おいしく食べて元気になる

食物をおいしく楽しく食べる喜びは何にも代えがたいものです。自分の好きな食物をお腹いっぱい食べたときは本当に幸せですね。

また、食物は命の原点ですから、食物のカロリー、バランス、機能(体の働きを促進する) などにも気配りが大切です。多くの栄養学の専門家も「1食10品目」「緑黄色野菜」の摂取を推奨しています。1回の食事に10品目の食材を食卓に出すことはできても、1日に30品目のおかずを調理することは至難の業でしょう。ましてや、レストランで注文したら、大変な量と出費になりますね。

しかし、これは努力目標です。栄養バランスのためにもできるだけ多種類の食物を食べるようにしましょう。とくに、緑黄色野菜は繊維成分だけでなく、ビタミン、イソフラボン、ポリフェノールなど、体の働きを助ける機能性成分を含むので、大切な食材です。こ国立がんセンターが提案した「がんを防ぐ12カ条」と、古くから知られている「健康十訓」があります。

ガンは予防できる | ガン予防のための習慣
https://www.malignant-t.com/archives/1

このがん予防の提案でも、7か条は食事に関連した注意事項です。残りの5か粂は酒、たばこ、日光、運動、清潔の保持などの生活習慣に関する注意事項となっています。

江戸時代中期の儒学者である貝原益軒の『養生訓』は非常に興味深いものですが、図表7-3のように、横井也有の健康十訓も、食事、運動、薄着、日光浴、睡眠だけでなく、精神的(喜怒哀楽) な安定も含めた健康維持のためのク生活の英知〃で、今読んでも深い感銘を受けます。「温故知新」の言葉どおり、21世紀の最先端健康医学も、先人の確立した経験則を科学的に追従していると言っても過言ではありません。