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間食も自然に減って今までの服はウェストがブカブカ!

私は、若いころから、どちらかというと、ぽっちゃりとした体形でした。50代に受けた健康診断の際、メタボ予備軍といわれて以降、毎回注意されるようになりました。還暦を過ぎると、体重は67kgになっていました。

肥満ぎみなのは問違いなく、おなか周りは特に肉づきがよくなっていたのです。加えて、血圧は低めだったものの、血糖値やコレステロール値はやや高めで、基準値を超えるか超えないかといったレベルでした。そんなタイミングで始めたのが、「麹水(こうじ水)」でした。

きっかけは、麹水は健康にいいと、教えられたので、試しに飲んでみることにしたのです。麹水は、350ccのペットボトルを使って作ります。そのペットボトルに1cmくらいの黄こうじを入れ、ボトルがいっぱいになるまで水を注ぎます。これを冷蔵庫に一晩おきます。翌日は、このペットボトルから、朝晩、200ccのコップ1杯ずつ麹水を飲むようにしました。

こうして麹水を飲み始めたところ、最初に変化が現れたのは、便通でした。もともと、便秘症というわけではなく、ごく普通に便は出ていました。しかし、麹水を飲むようになってから、便通がよりスムーズで規則的になりました。特に違ってきたのは、便の形状です。バナナのような形で、かたさも適度な理想的な便が出るようになったのです。

しかも、以前とは違い、ほとんどにおいがしないのには驚きました。それ以降、体重が少しずつ減り始めました。それほど急激に減ったわけではなく、気づいたら、そうなっていたという感じです。

減量がうまくいった要因の1つは、問食を減らせたことでしょう。そのころ、私は、仕事の関係で食事が不規則になり、その埋め合わせのために、問食するクセがついていました。

ところが、麹水を飲むようになってから、問食をあまり欲しいと思わなくなつたのです。全くとらなくなったわけではありませんが、問食をする回数がかなり少なくなりました。こうしたことが積み重なって、ダイエットにつながったのかもしれません。

麹水を飲み始めて最初の1年で、5kgほどやせました。その後、5年くらいでじりじりと体重が落ち、56kgになりました。総計で10kg以上もダイエットできたことになります。ウェストもスッキリして、ベルトの穴でいえば、穴3つ分くらい縮まりました。

服も、みんなプカブカになりました。全部買い替えるわけにもいかないので、ベルトで締めあげて、大きめのズボンをはいています。やせたおかげで、体が軽くなり動きが軽快になりました。私は若いときから、腰痛があり、年を取ってからも、ギックリ腰に悩まされることがありましたが、麹水のおかげでやせてからは、腰痛に悩まされることがなくなりました。

水虫の痒みもだいぶいい

麹水の効果で10kg以上のダイエットに成功して早いもので10年ほど経ちます。今でも、この体重をキープしています。やや高めだった血糖値やコレステロール値も、基盤丁値内に収まるようになり、健康診断でひっかかることもなくなりました。

それから、これは、麹水のおかげかどうかは不明ですが、実は、水虫もよくなったのです。私は長年、水虫に悩まされてきました。両足が猛烈にかゆくなり、たびたび指の皮がむけていました。そこで、風呂に入ったときなどに、麹水を足の指に塗りつけるようにしてみたのです。

すると、完全にかゆみが消えたわけではありませんが、以前に比べると、状態はかなりよくなりました。かゆみが以前より治まり、皮がむけることも少なくなっているので、ありがたい限りです。麹水には、体内の毒を排出するような効果もあると聞いたことがあります。ひょつとしたら、私の水虫も、麹水のおかげでよくなったのかもしれません。これからもこうじ水を飲んだり塗ったりして、役立てていきたいと思っています。

水に漬けておくだけ!効能は甘酒と同等の効能、効果

米こうじは、蒸した米にこうじ菌を加えて繁殖させた物。この米こうじから、日本酒やみそが作られます。そして、近年、大ブームとなっている甘酒も!

