「極小切開法」と一致するもの

ある程度の年齢になればほとんどの人が行う白内障手術について紹介させていただきましたが、それでもやっぱり手術はイヤだ!という方のために実際に白内障に効果のあった実際の使用感を紹介します。

白内障の新型手術についてはこちら。

白内障の症状に効果あり(体験談)

白内障は、老化現象のひとつですから抗加齢食品で症状が改善するケースもあるようです。しかし、白内障の手術の我慢はNG、時期を見て行うにもありますが、適切な時期でオペを行うのがいいでしょう。効果のあったものはやっぱり目にいいといわれるアントシアニンを豊富に含む、ビルベリーやアサイーベリーでした。

感染を防ぐためには1に清潔2に清潔

白内障で「極小切開法」の手術を受ける場合、心がけてほしいのが手術後のケアです。白内障の手術「極小切開法」はこちら。

もちろん眼科医によるケアもあります。ただ、手術は日帰りや数日の入院で帰宅されることがほとんどのため、ご自身によるセルフケアがとても大切です。

手術がどのように進められるかについては以下のとおりです。

1.術前検査・診察

手術することが決まったら、改めて綿密な術前検査と診察を行い、手術日を決めます。

2.手術説明

手術の約1週問前に行うもので、医師と看護師および薬剤師が、手術前の注意点などを説明します。

3.目薬の処方

手術の数日前から、目の中の細菌を除去して、目を清潔にすための点眼薬を処方します。以後、この薬を必ず毎日指示どおり点眼するようにしてくださ

4.

手術の約2時間前に来院してもらい、まず手術待合室に。ここで手術をスムーズに行うための点眼や内服、そして体調の管理などを行います。

手術は、点眼による局所麻酔で行われ、痛みはほとんど感じません。水晶体の除去から眼内レンズの挿入、そして、術後処置まで、所要時間は10~20分です。手術が終了したら回復室で休んでもらい、手術後の注意点やお薬の説明をします。

さて、ここからが本題です。手術後の注意点で、最も重要なことは「術後感染」の防止です。眼球の奥のほうには薬剤が人りにくいため、万が一細菌が入って増殖してしまうと、抗生物質がなかなか奥までは効きにくいのです。その結果、眼内に化膿性の炎症が発生して、急激な視力低下や目やに、激しい眼痛などの症状を引き起こすことがまれにあります。手術後の感染を防ぐためには、以下のことを守るようにしてください。

術後の注意1

手術前に処方される点眼薬やなんこ、つ軟膏は、必ず医師の指示どおりに使い、目をできるかぎり清潔にした状態で手術を受lナる

術後の注意2

手術後に処方される抗菌薬などの点眼薬も、医師の指示どおり使用する。薬の種類は手術後の経過にしたがって変わるので、定期的な受診も不可欠。

とくに感染していなくても、手術直後は目が充血する、ゴロゴロする、涙が出る、目がかすむといった症状が出ることがあります。これは、処方された点限薬を使用し、主治医の定期的な診察を続けることで、数日~2週間ほどで治ります。

ただし、万が一、急激な視力低下や著しい目ヤニ、眼痛などの症状を自覚された場合は、細菌の侵入による化膿性の炎症(術後感染) が発生した可能性もありますので、すぐに主治医に連絡してください。治療が早ければ、抗生物質の注射や硝子体手術などの治療で、炎症が鎮まることも多いのです。

酒・たばこを控え少しずつ通常の生活に

次に感染予防も含めた日常生活上の注意点についてです。手術したばかりの目はまだ弱いので、強くこすったり、何かにぶつけたりしないようにしてください。そのため、手術後数日間は保護メガネをかけるようにします。

