健康な歯を保つ食事

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歯は骨と同じリン酸カルシウムでできています。しかし、骨と違って歯は永久歯となってからは、一生そのままで、つくりかえがききません。老後の食生活に必要な歯を残すための運動が話題になっていますが、そのためには、しつかり磨くことしかなさそうです。
歯周病を防いで歯を守るには、お手入れとともに歯肉を鍛えておくことが大切です。そのためには、かたいものをよくかむことも必要です。りんごやスルメなどをかむことで、歯ぐきが刺激され、血行がよくなります。また、歯磨きのときに粗塩などで歯ぐきをマッサージすることも有効です。
歯肉の血液の循環がよければ、歯周病がおきにくくなります。しっかりブラッシングするとともに、血行をよくする働きのあるビタミンE を積極的にとりたいものです。

ナッツ類は、かみごたえがあるうえにビタミンEが多く含まれています。だから、歯肉にはよい食べ物といえます。とくに、落花生は食物繊維やタンパク質も豊富な優良食品です。おやつにスナック菓子を食べるかわりに、落花生などの木の実を食べるのはいかがでしょう。

糖分は酸になって歯を溶かす性質があります。一方、だ液中にはカルシウムが含まれていて、溶けた歯を修復する働きがあります。食事時間が規則正しければ、この働きも期待できるのですが、食間に糖分をとったりすると、修復が間に合いません。歯のためには、甘いものは間食ではなく、食後のデザートとして食べたほうがよさそうです。

虫歯や歯肉炎を防ぐには、糖分の選び方にも気をつけたいものです。砂糖のなかでも、虫歯になりにくい糖分は、カップリングシュガーやパラチノースなど。ただし、これらはカロリーがあります。一方、還元麦芽糖水あめ(マルチトール)、ソルビトール、フラクトオリゴ糖はエネルギー源にはなりにくく、虫歯の原因にもなりにくいのが特徴です。

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