白内障 塩分濃度が高いため減塩が必要

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白内障 塩分濃度が高いため減塩が必要です。減塩は、どんな病気にも必要となってきますが、白内障の場合にも減塩が欠かせません。

白内障 塩分濃度 に注意塩分の摂取量が多いほど 白内障 が多発している

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白内障を招く原因は、紫外線やドロドロ血液などさまざまですが、みなさんに水晶体を濁らせる盲点として注意してほしいことがあります。それは、塩分(ナトリウム)のとりすぎです。
実は、白内障の患者さんの日は、健康な人の日に比べて、ナトリウムの濃度が極端に高いことがわかっているのです。

私たちの体の細胞や組織の働きは、体内のミネラル(無機栄養素)バランスがうまく保たれて初めて正常に維持されます。
逆に、なんらかの原因でミネラルバランスが少しでもくずれると、細胞や組織の働きに異常が生じてしまいます。

水晶体は、水分がとりわけ多いため、ミネラルバランスの影響を特に受けやすい部位です。そのため、体内のナトリウム濃度が過剰になると、水晶体の代謝(栄養や老廃物の受け渡し)が滞り、老廃物が蓄積されて水晶体を透明に保つ働きに異常が生じる結果、水晶体が濁ってしまうのだと考えられます。

実際に、ガンの食事療法を世界に普及させた米国の高名な医師である故・マックス・ゲルソン博士は、白内障の人と健康な人の日のミネラル濃度(角膜細胞の電解質濃度)を調査した結果を報告しています。

その調査によると、健康な人のナトリウム濃度は5.5だったのに対し、白内障の人は12.0と2倍以上ありました。
しかも、ナトリウムと正反対の働きをするカリウム濃度は、健康な人の5.1に対し、白内障の人は0.6と8分の1しかありませんでした。

また、オーストラリアの研究でも、食事での塩分摂取量が多い人ほど、白内障の発症率が高いという結果が得られており、白内障の予防には減塩が絶対に不可欠なのです。

塩分を控える縄文食がおすすめ

減塩が白内障の予防に役立つことは、私自身が体験してい実証済みです。私は16年前から、ゲルソン博士が開発した食事療法を日本人向けに改良し、これを「縄文食」と名づけて主にガンの患者さんにすすめるとともに、自分でも実践してきました。
縄文食とは、簡単に説明すると、

  1. 塩分・動物性脂肪・動物性たんばく質を極力とらず
  2. 全粒穀物・野菜・果物・海藻・キノコは多くとる

要するに縄文人によく似た食事のことです。縄文食は、日本の縄文時代(約1万3千年前から2千3百年前)に食べられていたとされる食事をイメージします。縄文時代の食事は、自然の恵みを活かしたシンプルで健康的な食事でした。塩分を控えた食生活に適しており、現代の健康志向に合った食事法として注目されています。

縄文食の効果は驚くほど大きく、余命数ヶ月と診断された末期ガンの患者さんでもガンが縮小し、やがて消失する例が少なくありません。

縄文食のメリット

  • 縄文時代には加工食品が存在しなかったため、添加物や保存料などは一切含まれていません。
  • 調味料としての塩や醤油が普及していなかったため、自然の味を活かした料理が中心です。結果として、塩分摂取量は現代よりも大幅に低かったと考えられます。
  • 季節の野菜や果物を中心に、自然な甘みや風味を楽しむことができます。例えば、山菜や野生のベリー類などが含まれます。
  • 体の中に過剰な栄養が蓄積されず、現代人にはアンチエイジングにも役立ちます。

こうした縄文食のメリットに加えて白内障が改善し、視力の回復する患者さんがとても多いのです。かくいう私自身も、縄文食を続けているせいか、64歳の今でも両目の裸眼視力は1.0 あります。
老眼鏡は必要なく、白内障は兆候すらありません。おかげで、視力と体力を要する外科医の仕事を、今も現役で続けることができており、日々、充実した生活を送っています。
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