痔を治すために効果的な食事

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痔には大まかに分けて3つのタイプがあります。
1つ目は「切れ痔」で、固い便などで肛門が切れて外傷ができたものをいいます。
2つ目は「いぽ痔(痔核)」 と呼ばれるもので、肛門のまわりの血液の循環が悪くなり、細い静脈が鬱血して、ふくらんだものです。できる場所によって外痔核と内痔核とがあります。
3つ目は痔療で、便の中の細菌が体内に侵入し、炎症をおこし化膿したものです。おできが破れて膿が出て、あとに管が残ります。これを痔療といいます。

便秘ぎみだと、何日かに1度、固くなった便が出ます。そのとき無理して出そうとして肛門が裂けることが切れ痔の主な原因となります。食物繊維の豊富な食品をとり、まず便秘を治しましょう。


寒いときに釣りをして痔になったという話を聞きます。体が冷えるような仕事をしている人も痔になりやすいようです。体が冷えると血液の循環が悪くなり、いぼ痔の原因となります。お尻を冷やさないようにすると同時に、体を温める食品をとりましょう。
また、痔がおきるのは生活態度も関係しています。下半身の鬱血を防ぐには、日ごろからよく歩くなど、脚の筋肉を鍛えておくことも大切です。

ビタミンEは血管を拡張し、血液の循環をよくする働きをもっています。そのため、痔のほか、冷え性やしもやけなどにも有効です。うなぎカツオサバ玄米大豆など、ビタミンE の多いものをとるようにしましょう。
また、薬剤や健康食品として売られているビタミンE カプセルを使ったオイルマッサージも効果的です。入浴後、ピタミンE のカプセルを切って、オイルを患部にぬり、マッサージをします。

いちじくの実の両端を切ると、白い汁がでます。この汁にはフィシンというタンパク質分解酵素が含まれています。そのため、いちじくを食べれば、腸の壁に付着した老廃物を洗い流して、お通じをよくします。フィシンは熱を加えると壊れてしまうので、生で食べるのが一番。フィシンの効用を期待するなら、1日に2、3個食べるようにしましょう。いちじくが出回っている時期は短いので、ドライフルーツにしたものを食べてもいいでしょう。

また、いちじくの葉の陰干しを煎じてお茶にして飲むと、便通がよくなるといいます。いちじくのドライフルーツもおすすめです。

痔で出血していたり、痛みがあるときは、刺激物を避けましょう。キムチや激辛カレーなど、辛いものを食べたら、痔を刺激して、悪化してしまいます。

痔を予防するには、肛門を清潔にすることが大切です。トイレをすませたあとは、前からうしろに拭くようにしましょう。また、トイレットペーパーで肛門をごしごし拭かないように。できるなら洗浄器つきのトイレがよいでしょう。

痔 | 薬を使わない食事療法(病気・症状別)

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