白内障は塩分の摂りすぎに注意する

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生活習慣をしっかり改善すれば白内障は治る

白内障は、目の中の凸レンズである水晶体が、なんらかの原因で黄白色に濁ってしまう病気です。

白内障になると、視野がかすんで視力が大幅に低下したり、色の識別が困難になつたり、光を異常にまぶしく感じたり、物が二重に見えたりするなどの症状が現れます。

かつて白内障といえば、失明の重大原因でしたが、今は手術技術や眼内レンズの発達により、失明を回避できるようになりました。
白内障の治療では、点眼薬や内服薬を用いながら経過を見守り、必要に応じて手術を選択するのが、主流となっています。
一般に、白内障は誰にでも起こる老化現象で、手術以外に、防ぎようも治しようもないと考えられているようです。
しかし、実際は少し異なります。

眼科医として多くの白内障の患者さんを診療してきた経験からいえば、白内障は単なる目の老化現象ではなく、全身病であり、生活習慣病である、と考えざるをえません。
そして、全身の生活習慣病である以上、高血圧や動脈硬化と同じように、生活習慣を見直せば、悪化を防ぐことも、視力を改善に導くことも決して不可能ではないと考えているのです。

そうした中、白内障を招き悪化させる原因として特に問題と考えているのが、「ドロドロ血液」と「青白い光」の2つです。

まず、ドロドロ血液とは、食べすぎや栄養の偏り、運動不足などにより、血液中の糖や脂肪が過剰になり、血液の粘りけが増して血流が悪くなった状態を指します。ドロドロ血液が動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞を招く重大な原因になることはよく知られていますが、目に悪影響を及ぼして白内障を招くことはあまり知られていません。

血液は、全身に酸素と栄養を供給し、二酸化炭素と老廃物を回収する重要な役目を担っています。つまり血液は、新陳代謝(古いものと新しいものの入れ替わり) の要といえます。にもかかわらず、ドロドロ血液を放置していると、日の中の新陳代謝まで滞ることになります。

とりわけ水晶体は、水分が約66% と多く、ただでさえ新陳代謝が活発なので、ドロドロ血液による悪影響を受けやすい部位といえます。
ドロドロ血液によって水晶体の新陳代謝が滞れば、その内部はおのずと老廃物で満たされることになり、その結果として、水晶体の濁りを助長し、白内障を招いてしまうというわけです。

しかし、ご安心ください。悪しき食生活を改めてドロドロ血液を解消しさえすれば、水晶体の濁りが取れ、低下した視力が回復する例が非常に多いのです。そのための具体的な食事法についても重要です。

雪国の人は冬もサングラスが必須

次に、青白い光とは、日光に含まれる紫外線と、パソコンやテレビ、携帯電話の画面などから放たれる画面光のことです。

実は、これらはいずれも、目に活性酸素(攻撃力の強い酸素)を大量に発生させて、水晶体の濁りを招く大きな原因になるのです。特に紫外線には注意が必要で、世界的な調査でも、紫外線が強い熱帯地域や高地では、白内障の発症率とそれによる失明率が著しく高いことが明らかになっています。

日本では、春から真にかけて紫外線の量が増えるため、冬は無用心になりがちですが、冬でも春夏の四分の一の量の紫外線が降り注ぐことがわかっています。ましてや、雪面は紫外線の八割を反射するので、雪が積もったときは実際の紫外線の量の2倍近くを浴びることになります。したがって、冬の間も紫外線対策は怠らないようにしなければいけません。

日陰を歩く、紫外線カット機能のついた眼鏡やサングラスをかける、つば広の帽子をかぶるなどの対策が有効です。

一方、可視光線(目に見える光線) である青白い画面光は、目に見えない紫外線よりもずっと有害との説もあります。
こうした画面光の害を防ぐためには、パソコンや携帯電話の使用、テレビの視聴を必要最低限にとどめるようにしましよう。また、画面光の強さを弱く設定したり、目から画面をできるだけ遠ざけて使ったりすることも有効です。

さらに、青白い光を吸収できる淡い黄色の保護機能つきカラーレンズを入れた眼鏡を使うのもおすすめです。これは、眼鏡店で作ることができます。紫外線や画面光のほかに、薬の多用、喫煙、過度の飲酒、夜型生活も、目に活性酸素を大量に発生させ、白内障を招く原因になることがわかっています。白内障が心配な人は、まずは、以上の点に注意が必要です。

白内障特有の症状をアサイーベリーで軽減できた体験談

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