スプラジアが挑戦したダビンチの短時間睡眠法は

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ダ・ヴインチが活躍した時代から400年後のイタリアに、スブラジアという人がいました。彼は劇作家や俳優、演出家、音楽家として、舞台やテレビで活躍していましたが、さらによい仕事はできないかと考えました。そこで目をつけたのが、同邦の大先輩であるダ・ヴインチの睡眠法です。スブラジアは、四時間ごとに15分眠る生活パターンに、ダ・ヴインチの創造性の秘密が隠されている、と感じていました。

そこで彼は、さっそくダ・ヴインチ式の超短時間睡眠法に挑戦しました。初めはとても眠くて大変でしたが、不思議と1ヶ月もたつと生活パターンにも慣れ、仕事にも支障がなくなりました。しかしスブラジアは、この生活を6ヶ月で中止してしまいます。健康上の問題が生じたわけではありません。彼は中止の理由を、4つ挙げています。
まず、ダ・ヴインチ式超短時間睡眠法は、実行可能であることがわかったこと。そして、この睡眠法を持続して行なえることの証明には、6ヶ月もあれば十分であること。さらに、ダ・ヴインチ式睡眠法を始めた理由である創造性の向上は、全くみられなかったこと。最後に、これが一番の理由のようですが、生活パターンが家族と合わず、特に子どもから無視されてつらいことでした。

スブラジアの挑戦は、強い意志を持って行なえば、ダ・ヴインチ式の超短時間睡眠が実行可能であり、半年間は続けられることを証明してくれました。そしてこの間、日常生活には支障をきたさないこともわかりました。ただし、生活の質や創造性については、睡眠時間の長短とは別次元の問題のようです。

質の高い睡眠(短深眠法)

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