テレビや本、新開などは翌日から疲れない程度に見てもかまいません。

手術前に使っていたメガネは度数が合わなくなって使えなくなるケースが多くあります。

ただし、新しいメガネを作るのは視力が回復して落ち着くまでの3週間くらいは待つほうが賢明です。そのさいは主治医の処方にしたがってください。

食事や入浴に関しても気をつけたい点があります。

食事の内容や量はいつもどおりでかまいませんが、お酒やタバコは1週間くらい控えます。

お風呂は、手術の翌日から入っても結構です。ただし、3~4日は熱いお湯や長湯は避けるよ、つにしましょう。

洗顔は2~3日後からできますが、目に水が人らないように注意してください。顔を拭くときには清潔なタオルを使用し、目を強くこすったり不潔にしたりしないようにします。洗髪も、5日間ほどは控えてください(ドライシャンプーや美容院での髪のみの洗髪はけっこうです)

仕事への復帰は早い時期にできますが、個人差もありますので、念のために医師と相談してください。

手術後は、おおむね1週間もすれば通常の生活に戻れますが、化膿止めや炎症を抑える薬の点眼は、医師の指示をきちんと守り、2〜3 カ月程度は続ける必要があります。

白内障は眼鏡では矯正不可能

適切な時期に適切な方法で治療を受ける。これが、自内障の対策では最も重要です。白内障について詳しくはこちら

治療はこちらのページで紹介した「極小切開法」による手術が、現在では最良の選択肢となっています。

ここでは適切な時期、つまり、「受診や手術は、どんなタイミングでしたらいいのか」という点です。まず、視力低下に気づいたら、早めの受診が大切です。白内障手術が進歩し、眼内レンズが開ひとみ発される以前の戦前には、「瞳が完全に白くなって見えなくなってから」という悲しい事情がありました。これには理由があって、当時の手術法が、水晶体が成熟するまで待って、大きなかたまりとなってから、丸ごと摘出しなくてはならなかったからです。

このため、白内障の症状が出ても受診を先延ばしにして放置し、手遅れになる方も少なくありませんでした。

しかし、極小切開法が開発された現在では、それはなんの意味もないどころか、さまざまな不利益を患者さんに生じさせるのです。

白内障も放置して症状が進むほど、さまざまな問題が出てきます。視力低下で生活が不自由になることはいうまでもありませんが、それ以外にも急性緑内障や眼内の炎症、斜視などの合併症を呼んだり、慢性緑内障や黄斑変性、眼底出血などの余病を併発するおそれもあります。

また、症状が進めば進むほど手術も難度を増し、通常の症例では発生することの少ない、合併症を起こすリスクも増大します。

白内障の代表的な症状は、「目がかすむ」「まぶしい」です。視覚にふだんと違うこうした異常を感じたら、とにかく早めに受診するようにしたいものです。

白内障になると「細かい文字が読みにくくなる」ことから、老眼と勘違いされる方も少なくありません。この場合は、老眼は近くのものだけぼやけ、眼鏡をかければクリアに見えるようになるのに対し、白内障は全体がぼやけ、メガネでも矯正できないことで区別がつきます。

日常生活に不自由を感じたときが適応期

手術の時期については、担当の医師との相談が前提ですが、一般的には「日常の生活に不自由を感じてきたら適応期」とされています。

現代社会では、生活に必要な情報の約90% 以上もが目(視覚)から取り入れられるといわれています。

たとえば、テレビや新開を快適に見るためには、0.5以上の視力が必要です。また、車を運転される方は、免許の更新に0.7以上の視力が必要になります。

視力が低下すれば、このような生活の具体的な場面でいろいろと不都合が生じてきます。

また、ご高齢者の方はつまずいてケガをする危険性もふえてくるでしょう。

こうなると行動も限定され、毎日が快適にすごせなくなります。その結果、引きこもりになおちいつたり、うつに陥ったりするケースも少なくありません。

同じ手術をするなら、できるだけ、そのような弊害が起こらないうちに、したほうがいいのです。

ただ「生活に不自由を感じる状態」というのは個人差があり、一様でないのも事実です。

仕事や生活のあり方によっては0.7の視力でも手術の時期になる方もいますし、逆にとくにご高齢の方の中には0.3でも生活に不自由をきたさないという場合もあります。

この点についてはご本人の希望や観察経過などを前提に、担当医師との継続的な話し合いが大切になります。

いずれにしても、もはや自内障は「年だから」と不自由をがまんする時代ではありません。

白内障の放置はさまざまな病気の原因になる

よく白内障と緑内障を比較して考える方がいます。そして「緑内障は放置すると怖いが... 」と、相対的に、白内障を軽く考え、放置する方も少なくないようです。

しかし、白内障も決して侮ったりせず、眼科への早期の受診と継続した診療が大切です。実際、日本人が中途失明(矯せい正視力でも0.1以下の社会的失明) する原因としては、その主座を緑内障、糖尿病性網膜症が占めていますが、白内障もいまだ高位にランクされているのです。

