唾液の効能2「細菌に対抗」

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唾液には、細菌と闘う成分がいろいろ入っています。食物を通じて人間の体には外から細菌が入り込んで来ますが、唾液には抗菌性のある成分が含まれているため、細菌の発育を抑制して体を守るほか、口臭予防の役割も果たします。

その中の一つにIgA (免疫グロブリンA)があります。唾液に分泌される抗体で、外から入ってくる細菌の発育を初期段階で抑制する作用があります。初乳にとても多く含まれているとされ、生まれたばかりの赤ちゃんを細菌の感染から防ぐという重要な役割を担っているのです。

唾液には、常にIgA (免疫グロブリンA)が分泌されています。動物がケガをすると、よく傷口をなめたりします。唾液には抗菌作用があるということを、長い問の経験で知っているのです。

このほか、唾液には、味覚を敏感にする成分、タンパク質やデンプンを分解する成分なぞ、さまざまな成分を含んでいます。

唾液に含まれる主成分と役割

外分泌

  • ムチン...食物を嚥下しやすくする
  • アミラーゼ...デンプンを分解し、麦芽糖にする
  • リゾチーム...抗菌作用
  • ペルオキシダーゼ...発がん物質の作用を弱くする
  • シスタチン...たんぱく質分解酵素阻害作用
  • スタテリン...カルシウムと歯を強くする
  • ガスチン...亜鉛と結合して味覚感覚をあげる
  • ラクトフェリン...鉄分と結合して作用し、細菌の育成を抑制する
  • アルブミン...口の中を滑らかにして乾燥を防ぐ

内分泌

  • EGF(上皮成長因子)...皮膚、口腔粘膜、胃腸、血管などの細胞の増殖
  • NGF(神経成長因子)...神経節や神経穿刺の発育促進

唾液分泌のメカニズムと唾液の効能7項目