甘酒がこれだけ大人気となり、多くのかたに支持されているのは、こうじがもたらす健康効果があればこそでしょう。ただ、甘酒を自分で作るとなると、ちょっと手問がかかります。「もう少し簡単にできないかな?」と感じているかたもおられると思います。

そこでお勧めしたいのが、「麹水」です(作り方は、こちら)。こうじ水は、こうじをそのまま水に漬けておくだけでOK。すると、こうじの有効成分が水に溶け出してきます。あとは、それを毎日飲んだり、肌につけたりすればよいのです。

これだけ簡単なら、どなたにでも実践できますね。しかも、こうじ水は、甘酒に負けず劣らず、さまざまな効能をもたらしてくれます。それでは、麹水の効能、効果についてです。第一に、腸に対する効果です。こうじ菌が、腸内で善玉菌であるビフィズス菌を増やします。ビフィズス菌が増えれば悪玉菌が減るので、腸内環境が大きく改善します。

この結果、胃腸が本来の機能をきちんと果たすようになります。便秘ぎみだったかたは、便秘が改善し、下痢ぎみだったかたも解消。いずれにしても、適度な形、かたさの健康な便が出るようになります。腸には、私たちの免疫機能のおよそ7剖があるといわれています。

こうじ菌によって腸内環境がよくなると、免疫機能が高まります。こうじ水によって、花粉症やアトピー性皮膚炎など、アレルギー疾患がよくなるかたがたくさんいるのは、こうした作用によるものです。腸内環境が整うと、さらに多くの効果が生まれます。

まず、消化を助ける酵素が分泌され、腸の働きを活発にして消化を促進します。これによって、脂質の消化吸収が適度にコントロールされ、同時に余分な脂質の排泄も促進します。その結果、コレステロール値や中性脂肪値などを下げてくれるのです。皆さんも、肉や加工食品、ファーストフードばかりを食べ続けていると、体調がすぐれないと感じることがあるでしょう。

外食が続くと、体調が低下してくるのを感じます。肉や加工食品をとっていると、腸内環境が悪化します。腸内で悪玉菌が増えて、腸内に滞留した食物から腐敗ガスが発生します。いわゆる「血液が汚れた状態」になって、血流障害も起こってきます。血流が悪化すれば代謝が低下するので、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病を引き起こします。

そこで役立つのが、こうじ水です。こうじ水によって腸内環境をよくすれば、こうした悪循環を防ぎ、血流がよくなつて代謝が上がり、体の不調が解消していくでしょう。肉食や加工食品中心の食事をやめ、発酵食品の多い伝統的な和食を心がけると、体が軽くなってくるのを感じます。こうじ水は、腸内環境を改善することで、このような多くの効果を実現するのです。

シミを抑制し美肌に変身疲労回復効果も抜群!

こうじ水には、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれていることもうれしいメリットです。特に多いのがビタミンB群です。その効果は見逃せません。ビタミンB1は、食品から得た糖質をエネルギーに変えるのを助け、疲労回復を促します。

古くから、夏パテに甘酒がいいといわれてきましたが、こうじ水にも同様の期待ができるのです。ビタミンB1は、肌の新陳代謝を促進し、美肌作りに役立ちます。それに加えて、こうじに含まれるコウジ酸には、シミの原因となる過剰なメラニン生成を抑制する効果もあります。

それに、便秘は肌の大敵。こうじ水で腸内環境がよくなって便秘が解消すれば、肌の調子もよくなっていくでしょう。さらに、こうじに含まれるポリフェノールによる抗酸化作用によって、動脈硬化を予防する効果も期待できます。

こうじ水を利用すれば、このように、驚くほど多くの健康効果が得られるのです。こうじ水を飲み始める前に、できれば、便の状態をチェックしてみてください。ちなみに、いい便というのは、においが少なく、色は黄色、バナナのような形で、かたさも適度にある物です。

逆に、便やおならが臭い、黒みがかっているなど便の色が悪い、便が細いなどの場合、それは、腸内環境があまりよくないと考えていいのです。こうじ水を飲んだことで、便がどのように変化したかを確認すると、腸内環境がどれだけよくなったかを実感できるでしょう。私

こうじが本来持っているサうりとした甘みがあって、とてもおいしいと思います。これにハチミツ、しょうがを加えれば、さらに味わいが深くなるでしょう。ハチミツこうじ水に、レモンをしぼって入れるのもおすすすめです。皆さんのお好みで、こうじ水をいろいろ工夫してみると、より楽しく続けられると思います。