本当に必要かどうかの見極め

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仕事や勉強をするとき、やる気が湧いてこないなら、まず、ほんとうにやる必要があるのかを考えてみることも大切です。たとえば、語学ができたら情報収集の幅も広がるし、仕事で活かせることもあると思って勉強をしてみても、モチベーションが上がらないことがありますⅦそこで、「勉強しなくても困らないのではないか?」と思い直し、実際にやめても困らなかった、というようなことがよくあります。

ほんとうに必要があるのかどうかの見極めが重要です。また、たとえば、企画書を書かなければならないとしましょう。そのとき、パソコンで何となくインターネットを出見ていると、「情報を探している」という自分への言い訳ができてしまいますが、実際は時間を使うばかりです。すると、企画書のことが気になって仕方がなくなり、企画書に向き合わざるを得なくなります。は、パソコンの電源を切り、紙のうえで企画書の内容を考えるほうがいい。それでもなかなかモチベーションが回復しないのなら、さっさと帰って布団をかぶるのがいい。布団の中で何もしない。他のことを自分にやらせてはいけません。

直近に締め切りがある仕事や勉強は、モチベーションの管理がしやすい。大きな仕事や資格取得の勉強のように、締め切りが直近ではない場合は、やるべきことを小さく区切って締め切りを作ることで、モチベーションを維持できます。それでもダメなら、その日にやるべき仕事を机の上やパソコンのデスクトップ上に開けておく。
そして、それに必ず触れるようにするのです。そのままエンジンがかかることもありますし、意識の片隅にでも置いておくことで、ふと良いアイデアが浮かび、モチベーションを回復する手がかりになることもあります。やる気になるまで放置して、自分を追い込むのも手です。持ち時間が厳しくなると、ほんとうに必要なところだけを効率的にやるようになるものですから。

仕事のやりがいは、舌只献か成長かのどちらかを実感することです。前者は、会社の同僚や顧客の役に立っているという実感。後者は、昨年より今年の自分のほうが成長しているという実感です。このいずれかの実感があれば、仕事のモチベーションが維持できるでしょう。どちらもない職場なら、転職を考えましょう。だいたい2年単位くらいで、自分がどれだけ仕事で貢献や成長をすることができるかを考えるようにしてみましょう。仕事を通じた責献や成長は成功体験になり、自信にもつながります。仕事で不愉快なことがあってモチベーションが下がったときに、趣味やお酒などで気晴らしをする人も多いでしょう。しかし、これらで仕事の憂さ晴らしをするべきではありません。一時の気晴らしになったとしても、仕事の状況が変わらなければ、時間を空費し、くたびれ、場合によっては散財してしまい、徒労感だけが残ることになります。仕事の問題はあくまでも仕事の中で解決し、モチベーションを回復させるべきです。あるべき自分と現実の自分とのあいだにごまかしを挟むと、不全感が余計に残ってしまいます。

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