寝室の環境作りが快眠に大きく影響する

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人間は、音に対してかなり敏感に反応します。図書館並みの静けさが睡眠時には必要となります。そうでない場合、睡眠の質が悪くなります。自動車の騒音や隣家の生活音など外部の音に対しては、窓を二重ガラスにしたり、厚めで長めのカーテンに替えたりするうことで対応します。
新築する予定なら、遮音効果の高い住宅を建てると安心して眠れます。どうしてもうるさいときには耳栓が有効ですが、目覚まし時計のアラーム音が聞こえることを確かめておく必要があります。
寝室での音のレベルが40〇デシベルを超えると、眠りに悪い影響を与えます。では、生活の周りの音は、どのくらいの大きさなのでしょうか?家の外からの音は、次の程度です。

  • 車のアイドリング…65~75デシベル
  • ドアや窓の開閉音…70~80デシベル
  • 犬の鳴き声…90~100デシベル
隣人や上下階がうるさく感じるのなら、思い切ってその人と仲よくなる努力をしてみましょう。
同じ大きさの音でも、発生源の住人と親しくなると、騒音と思わなくなります。外からの音に対する遮音性能が高い家に住んでいると、家の中の生活騒音が気になってきます。特に静かな夜には、家電製品の音がうるさく感じます。家の中の騒音レベルは、次のとおりです。
  • 温風ヒーター… 45~55デシベル
  • エアコン… 40~60デシベル
  • 電子レンジ… 50~55デシベル
  • 風呂または給排水音… 55~75デシベル
生活騒音を減らすためには、電化製品を選ぶときになるべく静かなものを買ったり、家事の時間帯をやりくりする必要があります。それでも音が気になって寝つけないときには、好きな音楽を流してみてください。マスキング効果といって、大きな昔で小さな音を隠してしまうのです。静かなクラシックや、リラックス効果がある曲を集めたCDを、試してみるのもよいでしょう。
特におすすめは、モーツァルトの音楽などは快眠効果が高いと人気です。

生活音というのは、気にならなければ全く気にならないのに、耳についてどうしてもそれが気になってしまう場合が多いようです。
日中にある程度、体を動かすなどの昼間の生活習慣も重要です。寝る1~2時間前にストレッチなどを行うのもおすすめです。

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