緑内障 漢方薬 治療に有効な漢方薬は「苓桂朮甘湯」「五苓散」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

緑内障 漢方薬 治療に有効な漢方薬は「苓桂朮甘湯」「五苓散」です。東洋医学でも、緑内障は体内の水の流れが悪くなることによって起こる病気(水毒)と考えます。治療には体内の水はけをよくする薬(利水剤) を使います。漢方薬には血流をよくする働きがあり、その結果、視神経を保護し、丈夫にする効果も期待できます。

体内の水の流れを改善する

緑内障はなんらかの原因で視神経が障害され、視野が狭くなっていくていく病気で、主な原因は限庄にあるといわれています。目の中には、房水という液体が流れています。目の形は房水の圧力によって保たれていて、これを眼圧と呼びます。

房水が多くなると目が圧迫されて、眼圧が上がります。すると、視神経が圧迫されて痛み、視野が狭くなるのです。

従来、正常眼圧は10~21mmHGとされ、それを超えると緑内障が疑われていました。しかし、最近では、眼圧がこの範囲でも緑内障になる、正常眼圧緑内障のほうが多いと考えられています。数値はどうであれ、その人にとって眼圧が高すぎれば、緑内障が発症するおそれがあるのです。

急激に眼圧が上がる急性線内よ障では、目の痛みや吐きけなどの自覚症状があります。しかし、正常眼圧緑内障をはじめとする慢性の緑内障では、自覚症状はほとんどありません。

視野が狭くなった、欠けたと自覚できるのは、かなり症状が進んでからです。ですから、40歳を過ぎたら、定期的に眼科検診を受けるとよいでしょう。

治療には、主に目薬を使います。房水の産生量を抑え、流れをよくすることによって眼圧を下げ、その状態を維持していくのです。

目薬だけでは不十分と考えられた場合、内服薬やレーザー治療、手術という方法もあります。いずれにしても、眼圧をきちんとコントロールできれば、失明に至るリスクをへらすことができます。

進行が止まりめまいも一緒に消えた

東洋医学でも、緑内障は体内の水の流れが悪くなることによって起こる病気(水毒)と考えます。

治療には体内の水はけをよくする薬(利水剤) を使います。漢方薬には血流をよくする働きがあり、その結果、視神経を保護し、丈夫にする効果も期待できます。

緑内障で最もよく使われる漢方薬は、「苓桂朮甘湯」です。首から上の水分の滞りに効果的で、耳鳴りやめまい、頭重感、頭痛のある人におすすめの薬です。

お小水が遠いなど、全身の水はけが悪い人には、「五苓散」もいいでしょう。

ある40歳代の女性の場合は、眼圧は正常でしたが、検診で緑内障とわかりました。目薬で治療していたのですが、副作用を心配して漠方治療を選びました。

基本的に緑内障の治療に目薬は必要不可欠です。目薬の使用と並行して、漠万葉の併用を希望しました。暗点という見えない部分は出ていたものの、まだ視野の欠損が自覚できるほど、病気は進んでいませんでした。ときどき朝起きたときにめまいがしたり、ふらついたりすることがあり気になっていました。これは東洋医学的に見て、首から上の水分の滞りだと言われました。

そこで、苓桂朮甘湯で、めまいやふらつきがなくなって体調が改善しました。眼圧は10mm/HG前半を維持し、現在も緑内障の進行は抑えています。

関連ページ

  1. 眼筋ストレッチ 効果 目の疲れや乾燥老眼対策に
  2. 疲れ目、乾き、充血などのドライアイ症状を防ぐ「まばたき体操」は今すぐ行える疲れ目対策
  3. 白内障の手術時期にきているけれどやっぱり手術はイヤだ!
  4. 白内障の手術「極小切開法」をやった当時日のお風呂?食事?薬などについて 手術後の注意点
  5. 白内障の手術「極小切開法」の我慢はNG、時期を見て行う
  6. 安全性が高く日帰りできる 白内障手術「極小切開法」について 白内障の手術で認知症やうつを回避したも多い
  7. 目の老化・白内障の進行を遅らせる抗酸化ビタミンCと保護用サングラス
  8. 最新レーザー療法は目の血流を増やして眼底出血を改善する
  9. 目の周囲の血流アップ促進するカシスは緑内障の点眼治療の補助食品として優秀
  10. 緑内障 漢方薬 治療に有効な漢方薬は「苓桂朮甘湯」「五苓散」
  11. 早期発見、早期治療が必要な緑内障の確認に役立つTVノイズチェック法
  12. 新時代の老眼治療はCK手術、老眼が不要になる
  13. 3分で老眼鏡が不要になるCK手術
  14. 視力向上カード
  15. 脳内視力と眼球視力を同時に鍛える
  16. 血液をさらさらにして目の毛細血管の血流を改善する「視力回復青汁」
  17. 眼底出血を防ぐ目のためのさらさら血液にする食事療法はこれ!