実際、著名であったり有名ではない普通の人でも、超短時間睡眠を続けることは可能なのでしょうか?
1968年に「健康な不眠症者」と名づけられた2人が報告されました。彼らは睡眠時間が短いということを実証するために、実験室で睡眠ポリグラフ検査を受けました。
その結果、1日の平均睡眠時間が2時間46分と2時間43分であることjOがわかり、「健康な不眠症者」と命名されたのです。2人はもともと、8時間の睡眠をとっていましたが、思うところあって眠らないようにしたそうです。
するとそれが習慣となって、3時間弱の睡眠時間でも支障なく過ごせるようになりました。この2人からわかることは、まず、睡眠時間を短くするためには意志の力が重要であること、そして、短時間睡眠を生活習慣とすることができる人が存在する、ということです。
また、平均的な睡眠時問の人が、睡眠時間を短くしていった実験もあります。6ヶ月かけて少しずつ慣らしていくと、睡眠時間が5.5時間以下の短眠型になることができました。しかし、1年後の追跡調査では、全員が平均6時間以上眠るようになっていました。このことから、睡眠時間の短縮は6時間を限度にしておくことが自然ではないか、と考えられます。
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