くしゃみや鼻水が止まって薬が不要になった
きっかけは、テレビでした。今から1年半ほど前、朝の情報番組で、こうじの話題が取り上げられていました。以前から、私は、発酵食品の健康法に関心があり、いろいろと試してきました。こうじ水や甘酒も、発酵食品ですから、とても興味をひかれました。
それで、自分でも試してみることにしたのです。麹水は、ポットに糀を入れて水を注ぎ、冷蔵庫で8時間寝かすだけで作れます。これを、水がわりにどんどん飲むようにしました。毎日500ccくらいの麹水(こうじ水)を飲んでいます。
また、甘酒も手作りしています。作った甘酒は冷凍しておき、この甘酒も朝晩飲みます。私の家は山のふもとにあり、春になると、スギの花粉が大量に飛んできます。このため、私は、もう何十年にもわたって、花粉症に苦しんできました。
家の裏手に、大きなスギの木が2本あるので、花粉が飛ぶ時期は、もちろん窓は開けられません。そこで、花粉が飛ぶ前から早めに薬を飲み始めるのですが、それだけ備えておいても、ひどい鼻水くしゃみ止まりません。
毎年、そんなふうに花粉症とつきあってきたのです。ところが、麹水を飲んでからは、花粉が飛ぶころになっても、なんともありませんでした。
一応、病院で薬はもらっていたのですが、くしゃみも鼻水も、大したことがないため、薬を飲む必要を感じませんでした。我が家は、果樹園を経営しています。果樹園は、自宅周辺よりも花粉が多く飛んでいるので、仕事に出かけるときはしっかりとマスクをつけ、花粉を防ぐ重装備で出かけなければなりませんでした。
しかし、麹水のおかげで、マスクも薬も使わず、果樹園に行lナるようになったのです。麹水を始める前に花粉症にかなりの効果が期待できると聞かされていましたが、私の場合は、かなり重症の花粉でしたし、花粉が周辺に蔓延している山のそばで暮らしているので、正直、そこまで効くとは思っていませんでした。長い問苦しんできた症状がピタリと止まったのですから、ほんとうに驚きました。
体力がついて疲れ知らずの体になり、夫の看病も疲れ知らずだった
私の夫がクモ膜下出血で倒れ、その後、1年ほどの闘病生活を経て亡くなりました。夫の闘病中は、果樹園の仕事をこなしつつ、病院に通う日々が続きました。病院は自宅からかなり遠く、行き帰りで2時問もかかるところでした。
通うだけでも大変でしたし、夫の病状についての心配や不安も大きく、常にストレスがかかっていたことは間違いありません。しかし、その問、私は一度も病気になることなく、夫のそばにつきそい、最期まで看取ることができました。
このようにつらく過酷な日々を、なんとか倒れずに過ごすことができたのは、こうじ水のおかげだったような気がするのです。なにしろ、以前よりも体力がついて、非常に疲れにくくななっていました。もし、麹水の助けがなかったら、きっと、私は看病疲れのために、倒れてしまったかもしれません。
ほかに麹水の効果としては、美肌効果が挙げられるでしょうか。麹水を作るのに使ったこうじは、袋に入れてお風呂に入れています。また、こうじ水自体も、化粧水がわりに朝と晩に肌につけています。すると、肌の状態がとてもよくなってきました。肌は、化粧水をつけているときよりもしっとりとしています。
しかも、肌にハリが出て、シワが全くといっていいほど気にならなくなつたのです!ほかにも、麹水を飲むようになってから実感した効果があります。それは、お通じがよくなったことです。もともと、それほどひどい便秘ではありませんでしたが、こうじ水ですっかり胃腸の調子がよくなりました。おかげで、便通も極めてスムーズになつたと実感しています。私は以前から、いろいろな健康法を試してきましたが、麹水を始めてからは、ほかの健康法はほとんどやめてしまいました。でも、麹水だけは、これからも続けていきたいと思っています。