最新レーザー療法は目の血流を増やして眼底出血を改善する

自律神経を安定させ目の血流を増やす

OA機器やITの普及などの生活環境の変化によって、私たちは便利な反面、大きなストレスにさらされています。その結果、肩こりや頭痛、イライラや不眠などの不快症状に悩まされる人の数も増加を続けています。

私たちは、意志とは関係なく働く自律神経によって、体の機能を調節しています。自律神経には体を活動状態にする交感神経とリラックス状態にする副交感神経があり、普通はこれらがバランスをとることで体の機能をコントロールしています。

ちなみに自律神経のバランスが崩れると自律神経失調症になります。

自律神経失調症に分類される13の症状と病気

しかし、常にストレスにさらされていると、交感神経が興奮した状態が続き、血管が収縮して血流が悪くなってしまいます。たとえば肩こりは、肩周辺の血流が悪くなり、筋肉に乳酸などの代謝物質がたまって炎症を起こしている状態です。

目の場合も同様で、自律神経のバランスがくずれると、目を動かす筋肉や、ピントを調節する筋肉など、目の周辺の筋肉の血流が落ち、疲れ目や、疲れ目重症化した眼精疲労など、さまざまな不快症状が現れます。

また緑内障が起こる原因の1つとしても、血流障害が注目されています。

このように目と血流は密接な関係にあり、その血流をコントロールしているのが自律神経なのです。そしてこの自律神経の働きに着目した治療法が星状神経ブロック療法で、さらにこの療法をより安全に、手軽に行えるのが「星状神経節レーザー療法」です。

星状神経節レーザー療法は、特殊な治療器で、組織深達性の高い近赤外線を首にある星状神経節に照射し、その温熱効果で刺激を与える治療法です。

その刺激が、自律神経の働きをコントロールする脳の部位に伝わり、交感神経の興奮状態が緩和されるとともに、目をはじめとする全身の血流量が増加します。このことで、血流がその原因に関係する目の病気や、さまざまな症状の改善、進行抑制に役立つと考えられます。

星状神経節レーザー療法は、近赤外線を照射するため少し熱感がありますが、痛みや副作用はなく、心地よい、安全な治療法といえます。

糖尿病性網膜症の視力が上がった

糖尿病性網膜症はこちら。

35歳のときに視力低下を自覚し、網膜色素変性症と診断されました。網膜色素変性症は、しだいに視野が狭くなっていく進行性の病気です。数年来の頭痛にも悩んでいました。

星状神経節レーザー療法を行つたところ、その夜から頭痛が消失しましたが、照射後5日めから症状が再発。以後、照射して4~5 日は症状がらくになり、照射をやめると症状が再発する経過をくり返しています。現在まで、視野、視力に変化はありません。

この方の場合、「照射した後は頭痛もなく、快眠できる」「視界が明るくなった、見やすくなった」という自覚的症状の改善が見られています。

現在、網膜色素変性症の進行防止のため、週1 ~2 回のペースで星状神経節レーザー療法を続けています。