きゅうりに塩をふりかけた場合は、水分が外に出てきますが、人間が塩分をとりすぎた場合は、過剰な塩を薄める作用が働き、細胞内の水分量が増えてきます。いわば、細胞が水ぶくれの状態になるわけです。
この作用によって、血液中の細胞がふくれあがり、血液の容積が増えます。さらに、血管壁の細胞も膨張し血管壁が狭くなるため、血圧が高くなります。
正油はだし割り正油にして使います。市販の減塩正油なら塩分が半量になっています。レモンや酢などの酸味や、わさび、しそ、しようがなどの香辛料も積極的に使いましょう。
高血圧の人はまず塩分を減らす努力をします。食習慣ですから慣れの問題ですので毎日減塩食を続けているといつの間にか減塩に慣れてしまいます。
漬物、みそ汁、塩鮭など塩分の多い食品が好きな人にとってはつらいことかもしれません。でも、そんな人にもうれしい話があります。それはカリウムの助けを借りること。血圧を上げる犯人は食塩中のナトリウムですが、カリウムにはナトリウムを外に追い出す働きがあるからです。
塩辛い食事が中心の東北地方では高血圧の患者が多いといわれています。しかし、青森では比較的高血圧患者が少ないといわれています。
これは、カリウムを多く含むりんごをたくさん食べているおかげとか。減塩はつらいけれど高血圧が心配という人は、カリウムの多い食品を積極的にとることも意味がありそうです。
血圧は気になるけど、みそ汁が大好きという人には、「箸の立つ」みそ汁をおすすめします。これは箸が立つほど具だくさんのみそ汁、ということ。みそ汁に入れる具というと、いも類や大根などの根菜、小松菜などの葉野菜や豆腐や油揚などですね。
これらはみんなカリウムが多いものばかりです。これらの食品に含まれているカリウムは、みその塩分と結合して塩化カリウムという物質になり、血圧を下げる働きをします。カリウムはナトリウムを追い出すばかりでなく、血圧を下げる成分もつくりだすなんて、うれしい話だと思いませんか。
みそ汁の定番の具であるわかめに含まれているヌルヌルの成分であるアルギン酸は、体内で食塩のナトリウムと結合し、アルギン酸ナトリウムになります。アルギン酸は食物繊維の一種で、消化されずに腸内を通過する成分で、ナトリウムを体外に排泄する作用があります。みそ汁や酢の物など、毎日の食事にわかめを登場させたいものですね。
かつては高血圧の原因といえば、みそ汁や漬物などを中心とした塩分の多い食生活でした。しかし最近では、塩やみそ、正油などの調味料ではなく、加工食品に含まれる塩分が問題となっています。加工食品は濃い味つけのものが多く、どうしても塩分過剰になりがちだからです。最近は、健康のために肉より魚をとろうとする人が増えていますが、干物や粕漬けの魚などではIPA やDHAをとることと引き換えに、塩分を多量にとることにもなりかねません。
血圧が高い人は、動脈硬化をおこして毛細血管がもろくなっています。こんな心配があるなら、ビタミンPをとります。ビタミンPは毛細血管から血が浸み出すのを防ぎます。ビタミンPはフラボノイドとも呼ばれ、植物性の色素の一つで、みかんのすじや袋、そば湯、玉ねぎの皮などに多く含まれています。
そばにはビタミンPの一種のルチンが含まれているので、昔から高血圧にいいといわれています。しかし、ビタミンPは水溶性なので、ゆでたそばにはビタミンPはほとんど残っていません。そば湯やそば茶、あるいはそばがきならビタミンPがしっかりとれます。
コラーゲンは細胞と細胞の橋渡しをするセメントの役目をはたす成分で、ビタミンCの働きで合成されます。このとき、ビタミンCと一緒にビタミンPをとると、血管壁がさらに丈夫になります。もともとみかんの実の部分には、ビタミンCがたくさん含まれていますから、みかんを袋ごと食べればビタミンPとビタミンC が一緒にとれてさらに効果的だというわけです。
減塩食にチャレンジ - 高血圧を改善する方法は、血圧を下げる方法から外食時にできるだけ減塩の食事をとるための注意などがあります。料理で気を付ける点は、出汁を上手に活用する方法が紹介されています。
生活上の気を付ける点がまとめてありすでに血圧が高い人にはおすすめです。
高血圧を改善する食事
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