簡単につくれるのがいい
毎日の食事で「キノコ」は食べていますか?キノコは風味があっておいしく、体にとてもよい食材です。
でも、みなさんにお聞きしてみると、日常的にそれほど食べてはいないようです。
これは、とてももったいない話です。キノコがあまり食べられていないのは、キノコの料理法が限られているからではないでしょうか。
でも、キノコの常備薬「塩キノコ」にしておくと、驚くほど用途が広がります。しかも、簡単にできて保存性も高いので、作りおきしておくと、とっても便利!
私自身も、塩キノコを作るようになって、料理のレパートリーがぐんと広がりました。塩キノコは、キノコに塩とお酒をまぶしてレンジで温める(もしくはフライパンで蒸す)だけで、簡単に作れますキノコが安いときにたくさん買って作っておくと、料理にいろいろ使えて重宝します。
たくさんのキノコを使った方がおいしい
キノコが余ってしまったときに「キノコのおいしさと鮮度を失わずに保存する方法はないか」と考えたとき、ひらめいたのが、塩蔵ワカメでした。
塩に漬けたワカメが長持ちするように、キノコも塩に漬ければいいのではないか、と思ったのです。
そこで、キノコをお湯にくぐらせた後、塩をまぶして保存してみました。すると確かにキノコが長持ちするので、いろいろな料理に使えて便利です。
でも、お湯にくぐらせると、せっかくのキノコのうま味が、お湯に逃げてしまいます。そこで、レンジやフライパンで加熱する方法に改良していったのです。
塩キノコは1種類のキノコでなく、いろいろな種類のキノコを使ったほうがおいしくできます。シメジ、マイクケ、エリンギ、シイタケ、エノキを使いますが、これ以外のキノコを使って作ってもかまいません(ただし、ナメコは向きません)。
たくさんの種類のキノコを使うほど、キノコのうま味が増して、食感のハーモニーを楽しめます。
「どっさりきのこ」なら12種類のキノコがたっぷり。ペースト状にして氷で固めた保存しやすい食品
また、大量のキノコも、加熱すると小さくなります。昔、キノコの缶詰をもらったとき、小さな缶にいろいろなキノコが詰まっていて、とてもおいしかったことを覚えています。このキノコの缶詰も、塩キノコのヒントになりました。
塩キノコと聞くと「しょつぱいのでは? 」と心配する人がいるかもしれません。でも、塩辛いと感じるほど、塩は入れていません。
しろ、これを調味料の代わりに使うと、ほかの味付けがいらないので、減塩に役立ちます。塩キノコのうま味と塩分で、十分おいしいからです。
ストレスなくやせてリバウンドもなし
塩キノコのよいところは、たくさんあります。まず、簡単に作れて、作っておけばいつでもすぐに使えること。忙しいときには、これほど便利なことはありません。
そして、なにより「おいしい」こと。今までのメニューに塩キノコを加えるだけで、味に深みが出たり、アクセントがついたりして、おいしさが倍増します。
さらに、どんな料理にも合います。たとえば、市販のモズクや納豆やキムチと和えたり、冷や奴にのせたりすれば、それだけで立派なおかずになります。卵焼きやオムレツに入れれば、お弁当に便利ですし、コロッケ、ギョーザ、ハンバーグ、カレーなどの具にも合います。
また、味付けしだいで、和・洋・中・韓・インド料理に変身するので、料理のレパートリーも増えます。
塩キノコを料理に使うと、かさが増すので、肉や糖質を制限している人なら、血州理なくそれらを減らせます。
ハンバーグを作るとき、肉を半分にして塩キノコを加えれば、肉の量は少なくても、しっかり肉の味を楽しめます。
また、めん類のトッピングにしたり、ご飯に混ぜたりすれば、糖質を減らせます。
肉を減らして、ご飯やめん類を半分にしても、塩キノコを使った料理を食べて、野菜スープを飲むと、満腹感も満足感もああるので、ストレスなく体重を減らせるのですべそれ以来、体重は増えていません。
また、便通がとてもよくなりますので、これもダイエット効果をさらに高めてくれます。キノコは食物繊維が多いので、おなかをきれいにお掃除してくれるのだと思います。
塩キノコは家にあるキノコや調味料を和えるだけ
相性のいい調味料
粒マスタード、ゆずこしょう、オリーブ油、ゴマ油、わさびなど。
相性のいい食材
納豆、豆腐、ショウガ、大根おろし、シラス、モズク、メカブ、ちくわ、クリームチーズ、千切リキュウリ、水菜、キムチ、カツオ節、なめたけ、ノリの佃煮、明太子、ラッキョウ、塩辛など。
保存
出来あがったものはふた付き容器に入れて冷蔵庫で保存します。
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