薬の副作用で起こる「薬剤性過眠症」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

市販の風邪薬の注意書きには、「自動車の運転をする前には、飲まないでください」とあります。これは、クシャミや鼻水を止める抗ヒスタミン薬が入っているためです。アレルギー性疾患や風邪の治療に使われる抗ヒスタミン薬は、副作用として強い眠気を起こすことがあります。睡眠薬を飲んだ翌日にも、眠気が残ることがあります。「持ち越し効果」と呼ばれるもので、薬が効きすぎているために起こります。主治医とよく相談して、薬の量を減らしたり、違う薬に替えてもらいましょう。このほか、抗うつ薬や抗精神痛薬、抗てんかん薬、パーキンソン病治療薬のドパミン製剤やドパミン受容体作動薬、高脂血症治療薬のタロフィブラートなどでも眠気が起こります。薬を飲む前には、注意書きをよく読むようにしましょう。

睡眠薬の作用、副作用はこちらに詳しい記事があります。

関連ページ