赤ピーマンと黄ピーマンの食べ方

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最近では栄養素の含有量を、カロリー当たりで示す機会が増えています。従来は100 グラム当たり何ミリグラムというふうに示していたのですが、100 キロカロリー当たり何ミリグラムという式に変わってきました。

ある食品の100 グラム中に、たとえばビタミンC が10 ミリグラム入っているといわれても、専門家以外はあまりピンと来ないのが普通です。その数値が他の食品にくらべて大きいのか小さいのかもわからないし、第一、具体的に食事のなかで100 グラムとはどのくらいの量になるのかももイメージしにくいのです。

単に数字を示されただけなので、食事を組み立てていくうえで生かされることはまずないといっていいでしょう。しかし、カロリー当たりの含有量の多い食品が挙げてあると、それは素人にとっても指針となりやすくなります。ともかく、そういう食品を食べていればその栄養素が多くとれることは確かだからです。最も含有量の多い食品を10なり20なり知っていれば、かなり自信をもって食事を組み立てることができます。

カロリー当たりの含有量が多ければ、少ないカロリーで多く栄養素がとれるわけで、そういう食品で食事を組み立てていけば栄養素の欠乏を招かずにすむだろうことは素人にもわかります。

どのくらい食べたら100 ロカロリーになるのかはわからなくても、それらがその栄養素の最もすぐれた供給源であることだけは間違いないからです。

ビタミンC については表のような数値を発表しているます。これはアメリカ農務省の成分表を基に彼女がコンピューターで計算したものです。

赤ピーマンは青ピーマンの熟したものですが、カロリー当たりにするとこれが最高のビタミンC 源なのです。これはアメリカの食品を分析したものなので、したビタミンC 源であるニガウリはふくまれていないのですが、赤ピーマンはニガウリに対抗できるでしょう。

赤ピーマンの小粒のものは、少し焼くだけでそのまま食べられます。何もつけなくても美味です。網で焼いてもよいが、ステンレスの多層構造郷で蒸し焼きにすると理想的でしょう。

鍋に入れてふたをし、極弱火にかけ10分ほどで裏返し少したったら表裏返し、少しやわらかくなったらもうそれで完成。鍋に油は絶対にしきません。これは油を加えずに加熱しているのでカロリーはまったく増えていません。加熱も最小限で、ビタミンC をふくめて栄養素の破壊は微々たるものにとどまっています。そのせいもあって冷えてもおいしい。だから、弁当のおかずにももってこいである。1~2個入れておくと、それで確実に一食分のビタミンC がとれることになります。

切らずに丸のまま入れることです。かぶりつくと果汁が出て、それがまた美味です。赤ピーマンの大きなものや黄ピーマンは、種とへたをとり、3cm角くらいに切って、あまり重ならないようにステンレス多層構造鍋に並べ、ふたをして弱火にかける。あちこちこに焦げ色がつきかけたところで鍋から出してレモン汁をかけておく。

こうしておくと何日も食べられます。若いうちは少々悪い食事をしていても大丈夫です、30十を過ぎたらこういうカロリー当たりの栄養素濃度の高い食品で食事を組み立てるべきです。

20代まではカロリーを多く消費しているので食事の量も多くなります。食事の量が多ければ栄養素の濃度が低くてもなんとか必要な栄養がとれるけれども、30代を過ぎて座業が主体となるとそうはいかなくなります。食事の量が減ってくるのでカロリー当たりの栄養素濃度を高めていかないと十分な栄養の摂取ができなくなってしまうのです。

食材を使い切る方法はこちら。

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