睡眠周期の調査

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眠気をコントロールする3つのリズムは、個人差が大きく、周りの環境や心身の状況によっても、周期の時間や振幅が変わります。
効率よく眠り、起きている間は覚醒皮を高く保つためには、自分の眠気のリズムを知り、うまく利用することが大切です。
自分のリズムを知るためにはまず、寝つきよく眠れて気分よく目覚められたときの、実際の睡眠時間を記録します。これは、根気よく行うことが大切です。
何日分か記録できたら、それぞれの睡眠時間を1時間半(90分)で割ってみます。きれいに割れなくても、おおよそ割り切れれば、1周期1時間半の睡眠パターンを持っていることになります。睡眠のウルトラディアンリズムは、人によって1~2時間の幅がありますから、1時間や2時間の周期でないかも調べます。

次に、睡眠の計画を立てます。睡眠が浅くなったときに目覚めると、爽快な気分で起きられます。睡眠が浅くなるのは、睡眠周期の倍数時間たったところです。
例えば、1周期1時間半の睡眠リズムを持っている人は、寝ついてから3時間、4時間半、6時間、7時間半後に起床時刻を設定すると、目覚めやすくなります。
また、眠っている時間帯も重要です。サーカディアンリズムで眠気がピークになる早朝の2~4時頃には、眠っているようにします。

夜更かししてこの時間に起きていても、脳の働きが鈍っているため効率的な作業ができません。逆にこの時間帯に眠っていると、質の高い睡眠が得られます。夜の睡眠時問が短いと、朝はすっきりと起きられても、日中の眠気が強くなります。特に、サーカセミディアンリズムがつくり出す午後2~3時の眠気対策としては、短い昼寝をとることが重要です。

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