなのに冷たい飲み物で余分なエネルギーをとったら、当然太ってしまいます。夏はむしろエネルギー量は控えめにするよう心がけましょう。

アイスクリームは生クリームや牛乳、砂糖でできており、カロリーは相当なものです。コーンにダブルのアイスクリームをのせたものだと約390kcal。どうしても食べたいなら、コーンとトッピングをやめます。そうするとカロリーは170~190kcalになります。シャーベットにすると、カロリーは低め。たとえば、メロンシャーベットは80kcal。この程度なら安心ですね。

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