布団の中の保温は湯たんぽを使う

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朝まで快適に布団の中を保温するには、「湯たんぽ」がおすすめです。眠る直前に湯たんぽを作っても、布団は暖まりません。夕食のときにお湯を沸かして、湯たんぽに入れます。金属製や陶器製のものなら沸騰したお湯を、ゴム製なら70度 が適温です。できた湯たんぽはすぐに、布団の真ん中あたりに入れます。
そして眠るときに、邪魔にならないところへずらします。普通は足元に湯たんぽをずらしますが、胴体のそばに置くとよいこともあります。
大きな筋肉がある太ももやお尻、お腹、二の腕、あるいは血管やリンパ腺が集中している首や脚の付け根などを温めると、内臓の血液やリンパ液の循環量が増えて、体の中心の温度が上がります。そして温かくなった血液が手足へ運ばれて、冷え性も改善されます。

湯たんぽを使って冷え性の改善を調べた研究では、寝つきがよくなったり、夜中や早朝に目が覚めることが少なくなった、という報告が多数寄せられています。
さらに腫瘍やリウマチによる痛みが軽くなったり、下痢や便秘、疲労倦怠感、咳・疾の症状がよくなることもわかりました。ただし火傷には、十分注意してください。
特に低温火傷は、思ったより重症になりやすいものです。湯たんぽは、厚めの生地で作られた袋状のものに入れて、口をしっかりと縛り、肌に直接触れないようにしてお使いください。家に帰ってから眠るまでに時間がないときは、布団乾燥機が役に立ちます。
布団乾燥機なら短時間で、布団を理想温度の33度まで暖められます。難点は音が大きいので、少しうるさいです。
また、布団の素材の種類によっては、使用できないこともありますので、確認が必要です。

足元あったか快眠グッズ(一覧)では湯たんぽ以外でも体を温める快眠グッズが多数紹介されています。
冬期間は、下半身を穏やかに温めることが快眠につながりますので「ほんのり温かい」と思うグッズを使うのがポイントです。

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