内臓を強くするための栄養

内臓を鍛えようと思ったら、しっかり「栄養をとる」ことは欠かせません。コンビニエンスストアやにもスーパーマーケットに食べ物があふれるこの時代、栄養不足になるなんて、理解しがたいかもしれません。でも実際、視力のトラブルを抱える方の3割は、「栄養障害」が原因で、目の病気になっています。

特に20〜30代の独身男性で「見えづらくなった」という人は、9割以上、栄養が足りていません。生活スタイルをのぞいてみると原因がはっきりわかります。

朝はギリギリの時間に起きて、朝食抜き、または、コンビニでおにぎりや菓子パンなどを買う。そして昼はラーメンや井もの、ファストフードなど、カンタンに食べられるものばかり。夜は疲れて面倒なので、ビールにつまみだけ。

これでは空腹は満たされても」ビタミンやミネラル、タンパク質など、体に必/要な栄養がまったくといっていいほど摂取できていません。体や器官を健康に保つためには、「何でもいいから、噛んで飲み込む」だけでは、ダメなのです。

人間に必要な栄養素は50種類ほどあります。そして、その中のタンパク質、脂肪、炭水化物の3大栄養素に、ビタミン、ミネラルを加えた5大栄養素が柱となって、体をつくります。ですから、米、肉、魚、そして野莱をバランスよく食べないと、本当に「食べている」ことにはなりませんし、添加物の多い加工品ばかり食べていると、その毒素を分解する肝臓に負担がかかり、目にも悪影響を及ぼします。

食べ物は、胃腸で消化吸収されたあと、肝臓にいって各栄養素に分解、合成され、全身に送られます。ですから「食べる」ということは、きちんと栄養を肝臓まで届けることにほかなりません。

しかし胃腸が弱っていると、肝臓に届く前に、消化不良で下痢などを起こし、′腸で吸収されずに排泄されてしまいます。

こうして栄養が足りなくなると、肝臓はどうするか?なんと、自分の体を溶かして、栄養分を吸収しはじめます。いってみれば、脂肪が減るのも、自分を溶かして消費していることです。

脂肪だけでなく、骨やほかの臓器から栄養をとるということも起こります。つまり、自分で自分を、食べているのです!

近年は、老化するにつれ、骨がやせ細ってスカスカになっていくことがわかっています。頭骨などは、明らかに形が変わって小さくなってしまうのです。

だから、顔にシワが寄るのですね。これはたんに、ホルモンの変化で新しい骨がつくられなくなったのではなく、栄養不足という単純な面も、原因として大いにあると思うのです。

飽食の時代だからこその「栄養失調」の意味もわかります。

自分で自分を食べる...。そんな恐ろしいことにならないよう、きちんと栄養を摂取しようと思ったら、「木の根っこ」である、「胃腸」を鍛えることが重要になってくるのです。