アロエのおかげで胃の調子も万全

この町に店を開いて25年、いつでものれんが下がっていて、いつでもなじみの店主がいて、いつでもおいしい中華料理が食べられる...そんな店を目ざしてきました。定休日なしの年じゅう無休で、営業時間は夜中の1時半までです。従業員はやとわずに、調理もすべて私ひとりでこなしています。
まあ好きでなければできないことかもしれませんね。

私はことし還暦なのに、連日の激務のわりには、若々しく肌つやもいいというので、町内の仲間に秘訣を聞かれました。そういえば、もう何年も飲みつづけているアロエ酒がいいのかなあ...と思い当たったわけです。

アロエは女房と女房の母親であるおばあちゃんが昔から育てていて、家のまわりに鉢がずらっと並んでいますよ。ホワイトリカーを使ったふつうの作り方ですが、うちのは氷砂糖を1kg入れますから、原液は甘いんです。でもホワイトリカーのきつさがやわらぎ、好みで水や氷や炭酸で割って飲むと、むしろこの甘さこそが疲れをとってくれる気がします。アロエの葉は3〜4cmに切り、エキスが出やすいように包丁で切れ目を入れます。
ホワイトリカーに漬けたまま、冷暗所に1年くらいおいて、そのあと葉をとり出していますが、うちのおばあちゃんは、この葉を捨てずに保存して、胸やけのときなどにかじっています。氷砂糖が多いので、アロエの苦みが軽減されていいようです。
私は毎日さかずき1杯強を水で割って飲んでいますが、少量でも30年もつづけていると『継続は力なり』なんですね。お客さんの状況で、食事もままならない不規則な毎日でも、胃もこわさず、カゼさえひかず、医者にかかることもなくてすんでいます。

うちのおばあちゃんの体験をお話ししますと、3年前、胃にポリープができて悩んでいたのですが、アロエ酒を朝晩8カ月間飲みつづけたら、次の検診のときには、そのポリープが自然に消えてしまっていました。ほかにも友人の八百屋のご主人が、店に来ては「胃が痛い」「薬が効かない」といっているので、うちのアロエ酒を小瓶で分けてあげたところ、いまではすっかり症状がおさまったといっています。このご主人、こんどは自分でアロエ酒を作ると張り切っていますよ。

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