インスリンの働きを助けるトマトとマカダミアナッツ油をあわせてとれば、血糖値が下がる

マカダミアナッツ油が血糖値下げに効果があるとわかれば、早速食べてみたいと思います。油の風味は、ほの甘くまろやかで、サラツと軽やかなのにコクもある上質な味わいです。そのままサラダにかけてもよいですし、熱に強いので揚げ物に使うこともできます。一般家庭でよく使われているオリーブオイルと同じ要領で使えると言えばわかりやすいかもしれません。

使い勝手がよく風味もよいマカダミアナッツ油ですが、血糖値下げを目的にとるのであれば、インスリンの働きを高める食材とあわせて食べればさらに効率的です。体内でインスリンの働きをサポートしているのはアディポネクチンというホルモン。これは脂肪細胞から分泌されるものなので食材から直接取り入れることはできません。ですので、アディポネクチンを増やす食材を摂取することが必要となります。

その品目が、大麦やおからなど食物繊維を多く含む食材や、豆腐を代表とする大豆加工食品、海藻や煮干などマグネシウムが豊富な食材、トマト、小松菜をはじめとする緑黄色野菜などです。どれもおすすめですが、なかでもトマトは一押し食材。それは、トマトにオスモチンという成分が多く含まれているからです。

オスモチンはアディポネクチンと非常に似た構造をしており、これもまた体内でインスリンの働きを助けています。オスモチンが便利なのは、直接食べものからとれるところで、これはアディポネクチンと大きな違いです。トマトはアディポネクチンを増やす効果をもっており、そのうえ、オスモチンも他の食材と比べ圧倒的に含有量が多い最強の食材。しかも、1年中手に入りやすく、さまざまな調理ができるので、すぐに毎日の料理に取り入れることができるのもよい点です。そんなトマトと、マカダミアナッツ油のダブルの効果で高血糖を抑えましょう。

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