かつて、白内障手術が進歩する以前の戦前には、水晶体を丸ごと摘出する手術しか行われず、瞳が完全に白濁するまで待ってから、12ミリもの大きな創口(切り口) を開く手術を行わなければなりませんでした。

その名残でしょう。ご高齢者の中には「白内障は目が見えなくなるまでほうっておいていい」と思っている方もまだいらっしゃいます。

しかし、後述するように、より安全で確実な手術法が開発、確立された現在、この考え方では、さまざまな不利益しかありません。

白内障を放置していると、白濁が進む間に急性の緑内障や眼内の炎症を起こして失明するリスクもあり継続した治療が必須です。

さらに白内障のみでなく、加齢とともに、緑内障や黄斑変性、そして眼底出血といった、より重篤な目の病気を併発することも少なくありません。

また、視力がどんどん落ちることによってQOLが低下し、それが老人性うつや認知症の引き金になることも少なくないのです。

日本での高齢者の調査でも、40代では約40% 、50代では約60% 、70歳を超えると約90% が白内障を持っていると報告されています。いわば年をとれば誰もがそのリスクにさらされるわけで、その意味でも高齢化社会が進む今後、ケアが最優先される目の病気の1つになるでしょう。

白内障の治療には薬物療法と手術があります。ただ、残念ながらいまのところ薬は進行を抑えるだけの効果しかありません。

一方、手術は近年飛躍的に技術革新が進み、いまでは非常にすぐれた手術方法で完治できるまでになっています。

このため、白内障の唯一の根治法として、手術が実施されるわけです。

一度の手術であとはずっと使える

目の手術と開くと、それだけで尻込みする方がけっこういらっしやいます。痛いのはいや」といった、怖さや不安が先立つのでしょう。でも、昔ならいざ知らず、現在主流となっている柔軟な高品質限内レンズを用いた「極小切開法(MZCS)」では、痛みもまず心配ありません。

極小切開法とは、わずか約にご2ミリほどの創口から濁った水晶体を超音波で細かく分解して吸い出します。その後、同じ創口から新しい水晶体となる柔軟な高品質限内レンズを小さく折りたたんだ状態で挿入し、中で開いて固定する方法です。

12ミリ以上も創口を開き、水晶体を丸ごと取り出していたころに比べれば、安全性や有効性のもまさに隔世の感があります。

極小切開法は、目にやさしい局所麻酔(点眼) で行うので、術中、術後に痛みを伴うことがなく、大半は日帰り手術が可能です。時間も通常10~20分程度で終わります。ただし手術は、その時間の速さを競うのではなく、目の安全を第1に考える確実な手術「スローサージャリー法」が、現在、推奨されています。費用は限内レンズの挿入も含めて健康保険の適用です。

極小切開法による施術は、安全・確実に視力を取り戻してくれるだけではありません。そのことによってもたらされる生活の充足感や健康効果は、はかりしれないものがあるといえるでしょう。

なかでも、注目されているのが老人性うつや認知症に対する改善・予防効果です。高齢の白内障患者さんに、軽度のうつや認知障害の傾向が見られること。それが手術によって視力を回復することで、改善されてくること。こうした事実が、最近の大学病院眼科での研究でも明らかになっています。

ご家族から手術前は引きこもりがちで、うつ状態が多かったのに、術後は笑顔が多くなったことをよくうかがいます。また、食事もいろいろな食べ物の色が鮮やかに見えるようになって、食が進んで健康状態も良好になり、いろいろなことに興味を持つようになったという患者さんも多くいらっしゃいます。