「見える! 」と脳が信じることが、回復のカギ


「脳の見る力」をアップさせるには、酸素をたっぷりとり込む以外にも、「見える! 必ず見えるようになる! 」とも脳が確信することも重要です。

あなたにも、「できる! 」と思ったらできて、「ダメだろうな... 」と思ったら、やっぱりできなかったという経験が1つや2つ、あるはずです。

たとえば自転車に乗ること。はじめてチャレンジしたときは、うまく乗りこなせなかったでしょう。でも、まわりの友達や大人はみんな、カンタンそうに乗っている。誰もができて当たり前なのだから、あなたも「乗れて当然」と思います。

すると、練習するうちに必ず乗れるようになるのです。

しかしたとえば、あなたは人前で話すのが好きで、自分ではうまく話しているつもりだったのに、先生から「あまりうまくないね」といわれたとしましょう。そこで、「そうか、自分は人前で話すのがヘタなんだ」と信じてしまうと、「どうせ下手だし」とあきらめてしまい、本当にどんどん話し下手になっていきます。

ものを見るのも同じこと。脳が「どうせ見えない」とあきらめてしまうと、いくら目の機能が改善しても、視力はなかなかあがりません。近年、視力が低下する人がふえている根本原因には、もちろん酸素不足がありますが、「パソコンを使うから仕方ない」「視力はいったん悪くなったら、よくなることはない」といった、ネガティブな思い込みがあることも、大きく作用しています。

そう思い込んでしまうと、脳は、「そうか、よくならなくても、しようがないんだ」とあきらめて、働こうとしなくなってしまうのです。視力を改善したいなら、「目はよくなる」と、脳にいい聞かせ、あなたもそれを信じなければなりません。本来、1.5くらいは見えるのが、脳にとって当たり前の自然な状態です。

それが見えないのですから、脳だって自信を喪失してしまいますし、ストレスなのです。その脳のイライラが原因で、自律神経のバランスをさらにくずしてしまい、負のスパイラルがつくられることもあります。

本当は、脳も目も、よくなりたがっているのです。

「どうしてもフライトアテンダントになりたい」という女性の話です。筆記試験と面接には合格しているのですが、視力だけが基準に達していないと、半分泣きそうになって来たのです。 彼女の視力は0.05。フライトアテンダントは、裸眼で0.1以上の視力が要求されます。

万が一の緊急事態にも、お客様を安全に案内できる視力が要求されるのです。

0.5とか01の人の視力をあげるのは、比較的たやすいのです。けれども、0.1未満になると、視神経が極度に劣化していて、短期で視力を回復させることは難しくなります。そうはいっても視力検査の日は、もう1週間後に迫っています。たった1週間で0.1以上の視力にしなければなりません。

「できることはすべてお伝えしますから、毎日、時間がある限り、すべてのトレーニングを必ずやるよう、死力を尽くしてください!」と、指導しました。

特に彼女の場合は、時間がなかったので、「脳の、緊張を解いてリラックスさせる! イメージ法」を入念に行なってもらいました。

幸い彼女は、きちんと実践してくれたため、1週間でなんと0.2まで視力が回復!見事、試験に合格し、今では大空を飛びまわっています。脳を元気づけることの大切さを実感したケースでした。

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