大きないびきが特徴の「睡眠時無呼吸症候群」

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2003年の山陽新幹線オーバーラン事故以来、「睡眠時無呼吸症候群」が注目を集めています。この病気では、睡眠中に窒息状態となるため、睡眠の質の低下や睡眠不足を招き、その結果として日中居眠りをしてしまいます。
日中の強い眠気や睡眠中の頻回の呼吸停止に加えて、大きなイビキや朝の頭痛、ノドの渇きがあると、この病気の疑いが高くなります。

体の特徴として、あごが小さい人や肥満があると発症しやすくなります。本人が気づかず、家族がイビキや不規則な呼吸を心配して受診させたり、高血圧や肥満から偶然見つかることもよくあります。

医療機関では、終夜睡眠ポリグラフ検査が行なわれます。これは、体のあちこちにいろいろなセンサーをつけて、睡眠中の体と脳の状態を調べるものです。1時間当たりの無呼吸や低呼吸の回数が、5回以上あると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。軽症のうちは、横向きやうつぶせに寝たり、歯科で作るマウスピース型装具でよくなることもあります。

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