キノコの特性を塩で引き出す、東洋医学から見ても理にかなった塩キノコ

食物繊維が豊富で手軽に摂取できる

キノコ類はヘルシーな食材として知られていますが、「傷みやすく、保存できる期間が短い」という難点があります。そこで、保存性を高めて、しかも手軽にとれる常備薬として最近、「塩キノコ」の人気が高まっています。

塩キノコは、便利でおいしいだけでなく、栄養学的に見ても、東洋医学的に見ても、多くの効用があります。

塩キノコはたっぷりのキノコを使いますが、「シイタケ・マイタケ・エリンギ・エノキタケ・シメジ」で作る塩キノコについて、おもな健康効果をご紹介しましょう。

まず、これらのキノコに共通の特長として、現代人に不足しやすい食物繊維が豊富なことが挙げられます。それにより、以下のような効果が期待できます。

コレステロール値を改善

食物繊維は人体で消化・吸収されず、腸内で余分なコレステロールを吸着して、その排泄を促します。ですから食物繊維が豊富なキノコ類は、コレステロール値を改善してくれます。

動脈硬化を抑制

コレステロール値を下げるので、動脈硬化の抑制にも役立ちます。

便秘の予防・解消

食物繊維は腸内で水分を吸収して便のかさを増します。また、腸内細菌のエサになるので、その意味でも腸の働きを整えて便秘を予防・解消します。

ダイエット効果

消化・吸収されない食物繊維が豊富なキノコ類は、腹持ちがよい、? えノンエネルギーに近い低エネルギー食品です。そのため、ダイエットに効果的です。また、キノコ類には不足しがちなビタミンB群が多く含まれます。その働きによっても動脈硬化を抑制し、皮膚炎、貧血、糖尿病などの予防・一改善に役立ちます。それぞれのキノコには以下のとおり、独自の効用もあります。

ガン予防も明かになっている

1998~2002年には、キノコのがん予防効果を調べるため、長野県で大規模な疫学調査(集団を対象に病気の原因や発生状態を調べる統計的調査)が行われました。

その結果、エノキタケやブナシメジ、ナメコなどを過1回以上食べる人は、キノコをほとんど食べない人と比べると、胃がんになるリスクが低いことが確認されました。

塩キノコにすれば飽きずに食べられる

現在、国立がん研究センターでは、「食物繊維やカルシウムを含む食材は、大腸がんのリスクを下げる」と報告しています。

キノコは食物繊維が多く、カルシウムの吸収をよくするビタミンDも含むので、カルシウムを含む食品と一緒にとることで、大腸がんの予防に役立つと考えられます。また、国立がん研究センターでは、肥満が大腸がんのリスクを高めるとしています。