「神経症性不眠症」あるいは「原発性不眠症」ともいわれるものです。精神的なストレスや不適切な睡眠環境が原因で起きた、一過性不眠から始まります。多くの人は、不眠の原因であるストレスがなくなったり、睡眠の環境が改善されれば、また元通り、快眠できるようになります。
しかし神経質な性格の人は、「この不眠状態がずっと続いて、今に大変なことになる」などと過剰な危機感を抱いて、強い不安や恐怖を感じます。こらが原因となって強烈なストレスにもなります。
そのため不眠を何とかしようと焦って、逆に自分の睡眠状態に過度にとらわれるので不眠が固定化してしまいます。
これが「精神生理性不眠症」です。負のスパイラルとはよく言いますが、まさにぴったりの状態です。
この病気は、不眠を訴える患者さんの中で占める割合が最も高いといわれ、睡眠障害専門外来を受診する人の、15~30% がこの病気と診断されます。年齢的には20~30歳代に始まり、中年以降に急増して、40~50歳代でピークを迎えます。性別では、男性より女性に多い傾向があります。
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